すちゃらか映画レビュー!(その34・前編)
2003年2月2日この「すちゃらか!」を始めて、今月で6ヶ月になります。
よく続いてるもんだよニャ〜…。
レビューで取り上げてる映画は、基本的に私が昔観たものばかりなので(でもレビュー前にちゃんと再見してます)、「すちゃらかレビュー」というよりまさに「いまさらレビュー」。…まあ、現在ロードショー中の作品や新作ビデオ作品・WOWOW放送作品などは、←でリンクしている方々や映画カテゴリの皆様がとても丁寧になさってますので、そちらをご覧になったほうがいいでしょう。どうせ私なんて、すちゃらかなレビューしかできないも〜ん!…でもって、それがウリなんだも〜ん!…だから「もっと真面目な見方できないの?」「マトモな文章書けないの?」なんて云わないで下さいまし〜!(>*さん)
そりゃ〜マジメなレビュー書こうと思ったら、いくらでも書けるけど…そういうのは高校〜大学時代の感想ノートに山ほど書いたので、いまは興味がありません。どちらかと云えば、人様のそういう文章(←でリンクしてる方々の文章とか)を読みたい――ROM派なんです。
――ご理解頂けましたでしょうか?(>*さん)
(あ、*さんというのは、このサイトの登録者さんでもどんぐり仲間さんでもありませんので。でもって論争してるわけでもないです…念のため)
あ〜あ!来週こそ、セレブネタ系でオープニングトークにしたい〜!!
…ちっ!愚痴っちまったぜ!画面が目に沁みらぁ〜っ!!
というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日のお題は「名作ハードボイルド」。
「ハードボイルド」――言葉のイメージはなんとなくわかっていても、実際どういった映画があるのか、意外に知らなかったりします。その昔、私も「へ?ハードボイルド映画って?なにそれ?」と疑問に思ったもんです。で、そのときに観た典型的な「ハードボイルド映画」を今回並べてみました。…なので(やっぱり)古い作品です。
ハードボイルド[hard-boiled]
〔(卵の)固ゆでの意から転じて、冷酷な、非情なの意〕
(1)第一次大戦後アメリカ文学に現れた創作態度。現実の冷酷・非情な事柄を、情緒表現をおさえた簡潔な文体で描写していこうとする。ヘミングウェーの初期の短編がその代表的なもの。
(2)感情をおさえた行動的な主人公の登場する探偵小説の一ジャンル。D =ハメット・ R =チャンドラーなどがその代表的な作家。
(以上、『大辞林第二版』より引用)
「マルタの鷹」The Maltese Falcon(1941・米)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0033870
監督:ジョン・ヒューストン
脚本:ダシール・ハメット
出演:ハンフリー・ボガート、メアリー・アスター、ピーター・ローレ、他
ストーリー:
私立探偵シェパード(H・ボガート)の事務所に、美しい女性(M・アスター)が依頼人としてやって来た。ある男のもとにいる妹を呼び戻したいという依頼だったが、その現場でシェパードの相棒アーチャーが殺害されてしまう。そしてその事件の裏に、「マルタの鷹」という彫像が絡んでいると知ったシェパードは、この像巡る複雑な事件の解明に乗り出していくが――
ちまたでよく云われてる「ハードボイルド」=「ハンフリー・ボガート」。ニャるほど、これを観ればたしかにそれがよくわかるよニャ〜…と、まさに納得の一作。ロマンス映画不朽の名作「カサブランカ」(1942)でも、けっこう感情控えめな役だったんだけど、今作はさらに非情度アップ…って云うか、ロマンス作とミステリー作を比較するのは、ちょっと違うか。いかんいかん。
で。この作品の面白いところというのはですね…事件を巡っていろんな人(美女、デブ、気持ち悪い小男など)が入り乱れる上に、いったい誰の云ってることが正しいのか、観てる側にはサッパリわかんない…でも、ボギーが切れ味鋭くかつニヒルに究明していく――そのストーリー展開だろうニャ〜。
ボガート演じるシェパードも、女の私が見てもカッコいいんだから、男性にとってはたまんない魅力なんでしょうね〜…。美女より金。そして相棒。う〜む…。でも、ボガートはカッコよかったんだけど、P・ローレ演じる小男カイロが気持ち悪かった。なんか不気味だったもの〜。フィルム・ノワールのせいってのもあるんだろうけど、いや〜…あの顔を夜中に見たくないニャ〜。
ちなみにこの「マルタの鷹」は、ハードボイルド作品の金字塔だそうで、これ以降作られたハードボイルド作品、サスペンス作品のベースとなったそう。そうだろうニャ〜、ジョン・ヒューストンの演出が素晴らしかったもの。でもって、最近だと「マイノリティ・リポート」を観ていて、なんとなくこの作品が脳裏にちらついた。ハードボイルドというより、サスペンス的な面、そして主人公たちが「探しているもの」の正体とそのオチ…など、どことなく共通しているような…って思ったんだけど…。違ってたらすみません>スピルバーグ監督
それにしても「マルタの鷹」って…このあとの映画にさまざまな影響を与えたんだニャ〜…。う〜む、かなりお勉強になる作品です。
♯こんな人にオススメ
「ハードボイルド映画がどんなものか知っておきたい」「元ネタは押さえておかないと!」
あ!2作品続けようと思ったのに、できなかった…。
明日に続きます〜。
では、また♪
よく続いてるもんだよニャ〜…。
レビューで取り上げてる映画は、基本的に私が昔観たものばかりなので(でもレビュー前にちゃんと再見してます)、「すちゃらかレビュー」というよりまさに「いまさらレビュー」。…まあ、現在ロードショー中の作品や新作ビデオ作品・WOWOW放送作品などは、←でリンクしている方々や映画カテゴリの皆様がとても丁寧になさってますので、そちらをご覧になったほうがいいでしょう。どうせ私なんて、すちゃらかなレビューしかできないも〜ん!…でもって、それがウリなんだも〜ん!…だから「もっと真面目な見方できないの?」「マトモな文章書けないの?」なんて云わないで下さいまし〜!(>*さん)
そりゃ〜マジメなレビュー書こうと思ったら、いくらでも書けるけど…そういうのは高校〜大学時代の感想ノートに山ほど書いたので、いまは興味がありません。どちらかと云えば、人様のそういう文章(←でリンクしてる方々の文章とか)を読みたい――ROM派なんです。
――ご理解頂けましたでしょうか?(>*さん)
(あ、*さんというのは、このサイトの登録者さんでもどんぐり仲間さんでもありませんので。でもって論争してるわけでもないです…念のため)
あ〜あ!来週こそ、セレブネタ系でオープニングトークにしたい〜!!
