←原作本。これも画像出ないですね。

ブルッキー映画のリメイクだと思ってた(だって!「サハラ」ってタイトルなんだもんっ!)、マシュー・マコノヒー主演最新作が、実はクライブ・カッスラーのベストセラー小説(ダーク・ピットシリーズ)を映画化したものだと知り、さらにマイ・フェイバリットおじさん俳優♪こと、ウィリアム・H・メイシーが出演していると聞いた以上は、こりゃなんとしてでも観に行かねば!…というわけで、早朝から観に行って来ました。

↓「サハラ」で勘違いをしていた&訴訟話(4/21の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20050421.html
(私に云わせれば「レイズ・ザ・タイタニック」のほうがよっぽど…。カッスラーもあれで懲りちゃった、とか?)

■「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」SAHARA(2005・米/西班牙)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0318649/
日本公式サイト→http://www.sahara-movie.jp/
監督:ブレック・アイズナー
脚本:トーマス・ディーン・ドネリー、ジョシュア・オッペンハイマー、ジョン・C・リチャーズ、ガス・ガストーズ
出演:マシュー・マコノヒー、スティーブ・ザーン、ペネロペ・クルス、ウィリアム・H・メイシー、他
上映時間:124分

ストーリー:
西アフリカ。NUMA(米国立海洋機関)のエージェントであるダーク・ピット(M・マコノヒー)は、1枚の金貨から南北戦争時に姿を消した甲鉄艦「テキサス」の存在を確信、相棒のアル(S・ザーン)らとマリへ向かう。その途中、伝染病調査中のWHO医師エヴァ(P・クルス)と出会い、彼らと道中をともにするが――。

あたち、わかんな〜い。
なんぼくせんそうのおふねが、なんで、にしあふりかにあるんですかぁあ?

……。
プロローグや本編で説明されてたとゆーのに、私ときたらサッパリわかりませんでした。撃沈。

…と、のっけから間切れない(…)まま本編がスタートし、正直「どうすんべ?」と危惧してたのですが、どっこいタイトルバックがよく出来ていて、原作を知らない人(私は「タイタニックを引き揚げろ」しか読んだことありません)向けに、わかりやすく主人公ダークとNUMAの背景が描かれていたなと、ちょっとばかり感心してしまいました。この点については、褒めておきたいですね。いままでの彼(ダーク)の活躍を知ってるファンには、「おお!これはあのときのブツで〜写真で〜」と、思わず心が小躍りしてしまう仕上がりだったのでは?「マスター・アンド・コマンダー」では、私がそんな感じだったし。

なんつーかその…この「サハラ」って結局のところ、典型的なキャラ立ち男が主人公の冒険アクション映画の部類に入るし、原作だってストーリーに無理があるはずで、そうとなれば、キャラクターを演じる俳優たちがどれだけ魅力的であるかに、映画の出来がけっこう左右されると思うんですが――ファンのみなさま、マシュー・マコノヒーasダーク・ピットはいかがでした?

ファンじゃない私が云うのもなんですけど、たしかに「レイズ・ザ・タイタニック」のときに比べたら、野生児マシュー版ダークはずっとずっと素敵だと思うし、けっこう合ってるほうだと思うんですよ。軽さと明るさがあっていいなあ、と。一緒にいたらさぞかし楽しいでしょうね。

でもゴメンね、マシュー。
私はヒュー・ジャックマン主演で観たかったっス。
ヒュー子ちゃんだって明るくセクシーだし、髪は染めなくてもダークと同じブルネットだし、ここぞというときにマジメな雰囲気があっていいのにな…っとひとりごちてたら、なんと原作ファンもかなりの人が彼の名前を挙げていて――今日調べてみると、実際に当初はヒュー子ちゃん主演で考えられてたらしく…やっぱりなあ、そう思ったのは私だけじゃなかったんだと、再びひとりごち。

製作も兼ねているマシューは、シリーズ化(=自分の当たり役)を考えてるでしょうが、う〜ん…これではキビシイ。

実際にマシューが好きな私でも、主演として彼ではパンチ不足なことは否めず、逆に相棒アルを演じたスティーブ・ザーンのほうが気に入ちゃったくらい。彼、すんごく良かったと思いません?…ダークより活躍してたとゆーか、光ってたよなあ。アルがいなけりゃダークはダメ、という印象を持ったし、ダークとの掛け合いも楽しかったし。髪型がいつもとすっかり変わってたので、最初気付かなかったけど…「ユー・ガット・メール」のときから気になってた人だったので、今回の活躍はマジ嬉しいっス。

ペネロペちゃんは――まあ、いいんじゃないでしょうか。役うんぬんより、私は彼女の英語を聞いてるとものすごく勇気付けられます…って、こりゃ感想になってないか。ちなみに原作ファンのご意見を伺うと、完璧な配役は提督役のウィリアム・H・メイシーなんだとか。私は彼が出てくるだけでオッケーな人なので、そう云われると嬉しいなあ♪

…とこのように、感想がキャラと俳優の話に終始しちゃうあたりに、本編の凡庸さがうかがい知れてしまう。書きようがナイとゆーか。面白くないとは云いません、けっこう楽しく観ましたよ、たとえばダーク&アルの掛け合いは面白かったし、目新しいものはないけれどアクションだって頑張ってる(けど、観ていてハラハラしない)。無理なところはあるけれど(WHOやCIAがあんなに簡単に動くかとか、南北戦争のくだりとか…まだある)、冒険モノに破天荒はつきものだから、別にいい。

罪深きは「インディ・ジョーンズ」シリーズ(と007シリーズ)――これが世に出てからというもの、予算の多い大作系キャラ立ち男冒険映画は、よほど俳優とキャラがマッチしてるとか、キャラ頼り一本だけでなく全体がオリジナリティに満ち溢れてないと、どうやったって「こんなものでしょ」で終わっちゃうんだろうなあ。なので、ある程度楽しめれば、この手の映画はもうオッケーなのかもしれない。

ところで、日本公式サイトに脚本家の名前が出てこないのはナゼ?IMDbで調べちゃったじゃない。…4人もいるのに。注目するような脚本じゃなかったら、公式サイトからクレジットをハズしても問題ナシってこと?

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