…ふふふふふふふ♪
悪いけど…2戦目も巨人が頂くのニャ!!>奈央さん
おじさん(川相ね)がまだ選手登録している限り!
(そしてコーチに篠塚がいる限り!)
私は巨人を応援するのニャ!!
松井〜〜〜!もっと打て〜〜〜〜〜!!
喝!喝!!喝!!!

というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日もお題は「家族の絆」。
こういうお題だと、やっぱアカデミー賞受賞作品が多かったりするんですが、今日取り上げる映画もアカデミー賞取ってます。…20年前なんですけどね…。はははははははは♪


「普通の人々」Ordinary People(1981・米)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0081283
監督:ロバート・レッドフォード
脚本:アルヴィン・サージェント
出演:ドナルド・サザーランド、メイリー・タイラー・ムーア、ティモシー・ハットン、他

ストーリー:
ごく普通の家庭だったジャレット一家。だが長男バックが水死したことにより、固いと思われていた家族の絆に微妙なひびが入り始める。弟・コンラッド(T・ハットン)は兄の死を自分のせいだと責め、母・ベス(M・T・ムーア)に愛を求めるが、ベスはバックの死から立ち直れず、コンラッドを愛せない。父・カルヴィン(D・サザーランド)は、そんな息子と妻の姿に心を痛めるものの、妻に対する愛に疑問を持ち始めていた。そして――

はあ…。初めて観たのは中学生か高校生のことだったんだけど、正直この映画観たとき…かなり衝撃を受けた。

長男の死をきっかけとして一家が崩壊していく様を描いているんだけど…このジャレット家というのは、タイトル通りごく普通の人たちだったりする。

父親は弁護士で稼ぎがあり、母親は理知的で美人。兄はスポーツマンで人気があり、弟は成績優秀で手がかからない。うまくいっていた一家だったのに、バックの死からどんどん歯車が狂ってくる。そんな彼らの姿を、レッドフォードはひとりひとり実に丁寧に描いているんだよニャ〜…。どの世代の人がこの映画を観ても…心に響いていくだろう。家族ってのは、ひとりだけのものじゃない。それぞれに思いと立場ってものがあるからニャ〜…。

そしてこの家庭の崩壊。たしかにバックの死がきっかけになっているけど、なにが問題だったかってのはやっぱり――愛情の欠落だったんじゃないかニャ〜…。表面上の愛ではなく、真の愛。これを心から求めているコンラッド。だけど母・ベスは……。う〜ん…私は彼にかなり共感しちゃったな〜…。父親のカルヴィンもそんな息子と妻の間に立って、オロオロしているけど…自分が家族になにを求めているのか――それを自覚していくようになる姿には、ちょっとホロリとした。いまはコンラッドに共感している私だけど、何年後かにはベスやカルヴィンの立場になっていくんだろう…。

あと――コンラッドの自分を責める姿。「もしあのとき〜をしなかったら?」…人が後悔するとき、いろんな状況や運などが絡んでいたとしても――こう思う人は多いはず。コンラッドもそう。その姿を、当時19歳のT・ハットンが演じてるけど…実に上手い。私も観た当初10代だったから、かなり共感したっけ…。でも観ていてちょっと意外だったのは、いまどきのアメリカって「セラピーは常識」ってな雰囲気あるけど、70〜80年代初めって、けっこう「恥ずかしい」と思う人が多かったんだニャ〜。10年…いや20年ひと昔、か。

ところでこの作品。レッドフォードの監督第1作目なんだけど、まさかこんな演出するとは思ってもみなかった(と書くと、私がかなり年上に思われちゃうニャ〜…藤原紀香と同じだってば〜!)。観た当時、ホントにビックリした。だって、私の記憶の中のレッドフォードって、「スティング」や「明日に向かって撃て!」のイメージだったもん。つまり――娯楽映画、アメリカンニューシネマっていうイメージ。なので、こんな社会的なドラマを丁寧に淡々と(でも胸にくる)演出する人だとは思ってなかったんだよニャ〜。まあ、今となっては「あ、レッドフォードだニャ!」とは思うけど。

ちなみに1980年度アカデミー賞で、作品賞・助演男優賞・監督賞・脚色賞をゲットしたんだけど、この作品とついつい比べちゃうのが、1999年度アカデミー賞の「アメリカン・ビューティー」。こっちも平凡な家庭の崩壊を描いているけど、不倫とか銃犯罪とか同性愛とか…そんな問題を取り込んでいるあたり、いまどきな感じ。でもどちらも伝えたいことは、実にシンプル。あ!あと父親役が演技派の曲者ってのも一緒か♪はははははははは♪

しかし…この頃のT・ハットンって、C・トーマス・ハウエルに似てるよニャ〜…。

♯こんな人にオススメ
「家庭問題で悩んでます」

もしDVDで買うならどちらにするか――
どっちも欲しいんですけど…選べと訊かれたらやっぱ「黄昏」か。でもDVDにならない可能性大なんだよニャ〜…。みんな忘れてる作品だから。

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