思いやり
2002年8月7日私の住んでいる街では、小型で可愛い「コミュニティバス」が走っている。
通常の路線バスとは違い、市(?)が運営しているバスで、1回100円。周遊バスなのだが「え?こんなところ通るの?」というルート(たとえば商店街の中とか)を走るので、買い物に行くには絶好の交通手段だ。なので私もよく利用してたりする。利用客も、通勤・通学者は路線バスを使うためか、子供や高齢者が多く、また本当に小型なので、席を譲り合う光景がよく見られるという――実にあったかいバスだ。
先日、買い物のためにそのコミュニティ・バスに乗っていたら、ある停留所から、女子高生のA子ちゃん・B子ちゃん(知らない子たちなので勝手に仮名)が乗り込んで来て、私の前の席に座った。
盗み聞きするつもりはなかったけど、いやでも彼女たちの会話は耳に入ってくる。…入ってくるものは仕方がない。悪いかな〜…と思いつつも、ついつい聞いてしまった。
彼女たちの会話はこんな感じだった。
A子ちゃん:「ねえ、ここにできたニキビ、目立つかな〜」
B子ちゃん:「う〜ん…。目立つと云えば目立つかも…」
A子ちゃん:「やっぱり?でも今日ね、C子にも同じこと訊いたんだけど、あの子、なんて答えたと思う?…『ひどいニキビだから早く治したほうがいいよ!』って云ったんだよ〜!」
B子ちゃん:「ふ〜ん…」
A子ちゃん:「私が悩んでいるのに『ひどいニキビだ』だなんて、そんなこと普通云う!?『それほどでもないよ』とか『大丈夫』とか云うのが、友達ってもんじゃない!?C子には思いやりってものがないよ!」
B子ちゃん:「………」
…ニャるほど。
A子ちゃんのニキビがどれくらいのものなのか、私自身は確認はできなかったんだけど、どうやらけっこう大きなニキビで――彼女はかなり気にしてたようだ。
で、彼女は「ニキビが他人の目にも大きく映る」とある程度の自覚を持ちつつ、C子ちゃんにその具合を訊いてみたわけだ。「ちょっと慰めて欲しいな〜」という期待を持ちながら。…でもC子ちゃんの返答は、A子ちゃんの気持ちを癒すようなものではなく、「やっぱり大きなニキビである」と、さらに自覚させるものになってしまった。
…でもC子ちゃんは本当に思いやりがないのかな?
ただ正直に云っただけかもしれないし…もしくは、C子ちゃんにとって「はやく治したほうがいいよ」という言葉が、A子ちゃんに対する思いやりだったのかも。…A子ちゃんはそれに気づいているかな??…たぶん…気づいていないだろうニャ〜…。
価値観や考え方の違いによるちょっとした摩擦って、なにも女子高生の世界にだけあるものじゃない。人間社会ではごろごろしてる話…だと思う。自分がいろいろ経験し、そして失敗していくことによって――できるだけベストな方向を見つけていくんじゃないのかな〜…。う〜ん、うまく云えない…。
でも今回出てきた3人の女子高生。私が思うに――今回のニキビ事件で一番勉強したのは――B子ちゃんだな!!(笑)
では、また♪
通常の路線バスとは違い、市(?)が運営しているバスで、1回100円。周遊バスなのだが「え?こんなところ通るの?」というルート(たとえば商店街の中とか)を走るので、買い物に行くには絶好の交通手段だ。なので私もよく利用してたりする。利用客も、通勤・通学者は路線バスを使うためか、子供や高齢者が多く、また本当に小型なので、席を譲り合う光景がよく見られるという――実にあったかいバスだ。
先日、買い物のためにそのコミュニティ・バスに乗っていたら、ある停留所から、女子高生のA子ちゃん・B子ちゃん(知らない子たちなので勝手に仮名)が乗り込んで来て、私の前の席に座った。
盗み聞きするつもりはなかったけど、いやでも彼女たちの会話は耳に入ってくる。…入ってくるものは仕方がない。悪いかな〜…と思いつつも、ついつい聞いてしまった。
彼女たちの会話はこんな感じだった。
A子ちゃん:「ねえ、ここにできたニキビ、目立つかな〜」
B子ちゃん:「う〜ん…。目立つと云えば目立つかも…」
A子ちゃん:「やっぱり?でも今日ね、C子にも同じこと訊いたんだけど、あの子、なんて答えたと思う?…『ひどいニキビだから早く治したほうがいいよ!』って云ったんだよ〜!」
B子ちゃん:「ふ〜ん…」
A子ちゃん:「私が悩んでいるのに『ひどいニキビだ』だなんて、そんなこと普通云う!?『それほどでもないよ』とか『大丈夫』とか云うのが、友達ってもんじゃない!?C子には思いやりってものがないよ!」
B子ちゃん:「………」
…ニャるほど。
A子ちゃんのニキビがどれくらいのものなのか、私自身は確認はできなかったんだけど、どうやらけっこう大きなニキビで――彼女はかなり気にしてたようだ。
で、彼女は「ニキビが他人の目にも大きく映る」とある程度の自覚を持ちつつ、C子ちゃんにその具合を訊いてみたわけだ。「ちょっと慰めて欲しいな〜」という期待を持ちながら。…でもC子ちゃんの返答は、A子ちゃんの気持ちを癒すようなものではなく、「やっぱり大きなニキビである」と、さらに自覚させるものになってしまった。
…でもC子ちゃんは本当に思いやりがないのかな?
ただ正直に云っただけかもしれないし…もしくは、C子ちゃんにとって「はやく治したほうがいいよ」という言葉が、A子ちゃんに対する思いやりだったのかも。…A子ちゃんはそれに気づいているかな??…たぶん…気づいていないだろうニャ〜…。
価値観や考え方の違いによるちょっとした摩擦って、なにも女子高生の世界にだけあるものじゃない。人間社会ではごろごろしてる話…だと思う。自分がいろいろ経験し、そして失敗していくことによって――できるだけベストな方向を見つけていくんじゃないのかな〜…。う〜ん、うまく云えない…。
でも今回出てきた3人の女子高生。私が思うに――今回のニキビ事件で一番勉強したのは――B子ちゃんだな!!(笑)
では、また♪
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