……ちょっとちょっとちょっとちょっと!
ロマンス小説なのに、(私の)ジェイミーがあんな目に遭っていいんでしょうかっ!?クレアよりよっぽど狙われてるじゃあ〜りませんか。欲望の対象とはまさにこのこと。23歳の童貞くんが、2巻終了後にはすっかりいっちょ前のテクニシャンになっちゃってまあ…と感心していたのに、いきなりあんなことされちゃうなんて、おねーさん……叫びそうになっちゃったじゃないの!

…ってか、叫ばしてちょーだい。

ぎゃああああああああああああああああ!

……。
全米で大人気シリーズだそうですけど、読者がこれで大喜びするということは――全米女子のみなさん、もしかして腐女子なんですか?ダイアナ・ガバルドン自身が腐女子なのかも。

久しぶりにこの手の描写を読ませて頂きました。
(ちょっと忘れかけていたナリ)

ただ、めくるめくラブラブシーンの数々も3巻目になると、さすがにちょいと飽きがきたか。……鮮度求む。

女性視点のロマンス小説なので、男性が読むにはキツイかもしれませんが(なので男性にはオススメできません)、このシリーズを読めば、一般女性がいったいなにを望んでいるのか、どうされたいのか――わかるかも。

そーいえば、いま話題の「Brokeback Mountain」の場合、ラブシーン(らしきもの)はわずか数行、しかも淡々とした表現で書かれているのに対し、全米公開中の映画版(だから日本ではいつ公開なわけ!?>ワイズポリシーさん)は、原作を補うとばかりにたいへん想像力豊か、且つ、熱っぽいシーン(約1分)になってるそう。う〜む……。BBMに関しては、ネタがあるのでまた日を改めて語ります。
…というわけで、雪が降ってめちゃ寒い中、本屋さんへどかどかと駆け込み、ダイアナ・ガバルドン著「アウトランダー」シリーズのうち、1〜2シリーズである「時の旅人クレアII」「時の旅人クレアIII」「ジェイミーの墓標I」「ジェイミーの墓標II」をゲットして参りました(「III」は今日買いに行きます!押忍!)。

この私を走らせるとは…恐るべし!<アウトランダー魔界

そして一気に、2巻目の「時の旅人クレアII」を読んでしまいました。

この私に一気読みさせるとは…恐るべし!<アウトランダー魔界

その恐るべき魅力(いや魔力か)にあらがえず、ついに私も「アウトランダー魔界ガバルドン峡谷」に踏み込んだ、一匹の電脳仔羊となってしまったようです。本望です!それにひとりじゃないもん!夜霧さんがいるもん!

…で、感想なんですが。

190cm以上ある「職業:戦士」な若者を、毎日毎日いろんなところで、相手するのは大変だよなあ、体力勝負だよなあ、でも同じやりたい盛りでも目に余るギラギラアナキン(参照→http://diarynote.jp/d/25683/20050813.html)とは違って、ジェイミーは忠実な仔犬のようにかわいいから、つい「いい子ね〜♪」となっちゃうんだろうなあ……でも正直ラブラブは読んでて照れちゃう♪

………。
秋林、持ってた砂をすべて吐かせて頂きました。

ザァァァァァァァァァァァァ!

………。
それにしても、16歳の頃のジェイミーはトンデモなくかわいかったんでしょう、あ〜んな目やそ〜んな目に遭遇していたとは。一度ならず2度までも(もっとありそうだ)。そうだろうな、目をつけるのはなにも女子だけではあるまい……そこらへん、必読ですよ!腐女子のみなさんっ!喜べます♪

一般女子から腐女子までカバーするなんて、ダイアナ・ガバルドンはスゴイですよ、まったく。

…とここまで書いて気が付いたのですが、マトモな感想になってません。それに考えてみれば、ダイアナ・ガバルドン著「アウトランダー」の説明もしていませんでした。

(以下、「時の旅人クレア I」amazon紹介文より引用)
空前のロマンティック・アドベンチャー巨編いよいよ開幕!「好きな本を一冊だけ挙げろと言われたら、迷うことなくアウトランダー・シリーズを選ぶわ/リンダハワード」
第二次大戦終結直後、従軍看護婦だったクレアは夫とともにスコットランドのハイランド地方で休暇を過ごしていた。ある日、地元の人間に教えられてストーン・サークルを訪れた彼女は、突如異様な感覚に襲われ、意識が混濁する。
気がつくと、古めかしい衣装の戦士たちが眼前で戦いを繰り広げていた。逃げかけた彼女を捕らえた男の顔を見ると、夫にうりふたつ。こともあろうに、その男は夫の先祖だった。クレアは18世紀にタイムスリップしていたのだ!
世界中で人気沸騰のロマンティック・アドベンチャー巨編、いよいよ開幕!

舞台は18世紀半ばのスコットランド、20世紀で従軍看護婦だったクレアのタイムトラベルを描いた、米国ではたいへんな人気を誇っている、読み出すととまらないロマンス小説です。そうだなあ、日本で似たような作品を探すと、小説より少女マンガのほうが多く、同じとは云えないけれど「王家の紋章」「天は赤い河のほとり」あたりを想像して下さると、なんとなく位置づけがお分かり頂けるかなと。

で、私が騒いでいる相手は、このシリーズに出てくるジェイミーという23歳のハイランダー青年です。

ハイランダーといえば、真っ先に思い出すのが「キャンディ・キャンディ」の丘の上の王子様♪(←世代が伺え知れます>秋林さん)……「キャンディ」をTVで観ていた当時、「なんで王子様は女の子みたいにポシェットを下げてるんだろう?」と思ったもんですが、風が吹いたり座ったりすると大層危険であるからあれがあるのだと、いまではこの極東女子も理解しております。あとはやっぱり映画「ブレイブハート」か。

↓「ブレイブハート」では、メル・ギブソンよりフィリップ・キャンデロロを思い出す私
http://www.webwinds.com/iceskate/philippe6.htm
(彼の場合、ダルタニアンのほうが有名かも。でもブレイブハートも演じてるんです。さすがにポシェットつけてませんが)

注:ポシェットは「スポーラン」というそうです。

そーいえば、3年前のアカデミー賞授賞式でプレゼンターをしたショーン・コネリーがフリル付きシャツを着ていたために、司会のスティーブ・マーティンに「ロブスターみたいだ」と冷やかされてましたが、なんでも本当はキルトを穿いてスコットランドの正装をしたかったのに、奥様(フランス人)から「やめて!」と云われ、仕方なく上だけにしたそうです。だからあんな中途半端だったのか…。

↓そのときのショーン・コネリーのお写真(IMDb)
http://us.imdb.com/RTO/2003/Photos/galleries/arr1--6.html
(とても70歳過ぎとは思えませんっ!)

で、ジェイミーに話を戻すと、性格は誠実で実直、教養があり、体格は強靭で、背がひっじょーに高く、髪は赤毛の長髪、瞳はブルーの超ハンサムな青年なんですけど……俳優でたとえても全然出てこない……。

なんとなくイメージするのは、「ドクター・クイン 大西部の女医物語」で、ジェーン・シーモア演じるDr.クインの年下(!)の旦那さんことサリーを演じた、ジョー・ランドか。

↓この人(公式サイト)
http://joelando.org/index2.html

ジェイミーよりかな〜り背が低いし、老けてる……ま、小説でも年を重ねていくので、30代になったらこんな感じでしょうか?

