「テイキング・ライブス」
2004年9月13日
←主演はアンジェリーナ・ジョリーさん(29)。先日「トゥームレイダー2」の失敗を、「CGで衣装を細工したからよ」なんて衣装のせいにした発言をしていましたが、私に云わせりゃCGうんぬんより、メイン衣装をララ定番スタイル「タンクトップ+ショートパンツ+サングラス」にしなかったのが痛かったと思うんですけどねえ…。それに比べ「バイオハザード2」のジル・バレンタインなんて、髪型から衣装までゲームのまんまにしてるあたり、よくわかってるとゆーか、ギーク心をそそってるとゆーか、(衣装に関しては)よっぽどファンのことを考えているかと。…ちなみに私は「バイオ」をやると5分でゲームオーバーになります。
アンジェリーナ・ジョリー主演「テイキング・ライブス」を観に行ってきました。
「テイキング・ライブス」Taking Lives(2004・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0364045/
日本公式サイト→http://www.warnerbros.co.jp/index.html
監督:D.J.カルーソー
脚本:ジョン・ボーケンキャンプ
出演:アンジェリーナ・ジョリー、イーサン・ホーク、キーファー・サザーランド、ジーナ・ローランス、他
ストーリー:
カナダ・モントリオール。工事現場で死体が発見され、地元警察はFBIに捜査協力を依頼、特別捜査官でプロファイラーのイリアナ・スコット(A・ジョリー)が派遣されてきた。こころよく思わない刑事たちと捜査にあたる中、新たな事件が発生。唯一の目撃者であるコスタ(E・ホーク)は、「犯人を見た」と捜査に協力するが、逆に狙われてしまう。過去に起こした事件から犯人像を割り出そうとするイリアナ。だが、次第にコスタに心引かれていき――
アンジー…なんて綺麗なのよう!
――あの唇を見てるだけで、もううっとり。
私だったら、目殺師トムトムの瞳よりアンジーの唇を取るわね。
優秀で冷静、グロい死体の写真を並べて食事したりする――そんな一見冷酷で異常な女性捜査官のようにみせて、実はとってもフツーな女性を演じてるアンジーがツボでした。怯えるアンジー、「これは恋なの?」ってな顔をみせるアンジーって、かわいくていいな〜なんて♪
がしかし。アンジー姐さんの相手役がイーサン・ホークってのがねぇ…。役どころを考えると、ニャるほど、ドンピシャだと思うし、もともとそんな下手っぴな人ではナイし、報われない・薄幸・貧乏・青二才・ルックスは悪くない…でもダサ系ナル男、といった、内になにかを秘めまくってるせいで、ちとダサく見える男を演じさせりゃ、とりあえず同世代俳優の中じゃあ、彼ってトップクラスの俳優でしょう。とはいえ、本作におけるその激痩せぶりが目に痛い。話によると、とくに役作りしたわけではなく、ウマ・サーマンとの離婚バトルによる心労で8kg痩せたからだそうですが――なんつーか…そのルックスにいつも以上の貧相さ華奢さが加わって、アンジーの肉感ぶりを受け止めきれない感じがしちゃうんだよニャ〜って、そう思うのは私だけかも知んないか。
ジャンル的には犯罪サスペンスになるのかニャ?
タイトルは「テイキング・ライブス」=「人生を乗っ取り本人に成りすますこと」で、タイトルからしてもうネタバレなように、アンジーがその乗っ取り犯をとっ捕まえようとするのがメイン・ストーリー。
人生乗っ取り犯罪といっても、実はそれほど目新しい題材ではなく、なんかどっかで観たことのある(タイトルを挙げたらいろいろ出てきそうだ)――ってか、そう考えてみればこの映画自体、それほど新しいものがない、ごくフツーのサスペンスだな、それでも退屈させないよう、頑張っていろいろ見所をつめ込んでいるか…などなど、スクリーンを観ていて思ったのですが――云っていい?
あのさ……誰が犯人であるか、早々にわかっちゃったほうが良かったんじゃないの?