…ちっ!愚痴っちまったぜ!画面が目に沁みらぁ〜っ!!
というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日のお題は「名作ハードボイルド」。
「ハードボイルド」――言葉のイメージはなんとなくわかっていても、実際どういった映画があるのか、意外に知らなかったりします。その昔、私も「へ?ハードボイルド映画って?なにそれ?」と疑問に思ったもんです。で、そのときに観た典型的な「ハードボイルド映画」を今回並べてみました。…なので(やっぱり)古い作品です。
ハードボイルド[hard-boiled]
〔(卵の)固ゆでの意から転じて、冷酷な、非情なの意〕
(1)第一次大戦後アメリカ文学に現れた創作態度。現実の冷酷・非情な事柄を、情緒表現をおさえた簡潔な文体で描写していこうとする。ヘミングウェーの初期の短編がその代表的なもの。
(2)感情をおさえた行動的な主人公の登場する探偵小説の一ジャンル。D =ハメット・ R =チャンドラーなどがその代表的な作家。
(以上、『大辞林第二版』より引用)
「マルタの鷹」The Maltese Falcon(1941・米)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0033870
監督:ジョン・ヒューストン
脚本:ダシール・ハメット
出演:ハンフリー・ボガート、メアリー・アスター、ピーター・ローレ、他
ストーリー:
私立探偵シェパード(H・ボガート)の事務所に、美しい女性(M・アスター)が依頼人としてやって来た。ある男のもとにいる妹を呼び戻したいという依頼だったが、その現場でシェパードの相棒アーチャーが殺害されてしまう。そしてその事件の裏に、「マルタの鷹」という彫像が絡んでいると知ったシェパードは、この像巡る複雑な事件の解明に乗り出していくが――
ちまたでよく云われてる「ハードボイルド」=「ハンフリー・ボガート」。ニャるほど、これを観ればたしかにそれがよくわかるよニャ〜…と、まさに納得の一作。ロマンス映画不朽の名作「カサブランカ」(1942)でも、けっこう感情控えめな役だったんだけど、今作はさらに非情度アップ…って云うか、ロマンス作とミステリー作を比較するのは、ちょっと違うか。いかんいかん。
で。この作品の面白いところというのはですね…事件を巡っていろんな人(美女、デブ、気持ち悪い小男など)が入り乱れる上に、いったい誰の云ってることが正しいのか、観てる側にはサッパリわかんない…でも、ボギーが切れ味鋭くかつニヒルに究明していく――そのストーリー展開だろうニャ〜。
ボガート演じるシェパードも、女の私が見てもカッコいいんだから、男性にとってはたまんない魅力なんでしょうね〜…。美女より金。そして相棒。う〜む…。でも、ボガートはカッコよかったんだけど、P・ローレ演じる小男カイロが気持ち悪かった。なんか不気味だったもの〜。フィルム・ノワールのせいってのもあるんだろうけど、いや〜…あの顔を夜中に見たくないニャ〜。
ちなみにこの「マルタの鷹」は、ハードボイルド作品の金字塔だそうで、これ以降作られたハードボイルド作品、サスペンス作品のベースとなったそう。そうだろうニャ〜、ジョン・ヒューストンの演出が素晴らしかったもの。でもって、最近だと「マイノリティ・リポート」を観ていて、なんとなくこの作品が脳裏にちらついた。ハードボイルドというより、サスペンス的な面、そして主人公たちが「探しているもの」の正体とそのオチ…など、どことなく共通しているような…って思ったんだけど…。違ってたらすみません>スピルバーグ監督
それにしても「マルタの鷹」って…このあとの映画にさまざまな影響を与えたんだニャ〜…。う〜む、かなりお勉強になる作品です。
♯こんな人にオススメ
「ハードボイルド映画がどんなものか知っておきたい」「元ネタは押さえておかないと!」
あ!2作品続けようと思ったのに、できなかった…。
明日に続きます〜。
では、また♪
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