でもなあ……う〜ん……。

どなたか、イメージぴったりの人を教えて下さい。
←は…ハマってしまった…。

どどどどどどどうしよう……って、続きが読みたいに決まっているじゃんっ、落ち着け、私!

時代物だけど、BGMはフランツにしてるくらい。
それくらい気分はスコッチです。

aeaeaeaeaeae〜weeeeee〜♪
(↑スコットランド人になったつもりらしい)

1巻がmy大ひいきのヴィレッジ・ブックスから出たとき、しっかりチェックして買っておいたとゆーのに、なんと読み出したのは昨日から、つまり丸々3年間積読状態でした。

で、読んだらば。
ジェイミー、いきなり私のハートを鷲掴みっ!

きゃああああああああああ!

♪としし〜たのおとこのこ〜♪
いいよねえ〜、年下の男の子って♪きゃっ♪23歳、しかも童貞だあ!
(そんな私は山田ユギが大好きです。賢三ちゃん、ラブ♪)

さて。今日は映画を観に行くつもりだったけど、予定を変更して本屋さんへ行かねばっ!

aeaeaeaeaeaea〜♪
…では、行ってきま〜す♪
ついさきほど帰宅しました。

昨年から通勤でJRが遅れなかった日はありましぇん…。
やりたいことあったけど、疲れたし…いまからフテ寝します。

あ〜あ。

…と、その前に。

「ロード・オブ・ウォー」の宣伝について、もう少し語らせて下さい。

「ロード・オブ・ウォー」の感想でちょろっと書いた、「狙ってるんだろうけどハズしてる宣伝」ってのは、あの宣伝のノリで映画を観に行ったら、本編で描かれていることにビックリするだろう、そんな軽いノリじゃないんだよ、と云いたかったんです(かと云って、ずずず〜んと引きずるような重さはなく、どちらかと云えば、空虚に突き刺さされる感じ)。

アンドリュー・ニコルの作風を知ってるファンには、いつもの生活感がないニコルの演出だなと感じても、彼を知らない人が観ると、「こんな映画だとは思わなかったよ!新年早々、とんでもない映画観ちゃったじゃないの!騙された!」となるんじゃないかなと。私にはすんごく面白かった映画で、「リービング・ラスベガス」以来、ニコラス・ケイジの大ハマリ役だと思ったくらいです。一般的にはウケないだろうな…。

もし皮肉のつもりで、ギャガがあんな宣伝しているならば、ハズしてる…というか、すべってる。米国のほうがすべってない…けれど、米国だろうと日本だろうと、ニコル作品は映画ファンくらいしか見ないんじゃないかと思われるので、米国版は正統に(?)狙ってて一般向きの宣伝とは云えない。

結局どっちもどっち、宣伝しにくい映画なんだろうなあ、しかも日本はニックを宣伝しにくい俳優だというんだったら、なおさらシンドイだろうし…でもこの映画ってニックがプロデューサーやってるんだよねえ、フクザツ。

よくまあ2月に回さず、お正月映画にしたもんだ!>ギャガ

…と、云いたかったのでした。

■私の「S.W.A.T.」の感想
http://diarynote.jp/d/25683/20040713.html
(私の場合、こんな感じです>翠さん)
←以前「トレイラーよもやま話」でも取り上げた、どこまでもソリッドな無臭空間系アイロニー派アンドリュー・ニコル監督最新作。首がキリンさんになるかと思うぐらい、待ってましたよ、日本公開を!…でもまさかお正月映画になるとは。ギャガやるじゃんっ、思わず「エンパイア・オブ・ザ・ウルフ」まで観に行っちまったじゃないの!早々に打ち切られてたけど。でもなあ…この映画の宣伝って、ちょいと路線がズレてません?…「“最強ビジネスマン”キャンペーン実施中!」「演技派ニコラスの眉毛は感情のバロメーター!」(←クール・ジャパンではこんな宣伝打たれてるよ?>ニック)……。狙ってるんだろうけどハズしてるような。米国版サイトにある惹句「♯1 ACTION MOVIE IN AMERICA!」や米国版ポスターの方が、ソリッドに皮肉ってて、よっぽどニコル風味だと思うナリ。

■「ロード・オブ・ウォー」Lord of War(2005・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0399295/
公式サイト→http://www.lord-of-war.jp/index2.html
監督:アンドリュー・ニコル
脚本:アンドリュー・ニコル
出演:ニコラス・ケイジ、ジュリエット・モイナハン、ジャレット・レト、イーサン・ホーク

ストーリー:
ウクライナ系米国人のユーリ・オルロフ(N・ケイジ)は、ギャング間の闘争を見たことから武器の需要性を感じ、武器商人になることを決意する。弟ヴィタリー(J・レト)とともに修羅場を潜り抜けながら、ユーリは天性の商才を発揮、武器商人として成功していく。美しい妻エヴァ(B・モイナハン)を娶り、仕事を隠しながらも幸せな家庭を築くユーリ。だがそんな彼の前に、インターポールヴァレンタイン刑事が現れ――。

すみません、つづきはまたのちほど…。

12月に観た分の中で、とりあえず「SAYURI」と「ロード・オブ・ウォー」の2本、感想を書きます。
←「ドラゴン・レディかマダム・バタフライか」――ほんの一部のインテリ層は別として、一般的な外国人が持つ日本女性像はかなり誤解されてます。それを痛感させられたことがあって、私の友人にひとり、メリケン男がいるんですけどね、3〜4年ほど前、ヤツと初めて会った日に…なんて云われたと思います?「オンセン(温泉)に行こうよ。(日本女性と)一緒にオンセンに入るのが昔からの夢なんだ。それが普通なんだろう?」(←ただし酔っ払ってた)。あまりのことに笑えず、失礼なヤツの手を引っ叩き、「行って来い!大霊界!」と叫けんでやりました。それ以降、ヤツは(とりあえず)ジェントルマンですが、あのときは「MIT出ててもこの程度か」と非常にガッカリし…ってまあ、私も「メリケン男=体力自慢のバカ」と思ってたから、エラソーなこと云えないか。はははははは。いまは思ってませんよ、はい。

■「SAYURI」Memoirs of a Geisha(2005・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0397535/
日本公式サイト→http://www.movies.co.jp/sayuri/
監督:ロブ・マーシャル
脚本:ロビン・スウィコード、ダグ・ライト
出演:チャン・ツィイー、ミシェル・ヨー、コン・リー、渡辺謙、役所広司、桃井かおり、工藤夕貴、大後寿々花、他
上映時間:146分

ストーリー:
貧しさゆえ、9歳で置屋に売られた千代(大後寿々花)は、売れっ子芸者の初桃(G・リー)のいじめに遭いながら、下女として育つ。姉と別れ、置屋のおかあさん(桃井かおり)からもつらい仕打ちを受ける千代の前に、会長さん(渡辺謙)が現れ、希望を失っている千代を励ます。あのときの会長さんに会いたい――ただその思いひとつで、芸者を志し始める千代。やがて置屋に「千代を育てたい」とNO.1芸者の豆葉(M・ヨー)が申し出に現れ、千代は豆葉のもとで修行、そして芸者さゆり(Z・ツィイー)として、一流芸者になっていく――。