**が犯人だとわかってしまったアンジー……さて彼女はどう出る?
実はこれと同じことをメグ・ライアン主演「イン・ザ・カット」でも思っちゃって、女性が主人公で謎解きがメインではないサスペンスなら――ただでさえ凡庸なイメージのヒロイン設定なんだから、もっと彼女の追い詰められた心理状態とか、どう行動を起こすのかとか、どう自分にケリをつけるのかとか――そういった面を時間を掛けて重視したほうが面白かったんじゃないかな?(後半駆け足すぎかと)自分が女性だから、なおさらそう思ったのかもしれないけれど、ストーリーや構成面で比べるなら、「イン・ザ・カット」よりよっぽど成り立ってるんだからもったいないなとしみじみ思う。
舞台が仏語圏でもあるカナダということで、仏系俳優が出てるあたり、ちと新鮮か。ジャン・ユーグ・アングラートやオリヴィエ・マルティネス…のほか、個人的に「おおお!こんなチョイ役で!」と思ったのが、検察医役のマリー・ジョゼ・クローズ。「みなさん、さようなら」での彼女がとても素晴らしかったので、私の中ではいま1番ホットなカナダ人女優ですね。
「イン・ザ・カット」よりはヒロインに共感できる――でもサスペンスとして観るならば、ちと物足りない、アンジーが好きなだけになんだかもったいないな〜と思ってしまった作品。あと、「レッド・ドラゴン」と同じで、効果音がベタ過ぎなのがさらに全体を凡庸化させてると私は思う…んだけど、どうでしょう?
♯左利きフェチ友の会より報告
左利きリスト追加…アンジェリーナ・ジョリー
アンジーが左利きなのは有名ですし、本作でも左で字を書いてるところが確認できます。ちなみに「トゥームレイダー」における彼女の銃は、左利き用特注品なんだそうです。
(以下、ちょっとしたネタバレでもイヤな方はお読みにならないほうがベター)
ところで。私、この映画を「アンジェリーナ・ジョリーとイーサン・ホークが出てる映画」という情報だけ、ほかにどんな俳優が出てるか、まったくリサーチせずに観に行きました。で――真相に迫るようなネタバレじゃないので書いちゃうと、とあるシーンにてある人物が似顔絵を描くのですが、出来上がった似顔絵を見て「なんだかキーファー・サザーランドに似てるな〜」なんて思ってたら――マジでキーファーが出てくるじゃあ〜りませんか!…ビックリ…ってか、ついほくそ笑んじゃったじょ!…ちなみにそのキーファーさん、やっぱりいつもの彼らしいベタな役柄でした。
アンジェリーナ・ジョリー主演「テイキング・ライブス」を観に行ってきました。
「テイキング・ライブス」Taking Lives(2004・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0364045/
日本公式サイト→http://www.warnerbros.co.jp/index.html
監督:D.J.カルーソー
脚本:ジョン・ボーケンキャンプ
出演:アンジェリーナ・ジョリー、イーサン・ホーク、キーファー・サザーランド、ジーナ・ローランス、他
ストーリー:
カナダ・モントリオール。工事現場で死体が発見され、地元警察はFBIに捜査協力を依頼、特別捜査官でプロファイラーのイリアナ・スコット(A・ジョリー)が派遣されてきた。こころよく思わない刑事たちと捜査にあたる中、新たな事件が発生。唯一の目撃者であるコスタ(E・ホーク)は、「犯人を見た」と捜査に協力するが、逆に狙われてしまう。過去に起こした事件から犯人像を割り出そうとするイリアナ。だが、次第にコスタに心引かれていき――
アンジー…なんて綺麗なのよう!
