■03.「おでかけしましょ」
[B’z LIVE-GYM ’94 "THE 9TH BLUES -Part1-"] (1994/7/1 横浜アリーナ)
CD:アルバム「The 7th Blues」収録(1994/03/02)
★曲について
バンド色が強く、打ち込みベースが一切ない生ベースオンリー、B’z暗黒時代を代表するアルバム「The 7th Blues」2枚組収録の、「どうにもならん」というメタファーまみれな1曲。当時の音楽シーンを世界的に見ると、グランジブームが去ってオアシスが台頭してきた時代といえるのだが、もともとグランジ/オルタナとは縁がなかったB’zは、ここで一気にブルーズ回帰(≒エアロ路線)。ふたりの髪はどんどん伸びていき、ツアーの最後まで「ネルシャツ+長髪」だった(注1)。「おでかけしましょ」は、「9th」以降のツアーでは滅多に演奏されない曲。それゆえ、昨年突発開催された地方突撃ゲリラツアー「IN YOUR TOWN」で演奏されたとき、「わははははは!そーきたかー!」とNちゃんと大喜びしてしまった。ファンの間で人気な曲とはいえないが、TV音楽プログラムで披露されたことがある(Mステだったか?)。
★ライブ&映像背景
1994年。Part1(55本)と2(32本)に分け、ホール+アリーナクラスの会場で、約1年にわたるロングランツアーとなった「The 9th Blues」(注2)。地獄のツアーとなり、後半はお疲れモード全開、合間に出演したMステでは、そのあからさまなボロボロぶりに、下平アナ(だったっけ?)から「お疲れですね…」と云われてしまったほど、傍目からもわかる過酷さを極めたツアーで、ベストコンディションを保つ難しさを、ご本人たちはもちろん、ファンも思い知らされることになった。
ただし、音と演奏の素晴らしさは格別、このツアーから「B’zライブ=バンドライブ」を印象付け、さすがこのメンバーで3年間やってきただけあると、オープニングの1曲目が流れた時点で深く感心してしまった。
DVDに収録されている横アリ公演は、Part1のラスト2daysのうちの1本。映像を見ると若いとゆーか、とくにイナバ氏の動きは野生児そのもの。ただし、ここまでイナバ氏のアクションがムダに激しかったのは、このツアーくらいまで。コントコーナーはなくなったものの、トム・ウェイツ出演映画(注3)の影響をモロ受けしたイナバ氏の「ぼやきコーナー」があり、この横アリ公演ではさらに、西城秀樹の「激しい恋」をワンコーラスほど披露(注4)、秋林をビックリさせた…が、ゲラゲラ笑いながらの歌唱だったため、かなり聞き取りにくいものだった。中盤、エアロスミス「Livin’ On The Edge」に影響されたと思われるシャウト&ギターリフに、「うひょー!今度はエアロか」と、つい思ってしまった。
アルバムも発売していないのにツアーが始まり、私が最初に参加した名古屋センチュリーホール公演日が、アルバム発売日と重なった。Part2ラストの月寒グリーンドーム公演に行く予定だったが、捻挫して松葉杖をつくハメになり、行けなかったちょっと悲しい思い出がある。計87本。チケット代:5150円(指定席)。5枚半券が残っているので、たぶん5本行ったと思われる。ファンクラブ優先チケットは、93年の渚園から作られるようになったが、会員ナンバーと名前が記載されるようになったのは、この「9th」からである。
★注釈
(注1)髪は最終的にスゴイ長さになって、三つ編みができるほどだった。DVDを見ると、松ちゃんのダブルクロスネックレスが印象的に映っているが、これは93年くらいからずっと付けていたもの(たぶん)。合わせてイナバ氏も、同じ時期にインディアン風な銀の羽根をつけていて、現在それは右上腕にあるタトゥ(「Respect」)のモチーフになっている(たぶん)。
(注2)アルバムは「The 7th Blues」だが、ツアータイトルは「The 9th Blues」。なんで7で9なの?…7枚目のアルバムでLIVE-GYMは9回目になるから、というのがその理由。なお、「ブルース」ではなく「ブルーズ」。「スムース」や「ニュース」と同じで、「Blues」の発音は「ブルーズ」と濁るのが正しい。
(注3)「チキンハート・ブルース」だったかなー…。