「ニッポンが嫉妬するJAPAN」って云ったって、そんなのハリウッドというフィルターがかかる以上、描かれるのは日本でもJAPANでもなくジパングに決まってるじゃないの、と割り切って観に行ったつもりでした……が。

むむむむむむ…。

京都に住んでたことはあれど、花柳界のことはサッパリわからない私ですけども、「SAYURI」を観た限り、NO.1芸者になるためには――芸よりもまず第一に、どれだけ簡単に男をコロっと落とせるか、そういった落しと騙しのテクニックをいかほど持っているかということが、最重要ポイントになるでしょうか?芸よりタレントというか。

本作を観た海の向こうの方々は、本気で「ゲイシャは娼婦ではなく、エンターテイナーである」とお思いになるんでしょうかね?…まっこと疑問でありんすよ?>マーシャル監督

「娼婦とは違う」と云っても、男を落とそうとけなげに頑張ってる(ように私には見える)チャン・ツィイー、旦那システム、ウェストが絞られて体の線が極端に出ているフシギな着物(いや「キモノ」か)、吉原遊女のような初桃、あの時代はフツーなのかもしれないけど、お約束のように混浴シーンはあるし――水揚げ落札競争シーンなんか、この私ですら、幼い娼婦を演じたブルック・シールズの有名な映画「プリティ・ベビー」を思い出しちゃうくらいなんだから、ガイジンさんは余計に混乱するんじゃないの?

だからもうそこらへんはうっちゃって、これはさゆりの芸者一代記なのよ、と視点を切り替え(ってか、それが本来の視点です>秋林さん)観てたんですけど、my贔屓のミシェル姐さんがさゆりの指南役として出てきたあたりからでしょうか、だんだん展開が芸者版「ベスト・キッド」になってきたというか、私の目には、ミシェル姐さんがミヤギさん、ツィイーたんがダニエルさん、コン・リー&工藤夕貴チームがコブラ会、として映るようになってしまいました…。

キャラクターについては…初桃はわかりやすいけど、さゆりはなに考えてるか、最後までわかんなかった。まるでお人形さんがお人形さんを演じてるかのよう。演じさせられているというか。だからなのか、チャン・ツィイーより、幼少時代を演じた大後寿々花ちゃんのほうがよく見えちゃった。

花柳界にデビューして、初舞台(?)を踏むさゆりの舞も、あれはハリウッドのジパング舞というか…あまりにもデカダン東洋趣味で、日本というよりは巴里のムーランルージュ。参っちゃったなあ、舞をカンカンにされちゃったよ…。それならばいっそのこと、ジパングじゃなく本気で無国籍にして欲しかったなあ。

俳優陣については、中国系の女優さん3人は(本人たちが悪いんじゃないけど)やっぱり日本人に見えず、ジパング人。もう感覚で、置屋の世話女中みたいなおばさんも日本人じゃないとすぐわかる。それでも日本人俳優は(当たり前だけど)みな日本人に見えるし、ハリウッド映画だろうが役所広司のくたびれ方は相変わらずで、工藤夕貴もよくやってると思うし、桃井かおりはやっぱりなにも演じても桃井姉さんで、渡辺謙に至っては文句のつけようがない。

映像がとても美しいので、絵巻物語として観るならばさほど飽きはこなかった、でもそれだけじゃお腹いっぱいにはなれないよ――じゃあ腹八分目にしたら?…そんなこと云われたって、食べるんだったら、私はブレンド米よりコシヒカリを選ばせて頂くナリ。

もしスピルバーグが監督だったら?…「スピルバーグ」の名前だけで客が呼べるだろうから、もしかしたらメインキャストは日本人俳優でいけたかも…って、な〜んだ私も結局割り切れなかったってことか。音楽も別にジョン・ウィリアムズでなくたってよかったような…。

あ〜あ。
ま〜た、日本および日本女性を勘違いするヤツが出てきそう。花柳界の方々も、日本を訪れるガイジンさんの誤解を解くのが大変でしょうね…。映画をマジに受け取る人、少なくないから。
←ホラーがニガテな人にもオススメできる面白さです…って、英国産コメディでもあるので(ちなみにWT社製作)、やっぱりポップでパンクでヒネくれてます。ただ、英国産にありがちなスノッブさがさほど鼻につかないので、とっつきやすいと思います。…あ!秋林イチオシのビル・ナイが出てますので、よろぴくね♪

珍しくホラー映画の話を書いたのですが、実はホラーに対し饒舌になれません(←でリンクしているまりゅうさんの監修が欲しいくらい)。嫌いというわけではないし、最近だと「ショーン・オブ・ザ・デッド」は、なんて傑作なんだと思っております。ですが、観る映画の中のホラー比率はやっぱり少なめ、たいして語れないんですよ。なので「その程度の話か。甘いわ!」とは、どうか思わないで下さいまし。私だって「ノラ・エフロンのラブコメ論」ならば、3000字くらい楽勝で書けますよ、でもホラーは……ってか、ホラーを熱く!詳しく!激しく!語る女子って怖くありません?

そんな私の小さい頃のトラウマ映画は――「猿の惑星」「食人族」、そしてタイトルを忘れちゃった古い「化け猫」映画。たぶんまだあると思うけど、思い出せない…。意外に純粋なホラー映画とは云えないものが多かったりします。

♯「猿の惑星」
手術されるというのがものすごく怖かった。とくに頭の手術跡が出てくるシーンが子供心に怖かった。いまはごく普通に観れるし、映画自体も素晴らしいと思ってる。あのラストの絶望感――「バタフライ・エフェクト」もあんな風にして欲しかったなあ。

♯「食人族」
TVでトレイラーがガンガン流れていて、ものすごく怖かった。本気であんな種族がいるんだと真剣に思って、夜も眠れなかった。あんなトレイラーをTVコマーシャルで流した配給会社、許した映倫がいまでも許せない。もちろん、大人になった現在は、あれがエンタテイメントだとわかっているけど、それでも観る気にはなれない。一生のトラウマ。

♯「化け猫」映画
純粋に怖かったから。いまではビビってた当時の自分がカワイイと思うナリ。

小さい頃から映画を観てるので、映画によるトラウマに関してはけっこう敏感です。レイティングや宣伝とか気になりますもん。いまでこそエンタテイメントだからと割り切れるけど、小さいうちはなかなかできないんじゃないかな(自分がそうだったから)。たとえば「食人族」の人体串刺し映像は、公開当時TVスポットでガンガン流されて、個人的にいまでもショックな思い出として残っています。

ジャンルはホラーに限らず、「なんで15歳以下は観れない?これこそ、中学生が観るべきだ」なんて云ってる大人がいるけど、それは大人になってからの観点であって、小さい頃からいろいろと映画を観てた私は、一概にそんな風に云えないです。でもレイティングを設定するのは大人なわけで……う〜ん…難しいナリ。
←イタリアンホラーの巨匠ことダリオ・アルジェント。彼の監督作の中では、これがもっとも有名ではないでしょうか?…私がまだ幼稚園児くらいだった頃、家のお風呂が壊れて近くの銭湯に行ったら、脱衣所にこの映画のポスターが貼られてあったことよく覚えています。なんて銭湯だ!…で、当時流行った本作の惹句――「けっしてひとりでは見ないで下さい」。幼心にとても怖く、「決して(ひとりでは)見ないでおこう…」と誓ったものです。実際にその誓いは守られ、鑑賞したのは最近のことでした。ウド・キアが出てたぞ。とりあえず私は「フェノミナ」世代なので、彼の作風はそれなりに知ってはいるんですけど、ダリオ・アルジェントって、ヒロインへの愛が屈折してるっていうか…つくづく「美少女いじめがお好きなしと」ですよねえ…。そう思いません?

