←主演のヒース・レジャーはナオミ・ワッツの恋人ですが、10歳の年齢差ってのはスゴイ(ヒュー子ちゃん夫妻よりも差があるし)と思ってたら、別れたんですか?でもこのふたりって、くっついたり別れたりしてるからわかんない…ってか興味ナイので、どーでもいいんだけど。

え〜っと今回は、「M&C」を観てポール・ベタニーにクラっときた女子が多いと小耳にはさんだため、「こんな作品にも出てますよ〜」というご紹介も兼ね、私とポールの馴初め映画(…)を取り上げてみることにしました。

■「Rock You!【ロック・ユー!】」A Knight’s Tale(2001・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0183790/
公式サイト→http://www.spe.co.jp/movie/rockyou/
DVD→ソニー・ピクチャーズ 2002/02/22 ¥3,800
監督:ブライアン・ヘルゲランド
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
出演:ヒース・レジャー、マーク・アディ、アラン・デュディック、ルーファス・シーウェル、シャイン・ソサモン、ポール・ベタニー、他

ストーリー:
14世紀ヨーロッパ。平民ウィリアム(H・レジャー)は、騎士だけが参加できる馬上槍試合に身分を偽って出場、見事優勝する。連戦する彼の前に、強力なライバルとなるアダマー伯爵(R・シーウェル)現れ、貴婦人ジョスリン(S・ソサモン)を巡ってのかけひきも始まる。はたしてウィリアムはアダマーに勝利できるのか――。

ポール・ベタニーの身体を鑑賞したい人、必見の映画。

中世が舞台である時代劇なのに、冒頭の馬上槍試合のシーンでいきなりクイーンの「WE WILL ROCK YOU」が流れ、試合を見にきている人々が手をたたいてウェーブを起こしている――う〜むニャるほど…観る側にとってはのっけからビックリさせられるシーンでも、これはきっと、「この映画はフツーの時代劇とはちょっと違うのよ〜ん。現代風にしてるからちゃんとそういう目で観てね♪」という、「おことわり」も兼ねてるんでしょうね。

ロックが流れ、現代感覚あふれる時代劇――これが受け入れられるかどうかは人それぞれ。ちなみに私はけっこう楽しんじゃったクチです。

当時、史劇スペクタクルという宣伝がされていましたが、スペクタクルというほどのスケール感(と制作費)はなかったし、どっちかというとウィリアムの成り上がり青春ムービーって感じだったので、個人的には嬉しい誤算でございました。ま、この手の映画はどうしても先がわかってしまう展開になっちゃうけど、私はけっこう好きっスね!

時代劇に現代テイストを持ち込む場合、なんつーかその…上手い具合にミックスしないと、制作費の多少に関わらずどうしても安っぽくて薄っぺらい仕上がりになるもんですが、本作の場合――主人公とその仲間たちが活き活きと魅力的に描かれキャラ立ちしてるし、ストーリーはお約束必須の単純さがあっても共感できる内容になってるし、適度に時代を感じるし、衣装は中世タイツをやめて現代感覚があるものにしてるし――つまり映画全体に流れる折衷感を壊してないので、製作側はバランス感覚をよくよく考えて作ってるんだろうな〜という印象を持ちました。

でも「We Are The Champions」が流れるのは――わかりきってたけど、なんでエンドクレジットで流すの?ラストシーンじゃダメ??

主演のヒース・レジャーは青臭いところがナイス。若い頃にやりがちなバカを演じつつ、時折見せるマジメさ――この加減がなかなかよくて、主人公ウィリアムにピッタリ。似たような雰囲気のキップ・パルデューに比べりゃアクも感じるし、出演作に恵まれればけっこうイケるかもしんない……けど、あまり好みでないので個人的にはごめんちゃい。

貴婦人役のS・ソサモンは中世人にも英国人にもまったく見えなくて、どっちかというと地中海系。「あなたは美しい」と連発されてたけど…そこまでかな?ま、彼女の妙に地中海系なところが逆に狙いなのかもしれませんが。

でもって真打ポール・ベタニー。
いやもう……いきなりすんごい登場の仕方をしてくれたので、私は彼が一番強烈でございました。彼にはダークなイメージがあるけれど、こういう伊達系前説男も似合うもんですね。ヒースを食っちゃったこの役のおかげで、彼は名前が知られるようになったのですが、その劇中のお姿のせいで「ビューティフル・マインド」でラッシーと共演と聞いても、私の中では「ああ、あのすっぽんぽん金髪マユゲなしの人ね」でございましたよ。

尚、今作のDVDには監督とポールの音声解説がついてるので、ファンは必見・必聴。あのシーンは5日もあり、「誰が彼のご子息をテープ止めするか」でモメたそーです。彼の着ているあのガウンは、長身スレンダーな人のみに似合うので、衣装さんはナイス選択かと。しっかし、ホントーに長身スレンダーなので、すっぽんぽんの横向きで座ってると、その足の長さにはビックリしちゃうなあ。ま、筋肉が足りないのと、美形だけどその少し爬虫類系なお顔立ちのせいか、同じ身長でもヒュー子ちゃんのようなセクシーさはナイですけど。でもこーゆー雰囲気の人は絶対に必要だと思うので、筋肉はつけずにこのままでいて欲しいっス。

ちなみに彼の役柄であるチョーサーは、「カンタベリー物語」などを書いた中世英国の大詩人。私は大学時代に「カンタベリー物語」の講義を受けたので(西洋史専攻だったのです)、ほほ〜っと思いながら観ておりました。ま、彼が絡んでるから原題が「A Knight’s Tale」になったんでしょうが、やっぱ邦題の「ロック・ユー!」の方が断然いいかと。

ま、このようにやれヒースだポールだと云ってる私ですが、当時誰が一番観たかったかというと、実はエドワード黒太子を演じたジェイムズ・ピュアホイでございました。

↓こんなお顔の俳優さん(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0700856/

「ヒュー・ジャックマン+ピアース・ブロスナン」という感じの正統派ハンサム俳優で、実は「ゴールデンアイ」でジェイムズ・ボンド役のスクリーンテストを受けたこともある人。年齢的にもう次のボンドはムリかもしんないけど、背は高いし英国人だし…個人的には彼のボンドが観てみたい気もする。う〜む。

…とゆーように、爬虫類系から正統派までけっこういろんな美形が揃ってる映画でもあるので、女子のみなさん!…「どの男が好み?」と云いながら、お友達みんなでワイワイと今作を観るってのはいかがでしょうか?

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