←ラッセル・クロウさん、若いっスね〜。

あ、今日は(事情により)以前書いたものを再UPしてます。

「人生は上々だ!」The Sum of Us(1994・豪)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0111309
監督:ケビン・ダウリング、ジェフ・バートン
脚本:デビッド・スティーブンス
出演:ジャック・トンプソン、ラッセル・クロウ、ジョン・ポルソン、他

ストーリー:
妻を亡くしたハリー(J・トンプソン)は、息子のジェフ(R・クロウ)と暮らしている。親子の絆はとても深く、ジェフがゲイだと知ってもハリーは否定をせず、逆に彼の恋愛を応援していた。そんなある日、ジェフは、新しい恋の相手グレッグ(J・ポルソン)を自宅に招くが――

うっわ〜〜ん!!なんていい男なの〜〜!!
こんな男と結婚したい〜〜〜〜〜〜っっ!<ジェフ(ゲイだっつーの!)

…と、私に思わせた若き日のラッシーが出演しているオーストラリア映画(人気舞台作を映画化したらしい)で、日本未公開である今作なのですが。

実にせつない映画なんだよニャ〜…うるるるるるる…。

J・トンプソン演じるパパの、ラッシー演じるジェフの幸せを願う気持ちに、思わずうるうるになってしまう。

「あいつはオーストラリアのように広くでっかい心を持ってるんだ」
「お前も早くいい彼氏を見つけて、家庭を持ったらどうだ」
「子供は人生の集大成だ。でもあいつは子供を作る喜びを得ることができない。私だって複雑だ…孫を持てないからな。ただ私は、それに代わる幸せをあいつに得て欲しいんだ」

……涙ポロリ。
なんていいパパだ…Fなんか、ここで号泣してたもんニャ〜…。

ただ、この作品はコメディ映画でもあるのでかなり笑わせてもくれる。

ゲイでもやっぱり男なんだからやることはやるし、それに関する親子の会話が笑える。ジェフがグレッグを自宅に連れてくると、デバガメと化するハリーパパ。とても24歳(という設定)の息子相手とは思えないほど心配してます。

で。ラッシーなんですけど。
当時30歳くらいで、24歳のジェフを演じるのは、ちーとばかりムリはありましたが――実に「さっわやか〜でカワイイ〜〜〜♪」な演技でした。………。

ラッシーに対して、「さわやか」などという形容詞を使うことになるとは、夢にも思わなかったナリよ…。

香水つけて、髪をセットして、歯をしっかり磨いて、デート準備完了後に「このジーンズどう?」と、ちょっと心配しながらあのいつものタレ目でパパに訊くラッシー。……こ…これは新鮮だ〜!

おどおどしながらグレッグにキスをし、ベッドの上で彼に乗っかるラッシー(やっぱり彼が上です)。でもその手つきは微妙。なんつーか…慣れてない。あのラッシーが!?…こ…これは新鮮だ〜!

まあ、いくら演技上でも男にキスするなんて、テンション高くしないと出来ないだろうし(「新宿鮫」での奥田瑛二と真田広之もそう云ってたぞ〜)、「慣れてない」って思わせるのも演技のうちだろうし、こーゆー繊細な青年を見た目はともかく(ヒドイ…>私)さわやか〜に演じることができるんだから、やっぱラッシーは演技派だってことか。

ローマ時代劇(「グラディエーター」)や近代史劇(「マスター&コマンダー」)などでは、お約束の時代劇風アクセントで、声を落して喋ってるけど、この手の現代コメディでは、ちゃーんとフツーの抑揚でフツーに喋ってる(ただしオージー訛りなので聞き取り難いです)。ラッシーの素晴らしさって、そのどちらにしてもオーバーアクトにはならないギリギリで演じているところ。これは彼の最大の特長で、意外にそーゆー俳優さんっていなかったりするんだよニャ〜。ヒュー子ちゃん(ヒュー・ジャックマン)あたりだと、かなりのオーバーアクトになるもん。

――話を戻して。
まあ、どうしても「さわやか青年」を演じるラッシーに目がいっちゃう作品ではありますが、パパ役のJ・トンプソンも「こんなパパだったらいいニャ〜」と思わせるナイスアクトだし、ストーリーもただ笑わせるだけでなく、ゲイのマイノリティーさや、親と子供の愛情もせつなく描いているし…う〜む…なんつーかその…私好みの「けっしてメジャーではないんだけど、キラリと光る良作」って感じでした。いい映画だ〜…。

ハリーにとってはジェフは自慢の息子。それが観ていてよくわかる。こんな素敵な息子、なかなかいないよ〜…。明るくて、親思いで、やさしくて、心が広い。ゲイだからって…それがなんで欠点になるのさ!?

あと個人的に嬉しかったのは、ジェフが実にフツーのゲイとして描かれていたこと。以前「私の愛情の対象」のレビューのときにも語ったけど、こういうゲイの人のほうが多いんです。みんながみんな、女性を嫌っているわけでないし、かといって男狂いでもない。フツーの人なんだよニャ〜…。

ちなみに、「ゲイの目から見て、この映画のラッシーはどうよ?」と一緒に観ていた友人Fに訊いてみたところ――「モテるだろうね、彼なら。セクシーだし、あのおしりの形はとてもいい」。………。ニャ…ニャるほど…。

…とゆーわけで、「ピンクの着ぐるみノートンさん」(蛍風さんのブログご参照)ともに、「爽やかゲイのラッシーさん」な本作も、かなり貴重な映画なのではないでしょうか?

しかし…こんなに短パン姿(映画の7割はその姿)のラッシーなんて、もう観ることはできないだろうと思ってたら、新作はボクサー役なのでまた拝めそうです。

>夜霧のネオンサインさん
私は以下のように変換してます。

ダイアナ:キャサリン・ゼータ・ジョーンズ
http://www.hellomagazine.com/profiles/catherinezetajones/

ソフィー:ケイト・ブランシェット
http://www.imdb.com/name/nm0000949/

私の中では、「ダイアナ=ゼータ姐さん」。もう彼女以外には考えられましぇん(ジェニファもいいですね〜♪)
そしてケイトみたいな素晴らしい女優さんに、平凡なソフィアはもったいないと思うのですが、ラッシーと張れる女優さんとなると彼女かな〜と。個人的に大好きな女優さんなので、ちょっとはソフィーのことが好きになるかも。

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