あ〜…………。
私ってば、昨日の日記にエラそうなこと書いてるニャ〜…。

「マジメなレビュー書こうと思ったら、いくらでも書けるけど…」

書き方も忘れてるくせに、なにエラそうなこと云ってるんでしょう!
あ〜イヤなヤツ!!
削除せずにそのままにしておきます。
…自分への戒めなのニャ!!


ところで。
以前「J・ロウ&S・フロスト夫妻がお似合いのカップル」なんて云ってた私ですが、実際はかなりあぶない状況のようです。

↓「J・ロウ、結婚の危機を仕事で緩和?」
http://www.flix.co.jp/news.jsp?nid=N0002917

↓「J・ロウの妻の自殺未遂報道、スポークスマンが否定」
http://www.flix.co.jp/news.jsp?nid=N0002920

↓Jude Law Flies Back to Visit Sick Sadie(最新)
http://us.imdb.com/PeopleNews/#2

………。
個人的にこのカップルが大好きなので、なんとか乗り切って欲しいよニャ…。

ちなみに私、去年から続いているジュードの数々の災難はこのせいかと思ってました。

↓「結婚を崩壊させる『ペネロペの呪い』を警告」
http://www.zakzak.co.jp/midnight/hollywood/backnumber/L/020313-L.html

まあ結局、共演はボツになったけど(監督が亡くなったので)。


というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日のお題も「名作ハードボイルド」。
「ハードボイルド映画」と聞いて、私が真っ先に思い出すのはこの作品だったりします。


「チャイナタウン」Chinatown(1974・米)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0071315
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロバート・タウン
出演:ジャック・ニコルソン、フェイ・ダナウェイ、ジョン・ヒューストン、他

ストーリー:
1930年代のアメリカ、LA。私立探偵のギテス(J・ニコルソン)は、モーレイ夫人から水源電力局の働く夫の浮気調査をして欲しいと依頼を受ける。だがなぜかギテスの撮った不倫現場の写真が新聞に載ってしまい、モーレイは死体として発見されてしまう。不信に思ったギテスは、依頼に来たモーレイ夫人が実は偽者であることを知る。そして――


――ごめんなさ〜〜〜〜いいっ!!
いや〜…これ観たあと、思わずポランスキー監督に謝ってしまった私。
(↑それまでサドのヘンタイだと思ってたから…ってのもある)

というのも、私がそれまでに観たポランスキー作品と云えば、「反撥」と「ローズマリーの赤ちゃん」という心理ホラー系作品で(「テス」はもうちょっとあとに観た)、ともに女性の恐怖をとことん描写した映画だった。なので、これもその系統の映画だと思ってたら――全然違うハードボイルド系サスペンス作品に仕上がっていた。いや〜ビックリ!!…まあ「全然違う」と云っても、女性描写には、他の作品と同様のポランスキー節を感じたけどね〜。

なにが素晴らしいって、事件を巡って展開されるジャック・ニコルソン演じるギテスとその関係者とのかけひき!…もう人間関係がどこにどう繋がってるのか、観ていてサッパリわかんなかった(←いい意味でね)。
なんて云うか、混沌としていて先が読めない。「土曜ワイド劇場」とか「火曜サスペンス」なら、「この俳優がこんな役で出てるんだから、きっとコイツが犯人ね」とか察しがつくんだけど(って、TVサスペンスと比較したら…これまた監督に水かけられそうだ〜)、いや〜…観ていて、これはわかりませんでした!

ハードボイルド作品につきものの「謎の女」。今作ではF・ダナウェイ(イブリン・モーレイ役)が演じてるんだけど…いや〜…素晴らしいわ〜〜〜!!…一見、退廃的な雰囲気で悪女っぽい感じなんだけど、実は複雑に絡み合う人間関係の中で必死に生きているイブリン。ギテスと出逢い、惹かれあうんだけど…真実が話せない。その演技が素晴らしい〜〜(←こればっか)。

でもって、主役のニコルソン。…もう彼が出てるだけで、反則。だってあの強烈な個性――もう抗えましぇん。ホーント、出てくるだけで雰囲気出しちゃう人だよニャ〜…。哀愁を帯びた音楽に、彼がまたとても映えてですね…いい味なんだよニャ〜…。ラストの余韻が――もうなんとも云えない。やり切れないし切ないし…なんと表現していいか言葉を選ぶのが一苦労。これこそ「ハードボイルド」というものなのか…。

そしてこの作品、やっぱりと云うか「マルタの鷹」に通じてる。腕の立つニヒルな私立探偵、さまざまな登場人物、絡み合い混沌とした展開、謎の女…そしてラストの展開。…この作品を観たときにいろいろ調べてみたんだけど、やっぱりポランスキーは「マルタの鷹」をイメージしたそう(そうだろうニャ〜…うんうん)。でもって、意外な共通点を発見。キーパーソンのひとりであるクロス役…なんと「マルタの鷹」の監督であるジョン・ヒューストンが演じてました。こりゃビックリ。

ただ違うのは…タイトルの持つ意味かニャ?
なんで「チャイナタウン」なのか――これは最後まで観ないとわからないかも。

それから――私立探偵が主人公ではないし、ハードボイルドでもないんだけど…「L.Aコンフィデンシャル」の混沌とした人間関係とその背景に、「チャイナタウン」の影を感じちゃった。どうやら私は、この路線のサスペンスが好きみたい。

あとですね…自ら出演する監督――最近だと「サイン」のシャマランなどがそう――でもあるポランスキーさん。この作品でもしっかり出演されてます。けっこう印象的なシーンですので、監督の顔を写真で見たことがある人なら、誰にでもわかると思います〜。

ちなみに1990年に「黄昏のチャイナタウン」という続編が公開されましたが(J・ニコルソン監督で主演)、こちらはイマイチでした。「チャイナタウン」を観た当時、ちょうど公開になったので速攻観に行ったのに…。


しかし…J・ニコルソン見てると…なんでかパウエル米国務長官思い出しちゃうんだよニャ〜…似てないのに…。


♯こんな人にオススメ
「へ?ニコルソンがハードボイルド?」「サスペンスは人間関係の絡みとその背景で勝負!」「なんで『チャイナタウン』ってタイトルなの?」


DVDを買うならどちらを選ぶか――
やっぱ「チャイナタウン」か。ポランスキー作品は、いまのところこれが1番好きだから。あと「反撥」のDVD(まずはレンタルで)探してるんだけど、見つからない〜…。誰かご存知でいらっしゃいませんか〜〜??(カトリーヌ・ドヌープ主演です)

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