――あの唇を見てるだけで、もううっとり。
私だったら、目殺師トムトムの瞳よりアンジーの唇を取るわね。
優秀で冷静、グロい死体の写真を並べて食事したりする――そんな一見冷酷で異常な女性捜査官のようにみせて、実はとってもフツーな女性を演じてるアンジーがツボでした。怯えるアンジー、「これは恋なの?」ってな顔をみせるアンジーって、かわいくていいな〜なんて♪
がしかし。アンジー姐さんの相手役がイーサン・ホークってのがねぇ…。役どころを考えると、ニャるほど、ドンピシャだと思うし、もともとそんな下手っぴな人ではナイし、報われない・薄幸・貧乏・青二才・ルックスは悪くない…でもダサ系ナル男、といった、内になにかを秘めまくってるせいで、ちとダサく見える男を演じさせりゃ、とりあえず同世代俳優の中じゃあ、彼ってトップクラスの俳優でしょう。とはいえ、本作におけるその激痩せぶりが目に痛い。話によると、とくに役作りしたわけではなく、ウマ・サーマンとの離婚バトルによる心労で8kg痩せたからだそうですが――なんつーか…そのルックスにいつも以上の
ジャンル的には犯罪サスペンスになるのかニャ?
タイトルは「テイキング・ライブス」=「人生を乗っ取り本人に成りすますこと」で、タイトルからしてもうネタバレなように、アンジーがその乗っ取り犯をとっ捕まえようとするのがメイン・ストーリー。
人生乗っ取り犯罪といっても、実はそれほど目新しい題材ではなく、なんかどっかで観たことのある(タイトルを挙げたらいろいろ出てきそうだ)――ってか、そう考えてみればこの映画自体、それほど新しいものがない、ごくフツーのサスペンスだな、それでも退屈させないよう、頑張っていろいろ見所をつめ込んでいるか…などなど、スクリーンを観ていて思ったのですが――云っていい?
あのさ……誰が犯人であるか、早々にわかっちゃったほうが良かったんじゃないの?
**が犯人だとわかってしまったアンジー……さて彼女はどう出る?
実はこれと同じことをメグ・ライアン主演「イン・ザ・カット」でも思っちゃって、女性が主人公で謎解きがメインではないサスペンスなら――ただでさえ凡庸なイメージのヒロイン設定なんだから、もっと彼女の追い詰められた心理状態とか、どう行動を起こすのかとか、どう自分にケリをつけるのかとか――そういった面を時間を掛けて重視したほうが面白かったんじゃないかな?(後半駆け足すぎかと)自分が女性だから、なおさらそう思ったのかもしれないけれど、ストーリーや構成面で比べるなら、「イン・ザ・カット」よりよっぽど成り立ってるんだからもったいないなとしみじみ思う。
舞台が仏語圏でもあるカナダということで、仏系俳優が出てるあたり、ちと新鮮か。ジャン・ユーグ・アングラートやオリヴィエ・マルティネス…のほか、個人的に「おおお!こんなチョイ役で!」と思ったのが、検察医役のマリー・ジョゼ・クローズ。「みなさん、さようなら」での彼女がとても素晴らしかったので、私の中ではいま1番ホットなカナダ人女優ですね。
「イン・ザ・カット」よりはヒロインに共感できる――でもサスペンスとして観るならば、ちと物足りない、アンジーが好きなだけになんだかもったいないな〜と思ってしまった作品。あと、「レッド・ドラゴン」と同じで、効果音がベタ過ぎなのがさらに全体を凡庸化させてると私は思う…んだけど、どうでしょう?
♯左利きフェチ友の会より報告
左利きリスト追加…アンジェリーナ・ジョリー
アンジーが左利きなのは有名ですし、本作でも左で字を書いてるところが確認できます。ちなみに「トゥームレイダー」における彼女の銃は、左利き用特注品なんだそうです。
(以下、ちょっとしたネタバレでもイヤな方はお読みにならないほうがベター)
ところで。私、この映画を「アンジェリーナ・ジョリーとイーサン・ホークが出てる映画」という情報だけ、ほかにどんな俳優が出てるか、まったくリサーチせずに観に行きました。で――真相に迫るようなネタバレじゃないので書いちゃうと、とあるシーンにてある人物が似顔絵を描くのですが、出来上がった似顔絵を見て「なんだかキーファー・サザーランドに似てるな〜」なんて思ってたら――マジでキーファーが出てくるじゃあ〜りませんか!…ビックリ…ってか、ついほくそ笑んじゃったじょ!…ちなみにそのキーファーさん、やっぱりいつもの彼らしいベタな役柄でした。
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