今年の私はちょっと違うじょ!
だって新年早々、ホラーの話をするんだから!

というわけで、今年最初に観た作品はダリオ・アルジェントの新作「Jenifer」でした。「え?そんな映画ないよ?DVDも出てないじゃん?」とお思いの方もおられるでしょう。

実はクリスマスのちょっと前から帰省…じゃないや、帰国していた友人E(米国人)が、先日ようやく我が田舎に帰って来まして、その際に、米国産おみやげとして、米国ケーブルTV局SHOWTIMEで放送中の、ホラー・アンソロジー番組「MASTERS OF HORROR」を録画したテープを持ってきてくれたのです。それを昨夜、みんなで鑑賞したんですけどね、これ――全世界のホラーマニアがめちゃ喜ぶアンソロジーだったことが、私なんかでもわかります。

別に映画ファンでもホラーファンでもないEが、なんでこんなマニアな番組を持ってきたのか最初はフシギでしたが、聞けば、どうやら彼の日本の友人でこの番組を見たいというマニアがいて、その人のために録画したのだとか。で、観たらたしかに「さもありなん」なメンツでした。それくらい豪華です。

↓「MASTERS OF HORROR」(公式サイト)
http://www.mastersofhorror.net/
(アクセスするといろいろ見れます。まりゅうさん、どうっスか?)

↓IMDbデータ(IMDb)
http://us.imdb.com/title/tt0448190/
(ジョージ・A・ロメオは、残念ながらお流れになったようです。彼は映画を2本撮ってたから仕方ないでしょうね)

↓超豪華!ホラー・アンソロジー『MASTERS OF HORROR』サントラ(CDジャーナル)
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=9689
(日本語サイト。サントラの話ですが、番組についても語られてます。)

■「MASTERS OF HORROR」TV-Series(2005・米)
弟1話:「Incident On and Off a Mountain Road」(監督ドン・コスカレリ)
第2話:「H.P. Lovecraft’s Dreams in the Witch-House」(監督スチュアート・ゴードン)
弟3話:「Dance of the Dead」(監督…トビー・フーパー)
弟4話:「Jenifer」(監督…ダリオ・アルジェント)
弟5話:「Chocolate」(監督…ミック・ギャリス)
弟6話:「Homecoming」(監督…ジョー・ダンテ)
弟7話:「Deer Woman」(監督…ジョン・ランディス)
弟8話:「Cigarette Burns」(監督…ジョン・カーペンター)
弟9話:「Pick Me Up」(監督…ラリー・コーエン)
弟10話:「Imprint」(監督…三池崇史) 
弟11話:「Sick Girl」(監督…ラッキー・マッキー)
弟12話:「Fair Haired Child」(監督…ウィリアム・マローン)
弟13話:「Haeckel’s Tale」(監督…ジョン・マクノートン)

…すんごいでしょ??
B級ホラー/スリラー界の巨匠が勢ぞろい!
サム・ライミがいないのがちょい残念。「スパイダーマン」絡みで、それどころじゃないんだろうけど。

あんまり映画を観ない人、B級映画やホラー映画に興味がない人のために、A級ラインで活躍する、あるいはオスカー常連の監督でたとえて云うならば――スティーブン・スピルバーグ、ピーター・ジャクソン、リドリー・スコット、ロン・ハワード、ジェイムズ・キャメロン、マーティン・スコセッシ、クリント・イーストウッド、ピーター・ウィアー、マイケル・マン、アンソニー・ミンゲラあたりが揃ったようなものです!

形式・内容としては、それぞれの監督による「1話60分完結のオムニバス」を取っているホラー/サスペンスもの。「トワイライト・ゾーン」みたいな感じ。13話というあたりがいかにもホラー的な数で、ちょっとほくそ笑んでしまいました。昨年10月28日からのスタートだから、まだ13本終わってないはず。

個人的に注目したのは、やはり我が巨匠ジョー・ダンテが参加していることでしょうか。

んがしかし。私が観たのは、ダリオ・アルジェントの1本だけ。

コラ〜〜っ!
なんでダンテ巨匠の回を撮らなかったのよっ!?ばかもんっ!>友人E

それでも「Jenifer」は、アルジェントの近作の中では久しぶりに面白かったです。

襲われそうになっている金髪女性を助けた男。女は知恵遅れで歪んだ醜い顔を持っていたが、スタイルは抜群、非常に肉感的であった。つい情にほだされてしまった男は、ジェニファという名前らしいその女を連れて帰るが――というストーリー。

このジェニファの醜さってのが、またB級ホラーなメイクの仕上がり。冷蔵庫を開けた主人公、その中にあったものは……ってあたりも、実に「らしい」感じ。さらにジェニファと主人公の絡んでるシーンときたら、アルジェントの真骨頂、その屈折・倒錯っぷりが大炸裂してました。

そうだな…日本女子向けにたとえると、高階良子にスプラッタ風味を加えた感じ、でしょうかね?…う〜ん…ちょっとキレイ過ぎかなあ?…キレイ過ぎです!

日本では、ジュネオンかSPOあたりが絶対にDVD-BOXで出してくるでしょう。ホラーファン必見のDVDになると思います…ってか、米国では評判がいいらしいので、オススメ致します。
2006年の元旦です。

リンクして下さっている方々、ブックマークして下さってる方々、コメント下さる方々、親友、悪友――旧年中はたいへんお世話になりました。あいかわらずヘタレな私ですが、今年もどうかよろしくお願い申し上げます。

…というわけで、新年恒例の「目標」を。
今年はブログを書く上での自分の目標を掲げたいと思います。

映画感想を(できるだけ)書く
私めの感想を読んで下さる方がおられるだけでもラッキーなんですが、「感想を書かれていないので、ツッコミができません。ぜひ書いて下さい」と云われた以上は、頑張って書きたいと思います。押忍!…仕事がラクになって、さらに書く時間とやる気が比例すれば、ノープロブレムなんですけど。くすん。

尚、映画館で鑑賞する本数は100本以内にしようと思ってます。

…こんなところかな?

話は変わって、年末からずっと観続けていた「LIVE 8」DVD4枚組ですけども、えっちらおっちら、なんとかようやっと(extra以外)本日、すべて鑑賞致しました!

以下(いまごろ半年以上経っての)感想。

■ディスク1
ポール・マッカートニーと、いつの間にかエラくなっちゃったボノ率いるU2でスタート。さすがに今回は、英国国歌がありませんでしたね。

いろんなミュージシャンが出た中で気になったのは、まず、先日結婚されたエルトンお姉さま。何年経っても見た目が変わんないお姿、しかもいつものように悪趣味ジャケット着用でご登場。目を閉じて聴いてると、男前がアグレッシブに歌っているとしか思えないのに…。

そして、そんなお姉さまとデュエット(?)するため、3曲目から出てきたピート・ドーハティ。合法ではないモノを完全にキメた状態なのが誰の目にも明らかで、ヤバ過ぎ。そんな状態で出すな!…私はもともと彼の音楽が好きなわけではないとはいえ、こんなひどいステージを見ていると、余計に腹が立つ!

