←主演はマット大西くんことマット・デイモンさん(34)。よく親友のベン・アフレックさんと比較されてますけど、みなさんはどちらがお好みでしょうか?…私は大西くんですね。ハーバード大卒というムダに高い学歴持ってるからではなく、どことなくマジメな雰囲気がして、ハリウッドでも高値安定型株に成長する気がするからです。今年1月に来日したときのインタビューでも、なかなか上手い返答をしていて、コイツけっこうやるやんけとたいへん感心しましたし。でもなぜか「私、マットが好きなの〜♪」という人にお目にかかったことはなく――日本ではやっぱりまだまだ親友ベンとともに微妙な立場かと。となると日本のレンタルビデオ屋さんではどうでしょう?…ヘタすればベンに負けてるかも…よ??

かな〜り前ですが、マット大西くん主演作「ボーン・アイデンティティー」の続編を観に行ってきました。

■「ボーン・スプレマシー」The Bourne Supremacy(2004・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0372183/
日本公式サイト→http://www.bourne-s.jp/
監督:ポール・グリーングラス
脚本:トニー・ギルロイ、ブライアン・ヘルゲランド
出演:マット・デイモン、フランカ・ポテンテ、ジョーン・アレン、ブライアン・コックス、ジュリア・スタイルズ、他

ストーリー:(amazon引用)
マット・デイモンが記憶をなくした元CIAのエージェントを演じる、シリーズ第2弾。前作で自分の素性に感づいた主人公のボーンは、恋人とインドに潜んでいたが、何者かに追われ、恋人が命を落としてしまう。自分が、ベルリンで起きた殺人事件の容疑者とされていると知った彼は、自らCIAを挑発するかのようにイタリアからドイツへと向かう。

ふむ。

前作「ボーン・アインデンティティー」は、「大西くんもカッコいいアクションヒーローを演じてみたかったのね」と、良く云えば温かい、悪く云えば見くびった気持ちで観に行ったのですが、これが意外に面白く仕上がっていてビックリ。でもそれ以上に印象が残ってしまったのは、全体に漂う古臭さ。原作が古いせいなのか、クライマックスもなんだかどこかで観たような、昔こんな展開の映画があったような、とゆうかこの手の設定ってありがちだよねと、大西くんの演技うんぬん、カーチェイスうんぬん、アクションうんぬん、ストーリーうんぬんよりそっちのほうが気になってしまい、渋く作ってあるし大西くんだって頑張っているのに、なんだかもったいないな…という印象だったのですが。

今回の続編は、同じように原作は古いはずなのに、これがまったく気にならず、かなり面白く観ることができちゃった。もしかしたら、原作はあって無きが如し、マテリアルだけイタダキ状態になってしまったのかもしれない。でももしそっくりそのままで脚本書いたなら、スゴイですよ。

ただ、グラグラするカメラワークは人の好き嫌いがあるところで、実際私もあんまり好きではなく、正直ちょっとツラかったのですが、まあこの映画ではokか、臨場感があっていいだろうと、思わず許しちゃった。大西くんのアクションだって、カーチェイスだって、CIAをキリキリ舞いさせるあたりだって、観ていてたいへん面白く、出来は及第点以上かと。そんなに必要だとも思えないジュリア・スタイルズ(前作にも出演)まで引っ張り出してきて、妙に丁寧だなと思うし。

そんな中で一番感心したのは、大西くんがジェイソン・ボーンを演じるという説得力が前作よりはるかに増していたということ。

だってこれね――いっくらでも復讐モノにすることができたと思うんですよ。でも実際に描かれているのは復讐ではなく贖罪。復讐モノやトッチメ系ばかりのアクションドラマが多い中、このストレートな贖罪っぷりにはヤラれちゃったなあ。しかもそのほうが大西くんにピッタリときたもんだ。思わず感心。

…と、けっこう褒めているのに、残念ながら本作の印象があんまりない。それもこれも直前に観た「オーシャンズ12」がヒドかったせい。たとえオールスター出演だろうと、もう二度とオーシャンズ一味なんぞ観に行かないナリ。

…というわけで、「面白かったです、でもオーシャンズのみなさんのせいで印象が残らなかったの…大西くん、ホントゴメン!」と個人的にお詫びしたい作品。でも大西くん、たしかアナタもオーシャンズ一味なのよね…。……。

■左利きフェチ友の会より報告
左利きリスト追加:ジョーン・アレン
左で字を書いていたのを確認しました。

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