(注4)「傷だらけのローラ」は、「RUN」ツアーで披露済(「ロ〜ラ〜!」だけ。しかもアミーゴ・コマシ・エンジェルJr.謎のアメリカインディアン・イネーバとしてなので、かなりアヤしかった)。なんとなくおわかりいただけるかと思うが、イナバ氏はヒデキのマネが上手い。
★記憶以外の参考資料
『Be+wiz』vol.06〜23(B’z Party会報誌)
[B’z LIVE-GYM ’94 "THE 9TH BLUES -Part1-"] (1994/7/1 横浜アリーナ)
CD:アルバム「The 7th Blues」収録(1994/03/02)
★曲について
バンド色が強く、打ち込みベースが一切ない生ベースオンリー、B’z暗黒時代を代表するアルバム「The 7th Blues」2枚組収録の、「どうにもならん」というメタファーまみれな1曲。当時の音楽シーンを世界的に見ると、グランジブームが去ってオアシスが台頭してきた時代といえるのだが、もともとグランジ/オルタナとは縁がなかったB’zは、ここで一気にブルーズ回帰(≒エアロ路線)。ふたりの髪はどんどん伸びていき、ツアーの最後まで「ネルシャツ+長髪」だった(注1)。「おでかけしましょ」は、「9th」以降のツアーでは滅多に演奏されない曲。それゆえ、昨年突発開催された地方突撃ゲリラツアー「IN YOUR TOWN」で演奏されたとき、「わははははは!そーきたかー!」とNちゃんと大喜びしてしまった。ファンの間で人気な曲とはいえないが、TV音楽プログラムで披露されたことがある(Mステだったか?)。
★ライブ&映像背景
1994年。Part1(55本)と2(32本)に分け、ホール+アリーナクラスの会場で、約1年にわたるロングランツアーとなった「The 9th Blues」(注2)。地獄のツアーとなり、後半はお疲れモード全開、合間に出演したMステでは、そのあからさまなボロボロぶりに、下平アナ(だったっけ?)から「お疲れですね…」と云われてしまったほど、傍目からもわかる過酷さを極めたツアーで、ベストコンディションを保つ難しさを、ご本人たちはもちろん、ファンも思い知らされることになった。
ただし、音と演奏の素晴らしさは格別、このツアーから「B’zライブ=バンドライブ」を印象付け、さすがこのメンバーで3年間やってきただけあると、オープニングの1曲目が流れた時点で深く感心してしまった。
DVDに収録されている横アリ公演は、Part1のラスト2daysのうちの1本。映像を見ると若いとゆーか、とくにイナバ氏の動きは野生児そのもの。ただし、ここまでイナバ氏のアクションが
アルバムも発売していないのにツアーが始まり、私が最初に参加した名古屋センチュリーホール公演日が、アルバム発売日と重なった。Part2ラストの月寒グリーンドーム公演に行く予定だったが、捻挫して松葉杖をつくハメになり、行けなかったちょっと悲しい思い出がある。計87本。チケット代:5150円(指定席)。5枚半券が残っているので、たぶん5本行ったと思われる。ファンクラブ優先チケットは、93年の渚園から作られるようになったが、会員ナンバーと名前が記載されるようになったのは、この「9th」からである。
★注釈
(注1)髪は最終的にスゴイ長さになって、三つ編みができるほどだった。DVDを見ると、松ちゃんのダブルクロスネックレスが印象的に映っているが、これは93年くらいからずっと付けていたもの(たぶん)。合わせてイナバ氏も、同じ時期にインディアン風な銀の羽根をつけていて、現在それは右上腕にあるタトゥ(「Respect」)のモチーフになっている(たぶん)。
(注2)アルバムは「The 7th Blues」だが、ツアータイトルは「The 9th Blues」。なんで7で9なの?…7枚目のアルバムでLIVE-GYMは9回目になるから、というのがその理由。なお、「ブルース」ではなく「ブルーズ」。「スムース」や「ニュース」と同じで、「Blues」の発音は「ブルーズ」と濁るのが正しい。
(注3)「チキンハート・ブルース」だったかなー…。
(注4)「傷だらけのローラ」は、「RUN」ツアーで披露済(「ロ〜ラ〜!」だけ。しかも
★記憶以外の参考資料
『Be+wiz』vol.06〜23(B’z Party会報誌)
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