↓オジー、ピートに怒る(BARKS)
http://www.barks.jp/news/?id=1000016138
(怒ってるのはオジーだけじゃないじゃないと思うけど)

ちなみに曲が終わってハケる際、エルトンお姉さまが、ピートの唇にチューしていたことを、私は見逃しませんでした!さすがです!>お姉さま

そしてデュラン・デュラン。
20年経ってもサイモンの顔は大きかった…。

■ディスク2
カニエ・ウエストが出てたんだ!

飢餓映像のあと、マドンナ姉さん登場。
やっぱり場が盛り上がるなあと感心。でもそれ以上に感心したのは、姉さんのたくましいムキムキな二の腕(よく維持できるなあ)。エルトンお姉さまをしばけそうです。でもお子さんの教育にはキビシイのに、マドンナ姉さんってば、Fワードまじりの掛け声。DVDでそれがカットされてないことに、また感心。

そして、これまた出てるとは思ってなかったヴェルヴェット・リヴォルヴァー。スラッシュの奏でるレスポールは、聴いてると安心する。UKロックだけだとシンドイもん。

とーぜん参加のスティング。いつ見ても素敵〜♪うっとり♪

■ディスク3
マライア・キャリーのまるでバドガールのような衣装にツラさを感じる…すっかりどすこい体型になっちゃって。

そしてマルーン5の登場。彼らがいまどれだけ力を持ってるか、わかったような気がする。勢いがあって人気のある若手は、いまも昔もスティービーと共演することが多く、それが定番だったりするから。それにしてもマルーン5のアダムの声は、ライブで聴くと、ペット・ショップ・ボーイズのニールに似ている…と思うのは私だけ?

でも結局、もっとも場をさらったのはロビー・ウィリアムスか。英国限定人気なコヤツも、ピートほどではないでしょうが、なんだかちょっと合法でないモノでキメて、ステージに立ってたような印象がします――ブリティッシュのみなさん!彼はいつもこんな感じなんですか?…でもまあ、ずっとマジメな雰囲気だったところに、ロビーが一発カマしてくれたので、場がたいへん盛り上がったことは事実。よって功労者のひとりと云えるでしょう。

カントリー・シンガーのキース・アーバン。「この人かあ、ニコール・キッドマンの新しい恋人は」という目で終始見てました。だって、カントリーなんてわかんないし!

そしてザ・フーのあと、ピンク・フロイド登場。
…24年ぶりだっけ?

ザ・フーは「LIVE AID」にも出てたので、とりあえず見たことはあった。でもピンク・フロイドはもう再結成はないだろうと思ってたから、見れてラッキー♪…しかもすごく良かった♪こーゆーオヤジって素敵よね。

そしてラストはポール・マッカートニー。「ゲット・バック」を歌ったあと、ヒゲオヤジことジョージ・マイケル登場!

がしかし。
ジョージの歌声がほとんど聴こえないってどーゆーことよ!?>ポールさん

もともと「ドライヴ・マイ・カー」って選曲自体、ジョージ向きではない。でもポールよりジョージの声を聞かせて欲しかった。そんなんだったら、「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」を歌わせて欲しかった……。

そして、歌ったあとすぐ引っ込むヒゲオヤジ。ぜんぜんキマってませんでした!

フィナーレ。
ジョージ含む各アーティスト再登場。滅多に出てこない人だからなのか、カメラもよくジョージをとらえてくれたようで、けっこう映ってました。最後の最後、ちょっとだけ嬉しかったっス。

■総括
「LIVE AID」のときより、盛り上がってないように思えた。そもそも「LIVE 8」があるってこと自体、知らない人が多かったとゆーか。それはたぶん…「LIVE AID」のときのように、「Do They Know It’s Christmas?」(BAND AID)や、「We Are the World」(USA for AFRICA)のような、ビッグアンセムがなかったからかも。今回はライブ開催までで精一杯、そういう企画までは手が回らなかった/回せなかった/回せるわけがなかった、ということか。

そして、TVにかじりついて見なくてもネットで見れちゃうというお手軽さ。よって見る側にも、「見逃したらイカン!」という緊張感が生まれるはずもなく……結局この20年間でアフリカの飢餓はさほど変わらなかったけれど、メディアと音楽事情はずいぶんと変わってしまったんだな、という印象が残ってしまった。あとはヒップホップ勢力が拡大したことか。

う〜ん――20年後はどうなるんだろう?

■追記
20年前の「LIVE AID」のTV放送を録画された方、おられませんか?…放送の合間に、マクセルUDIIのコマーシャルが「これでもか!」というほど流れてたんです。もしお持ちでしたら、見せて下さい〜〜〜っ!(←まだ云ってる)

年越し 「LIVE 8」

2005年12月31日 日常
…というわけで、2005年の最終日です。

更新サボってまで仕事&大掃除をしていたのに、仕事は結局年越し決定、大掃除はなんとか1時間ほど前に終了したけれど、掃除するのに飽きちゃって、無理やり終わらせたという感じ。掃除機なんぞ、しばらく見たくもありません。

これからの予定としては、今年7月2日に催された、「ほっとけない人」ことボブ・ゲルドフ提唱の、「ライブ8」DVD4枚組を鑑賞しようかなと。定価9990円のところ、楽天の某ショップで5000円になってたので購入したのですが、10時間あるわ、参加アーティストは山ほどいるわで、なかなか通して観れなかったんです。とりあえずお掃除中にもずっと流してたけど…まだ1枚目が終わらない〜。でもこの休みを利用して全部観てやるっ!

ただなあ…20年前の「ライブエイド」をCXで観た世代としては、今回の「ライブ8」、日本ではあまり盛り上がってなかったなという印象があり、ちょっと淋しかったです。……邦楽全盛時代だから、仕方がないか。

さて。

年越しラーメンを食べながら、続きを観るか。

みなさま、よいお年を〜!
やっとこすっとこ、「ジョージ・マイケル〜素顔の告白〜」の感想を書き上げました。

↓感想(12/26少し書き直し。トイレ事件の追及を忘れてたもんで!)
http://diarynote.jp/d/25683/20051224.html
(長いです…読めます?)

書き残したことはナイけれど、ボーイ・ジョージはジョージに嫉妬してるなと、映画観て改めて思いました。まあ昔から彼らはライバルで、現在はお騒がせスター同士だけど、ジョージのほうが「上がり」組になっちゃったからなあ…。

あとは、写真くらいでしか見たことがなかったジョージパパが、たいへんなハンサムさんであることに感動致しました。

で、今日は感想を書き上げる気分を盛り上げるため、1986年(!)にリリースされた、WHAM!のドキュメンタリー「Wham! in China」を観てました。

「Wham! in China」は、中国公演の赤字を埋めるべくソニーが出したビデオで、いまとなってはたいへん貴重なライブ映像が観れるというシロモノです。その中でも「BLUE」を歌ってる映像は、とくにレアなんじゃないでしょうか。バックミュージシャンたちの演奏の上手さは舌を巻くほどです。

で、アンディの動きがひじょーに軽やかなのに対し、松田聖子のようなステップを踏みつつ、「ケアレス・ウィスパー」では、まるで演歌歌手のように登場、でも白スーツの下は裸という(上半身裸は中国側から禁止されたため。「じゃあ、上にジャケット着てたら裸でもいいだろう?」とはヨグ談)、ワケわかんない姿のジョージには参ります。

でも…21歳くらいですから、ふたりとも幼くてカワイイですね♪
18歳くらいでデビューしたため、当時活躍したポップスターの中では彼らが一番若く、ヨグもアンディもまだ42歳です(ブラピと一緒で、稲葉さんやデュードやラッシーのいっこ上になる。ちなみにマドンナ姉さんは今年47歳)。

ビデオ観てると、アンディはユーモア満点で魅力的だし、ジョージは「えへへ♪」という感じでマイルド。ここらへんが「女にモテる男」たる所以なんでしょうね。

↓その裏づけ記事がこれ(ジョージ・マイケル、「ダイアナ妃から好かれてた」BARKS)
http://www.barks.jp/news/?id=1000016769

(以下、引用)
ジョージ・マイケルが、故ダイアナ妃が「僕に特別な好意を持っていた」と語っている。ジョージいわく、ダイアナ妃は「他の多くの女性と同じように僕に惹かれてた」そうだ。

彼は『The Sun』紙にこう語っている。「彼女が僕をものすごく気に入ってるのがわかる出来事がいくつかあったよ。間違いない。彼女とはフィーリングが合ってたんだ。彼女は他の多くの女性と同じように僕に惹かれてたよ。それは女姉妹に囲まれて育って僕に威圧的なところがないからかもしれない。女性ってそういうタイプが好きだろ?」

ダイアナ妃との情事を考えなかったのかとの質問にはこう答えている。「それが破滅的なことになるのはわかってからね」

また、最後の2年間は会うことがなかったものの、ダイアナ妃が亡くなるひと月前に彼女や彼女のボーイフレンド、そしてウィリアム&ハリー王子の休暇旅行にジョインする計画があったとも明かした。「罪悪感を感じてるよ。彼女に気に入られてたのはわかってたのに、連絡するのを避けてたんだ。だって彼女の周りには自分勝手な理由で彼女と話したがる人がいっぱいいただろ。一緒に旅行へ行く計画もあったんだ。彼らのボートに乗るはずだったんだよ。でも、そうしなくてよかった。そんなことしてたら、彼女が亡くなったとき思い出が生々し過ぎただろうからね」

これ…事実だと思う。自分はデュラニーズみたいなこと云ってたダイアナ妃だったけど、あの当時のヨグはすんごい人気で魅力的だったから。あと、「それは女姉妹に囲まれて育って僕に威圧的なところがないからかもしれない」って下りも納得。ホント、昔からマイルドな喋り方や物腰の人だったもん(たまにバカっぽく見えましたが)。だから余計に「FAITH」のマッチョぶりがウソくさく、ヘンに思えたっけ。

今度、ジョージ抜きで改めて語りたいと思ってた、「なぜ女はそういうマイルド系タイプの男が好きなのか」を、先にジョージに語られちまったい。

別にゲイだと告白しても、女性ファンはノープロブレム。

だからカミングアウトしても、女性ファンは減らないと思うよ?どう?>平井くん…ビッグなお世話です!>秋林さん

ただし、ゲイに魅力的な男が多いのは、女として大問題か。
…いやホント、多いんですよ。「私の愛情の対象」でのジェニファ・アニストンの気持ちが、よくわかるってもんです。

…というわけで(?)、ハッピー・クリスマス♪

↓懐かしいヨグサンタ&アンディトナカイをupしてみました。
http://akirine.jugem.jp/?eid=47
(若いっていいなあ♪カワイイなあ♪)

さて。これだけヨグネタを書けば、もう充分です。
…溜まってる映画感想に着手せねば。
←「秋林さんが、毎回『このヒゲオヤジ!』とかなんとか書いてる、ジョージ・マイケルって…どんなミュージシャンかしら?」と興味を持たれた方は、ぜひこのDVDを。WHAM!時代から「OUTSIDE」までの23曲(96年のMTVアンプラグド映像、フレディ追悼ライブ映像まで付いてます)+ジョージ出演分トーク番組まるごと+番組内で歌った2曲(別アレンジ)で、なんと1,883円!安すぎ!…リージョンALL仕様のため、お手持ちのDVDプレイヤーで再生可能。日本語字幕はナイけど、歌と映像見聞きする分にはノープロブレム!騙されたと思って1枚いかがですか?…なあに、私なんかこの20年近く、ヤツに騙されてたんですから♪

…というわけで、公開されることがいまだ信じられない、山あり谷ありすったもんだあり!な英国お騒がせポップスター、ジョージ・マイケルの半生を綴ったという、ドキュメンタリー映画の感想(もどき)をば。

■「ジョージ・マイケル〜素顔の告白〜」George Michael: A Different Story(2005・英)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0445952/
日本公式サイト→http://www.wisepolicy.com/george_michael/
監督:サザン・モリス
出演:ジョージ・マイケル、アンドリュー・リッジリー、マライア・キャリー、エルトン・ジョン、スティング、ボーイ・ジョージ、ノエル・ギャラガー、他

ストーリー:(Yahoo!ムービーより引用)
ポップミュージック界のカリスマ的存在、ジョージ・マイケルが自らを語ったドキュメンタリー映画。1982年のデビュー以来常に世界の注目を集めながらも、公の場に姿を現すことの少ない彼が、音楽にかける情熱やスキャンダラスな私生活について赤裸々(せきらら)に告白する。さらに親しい友人として登場する、エルトン・ジョンやマライア・キャリーが語るエピソードの数々に、ジョージの知られざる一面が垣間見られる

ミュージシャンやアーティストのドキュメンタリーは、昨年だけでも、バレエのカリスマ振付師から、オアシスのギャラガー兄弟含む90年代ブリットポップ騒動、スコセッシ製作のブルーズ史まで観た私ですが、本作に関しては完全に評価不能。

だって彼のドキュメンタリーである以上、映画を観るというよりは裏づけを見るという感覚になっちゃうんだもの。

映画感想書くのにグチる必要はないんですけどね、グチらせて下さいよ…ジョージ・マイケルのファンでい続けることが、どれだけシンドイことなのかを。

↓ご本人はこんなこと云ってるけどさ…(YAHOO!記者会見)
http://headlines.yahoo.co.jp/video_gallery/showbizzy_interview/g051240.html
(見てると思わず砂を吐いてしまうノロケ会見動画。56kか300kを選んで下さい。Windows Media Playerのみ)

人気絶頂時にWHAM!を解散するわ、米国アーティストばかりの中でただひとりUK出身ソロとして成功したのに、ソニーとの裁判でアルバム出ないわ、身内や恋人を失って何年も経つというのになかなか立ち上がらんわ、ツアーはやりたがらんわ、なんとかアルバムが出てみれば今度はトイレで逮捕され、極東の地方新聞にまで「ジョージ・マイケル、公衆わいせつ罪で捕まる!」と見出しは躍るわ、ピカピカの回転トイレとともに、LAPDの格好をして出てくる自虐ミュージックビデオを作るわ、「誰のファン?え〜!?ジョージ・マイケルぅ?トイレでカミングアウトしたアイツか?」と米国出身の友人に笑われるわ(アンタだって英国にいた10代、ジョージのマネしてたって云ってたじゃん!>E)、ブッシュ&ブレア批判をして大叩き食らうわ、8年越しにアルバムが出ると思ったら、大喧嘩してまで別れた「FONY」ことSONYから出るというわ……なんなのよ!?いったい!もう!…ぶつぶつぶつぶつ…。

…と、そんなファンの長年のため息に対するジョージのアンサー映画になる本作ですが、観てみると、以前UKメディアで語った/流れたこと、自伝に書かれてあることが繰り返されてたり、映像も↑のDVDに収録されているトークショーや、いままで公式にリリースされている2本のドキュメンタリー(「Wham! in China: Foreign Skies」「George Michael」)が流れてたりするので、ファンにとっては「やっぱりね〜」という印象が先行しがちで、正直インタビューは、アンディや関係者、他のアーティストが語る内容のほうが本人のそれよりも興味深い。全員、事実を語ってると思うけど、メンツの中に、マドンナがいなかったのは至極残念ナリ。

デビッド・オースティンはフケたものの、ペプシ&シャーリー(WHAM!のダンサー。シャーリーは幼なじみ)は、ぜんぜん変わらない、ボーイ・ジョージだって相変わらずな口調。そしてアンディと一緒にいるジョージの雰囲気が昔通りなところが、とても嬉しかった。

がしかし。
「ノエル・ギャラガーの出演、正味10秒」って、なによ!?
一番期待していたのに!もっとも的確なことを語ってたのに!ほかにもいろいろ語ってたでしょうに!カットしやがって!

という不満はあるけど、本人の波乱万丈音楽人生はやっぱり面白かったりするわけで、その中でも私がずっと知りたかったことは――

1.アンディたちはWHAM!時代からヤツがゲイだと知っていたのか?
2.ソニーと再契約に至った経緯は?
3.どうしてトイレに行ったの?…で、中でなにしてたの?
4.本当にセミリタイアするのか?

さあ、語ってもらおうじゃないの!…と思ったのに、回答は1だけ、ほかはあやふや。残念ながら記者会見でも、映画の内容よりゲイに関する質問が多かったために、わからずじまい。残念。

そんな中で、私をたいへん感動させたことがひとつ。

昔からの仲間であるアンディやシャーリーたちが、どんなにお金を積まれても、ジョージに関する話をお金で売るようなことはしなかったんだな、ということ。…いい友達を持ったね>ヨグ

あとはやっぱり――

マクセルUDII「えっへん!ハイポジション!」CF(フリーダム編)が流れた〜〜〜〜!!

一番恥ずかしかっただろう映像を流すあたり、本人の赤裸々告白への心意気が感じられます!…が、その勢いで「バッドボーイズ編」も流して欲しかったなあ。あと、ジョージが競り落としたジョン・レノンの「イマジン」ピアノなどが出てきます。

誰もが認める「ソングライター、サウンド・クリエイター、シンガー」として三拍子揃った、それこそ「ン十年にひとり」(音楽ギョーカイではそう云われてるの!)である彼が、赤裸々告白するような映画を製作しなければならないこと自体、音楽性よりゴシップ先行アーティストになってしまったのか、こんなはずじゃなかったんだけどなあ…という嘆きは正直ある。だけどやっぱり懐かしかったし、面白かった。

本作以降メディアに出てこないかと思えば、ファンには愛しく思えてしまう――そんなドキュメンタリー映画。ただ、やっぱり映画というよりファン向け特番に近いかな。インタビュー以外の第三者的視点が(ほぼ)皆無だったから。そこが弱い点。

ともあれ、本作のDVDリリースをしてね!>ジョージ

感謝

2005年12月21日 音楽 コメント (6)
去る12/15に開催されました、「舞台挨拶付!『ジョージ・マイケル 〜素顔の告白〜』ジャパン・プレミア」への参加の件で、こんな私めにお声をかけて下さった方々へ、あらためて感謝の念を申し上げたいと思います。

まずは、舞台挨拶付きプレミアの情報をご一報下さいましたtkrさま。

二度と日本にやってくることはない、このままジョージは引退だろうと思っていたため、このたびの来日情報は完全ノーマークでした。ご一報下さらなければ、何も知らないままネットでニュースを見、大ショックを受けていたことでしょう。本当にありがとうございました。

そして、20倍の競争率の中で試写会を見事ゲット、私めをお誘い下さいました、夜霧のネオンサインさま。

感謝、感謝でございます。なんとお礼を申し上げたらよいか、もうわかりません!…「せっかく遠いところから来られたのに、たった5分で終わるなんて…」と私を慰めて下さいましたことがたいへん印象深く…でもいいんです、あのジョージのことですし、3分じゃなかっただけよかったと思っております。それよりも夜霧さんとご一緒させて頂いたことが嬉しく、あの日は一生忘れないでしょう。とても楽しかったです。今度はぜひぜひ「山」で盛り上がりましょう♪

それから、私めのために試写会を申し込んで下さった、まりゅうさま。

本当にありがとうございました。そのお気持ちがたいへん嬉しく…なんと申し上げたらよいか…。試写会プレゼントの申し込みをしていて気付いたのですが、申し込みの際にMTV側がいろいろとアンケートや映画感想記入を求めたりなど、めんどくさい手続きを取らねばならなかったわけで…申し訳なく思っています。

あ、そうそう。来年のオスカー予想対決、よろしくお願い致しますね♪

そして、ラフマニノフ師匠。

お心遣いだけで、弟子であるパダ子は嬉しく思っております。
「This Weapon is My Life」ストラップを、いつか師匠のライトセイバーに…と思っておりますが、その際は、「こんな無粋なもの付けられるか!」というコメントを期待しております。また、たとえお掃除がたいへんでも、くれぐれもそのストラップで周辺のお掃除をなさらないよう、お願い申し上げます。

みなさま、本当にありがとうございました!!
うわ〜〜〜〜〜んっ!(←泣いている)



今回のキャンペーン以降、もう二度とジョージは来日しないだろうと思っています。

本人は幸せがなによりであり、「お金は充分に稼いだから、もういらない」と毎回云ってますし、ツアーはやりたがらないし、「ペイシェンス」以降、CDリリースの予定もないらしいので、かなり本気でセミリタイアの道を進むのでしょう。今回の来日は「消える」直前の、顔見せのように私には感じられます。

↓「ジョージ・マイケル、映画を最後にリタイア?」(BARKS)
http://www.barks.jp/news/?id=1000005561
(ベルリン映画祭プレミアで語ったとのこと)

がしかし。彼はそれでも英国や欧州ではまだまだスターです。たとえ露出は少なくても、まったくメディアに出てこないことはないはず。それになんだかんだいって目立ちたがり屋だし、昔から「本人の云うことが一番アテにならない」人なので、もしかしたら気が変わって、突然なにかやらかすかもしれません。

廃れるような音楽を作らないソングライティング能力の高さ、だれも彼のように歌いこなせるものはいないその歌唱力、シンガーとしてたいへん稀有なヴェルヴェットヴォイスを持っているということ――また私自身が、10代の頃にWHAM!やソロを聴いてはしゃいだという、楽しい思い出を持っている以上、私はこのまま彼のファンでい続けます。

ちょっと淋しくなるだろうけど、これからも彼の音楽を聴き続け、お騒がせに振り回されながら「またヨグがなにかやらかしたのか!」と、ため息をついていきたいと覚悟して思っております。
←ジョージ・マイケルのソロと云えば、この「FAITH」が一番知られているアルバムではないでしょうか?…もともと彼は、WHAM!時代からセクシャルな雰囲気を漂わす人でしたけども、明るく楽しくそして若々しいお色気を振りまいてたWHAM!とは違い、ソロ初期は、←のように「タイトなジーンズ・BSAのバイカージャケット・サングラス」の三点セットで、米国マーケットを強く意識した、マッチョなお色気をウリにしておりました。そのくせ歌い出すと甘美な声が聞こえてくる――よって女子層の支持は厚く、「ハリウッド女優が選ぶ『抱かれたい男』」でも、No.1選出されたことがあります。でも実はゲイだった――いま思えば、その片鱗は昔から見えてたか。BSAのバイカージャケットにチェーンじゃなく真珠付けてたあたり、ヘンだったもんなあ…(遠い目)。

というわけで、映画感想を書く前に、12/15(木)に開催された「舞台挨拶付!『ジョージ・マイケル 〜素顔の告白〜』ジャパン・プレミア」と、秋林のすったもんだ上京レポートをば。

12月15日(木)。
←でリンクしている夜霧のネオンサインさん(素敵なお方でした〜)のお誘いを受け、約20倍(!)の競争率だったという、「舞台挨拶付!『ジョージ・マイケル 〜素顔の告白〜』ジャパン・プレミア」へ、12/15(木)会社を休んで、行って参りました。

生ジョージを見るのは、「Cover to Cover」ツアーから実に14年ぶり。私の住むホクリークでは、記録的な大雪となり――ジョージがらみのイベントは毎回すったもんだだよなと、朝起きて、まずため息をひとつ。そしてジョージなだけにドタキャンを心配しながら「めざましTV」を見れば、昨日成田に到着したばかりのジョージが出てきたので、ひと安心。そのまま朝7:00に家を出ました。

13:40、東京にブジ到着。

17:30、渋谷LUSHでお買い物。
17:45、夜霧さんとの約束時間である18:00のちょっと前、「舞台挨拶付!『ジョージ・マイケル 〜素顔の告白〜』ジャパン・プレミア」が開催される、渋谷Bunkamuraル・シネマに到着。

エレベーターで6Fに上ってみると、レッドカーペットがお出迎え。こんな街中(まちなか)のミニシアターに、仰々しくもささやかなレッドカーペット……この上をジョージが手を振りながら歩くかと想像するだけで、思わず笑いがこみ上げる秋林。だって……ねえ?

待ち合わせ場所であるカウンターに行くと、「入場受付をされる方は、こちらの階段にお並び下さい」と云われ、階段を覗いてみたら、人がいっぱい。引換ハガキは夜霧さんがお持ちなので、並ぶわけにもいかず、そのままカウンター奥のイスに座り、夜霧さんをお待ちすることにしました。

18:15過ぎ、整理券のために並んで下さっていた夜霧さん現る!

ごあいさつしながら、食事のためにル・シネマを出て、近くのお店へ。ゴハンを食べながら話に花を咲かせていると、のんびりしていた私に「開演時間は19:30で、開場時間の19:00に、整理券の順番で入場するんですよ」と夜霧さんが教えて下さり、時間を見ると、なんと開場時間5分前!

慌ててお店を出て、Bunkamuraル・シネマまで走る――も、今度はエレベーターが使えないっ!!

「階段をお使い下さい」と云われ、階段で6Fまで駆け上がる夜霧さんと秋林……ジョージのレッドカーペットウォーキングのせいでエレベーターが使えないのかと思うと、怒りが。……うううう…夜霧さん、走らせてゴメンなさいいいいぃ!

なんとか6Fのル・シネマに到着し、息を切らせながらカウンター前に行くと、整理券番号20番台が読み上げられていて、私たちの番号である「37番」はギリギリセーフ!…真ん中の列・真ん中の席をゲット!…ジョージを近くで見ることより、映画をベストポジションで観たかったし、もともとミニシアターなので、真ん中の列と云えどもかなり前。本当にいい席がゲットできました。

本人のご登場まで時間があるため、夜霧さんとお話しながら待っていると、私の隣に男性ふたりがお座りになりました……が、口調を聞かずとも、ちょっと見だけで**のカップルだとわかるふたり連れだったので(服装とか髪型とか…東京に住む元同僚で**のこーこちゃん、元気?)、やっぱなあ、そうだろうなあ、ジョージ・マイケルの映画だもんだあ、**のファンは多そうだもんだあ…と、思ったのでした。でも客層は圧倒的に女子が多かったです。

19:30くらい、「わあああ!」という声が聞こえてきて、あの仰々しくもささやかなレッドカーペットにジョージが登場したんだなと思うや、女性司会者の前説開始。写真は撮ったらダメだの、プレスも挨拶が始まったら撮影はダメだのという指示の後――「それではジョージ・マイケルさんです!」。

黒のヴェルサーチに身を包んだジョージ・マイケルさん、14年ぶりに登場!

髪は、量こそ減ったけど形は90年代初の頃と、ほぼ同じ。
ヒゲは、↑の「FAITH」ジャケットと、ほぼ同じ。
サングラスは横に長い、いつもの茶色いやつ(ヴェルサーチ?)。

盛大な拍手を贈る大喜びのファン、パシャパシャと撮影するプレス、「撮影は終わりです!」の司会者の声、そしてジョージの舞台挨拶開始!

「今日は寒い中、来てくれてありがとう。この映画は〜うんたらかんたら〜…」

と、話すジョージの姿をひと通り見た後、舞台挨拶なるものを耳に入れながら、私の目はスライドして舞台袖へ。絶対にケニーが出てくるはず!とドアを凝視していると、案の定ケニーひょっこり登場。思わず「あっ!ケニーが来てる!」と口走りながら、そのままケニーを見ていると――「ジョージさん、ご退場になります」。

登場→舞台挨拶、なんと正味5分!!

早っ!ってか、なんやそれぇええええ〜〜〜っ!?

あっさり出て行ったジョージに対し、「短い時間でしたが…」と女性司会者が必死のフォローをするも、あまりの短さと内容の薄さに、秋林、思わず大笑い!だって笑うしかなかったんだもん!…そして劇場内は、上映開始となるまでビミョーな空気が流れていたのでした。

いくら隣のシネマ2でもう一度挨拶があって、さらにヴェルサーチのパーティが待ってるからってねえ――ともに場所は同じでしょ??

プレミアというよりは、「ジョージ・マイケル ファンクラブ」のイベントのよう、なんともささやか〜な「舞台挨拶付!『ジョージ・マイケル 〜素顔の告白〜』ジャパン・プレミア」でした。おみやげもナシ!…ジョージは、いっつもここぞというときにキメられないんだよなあ…。

ちなみに上映終了後、エレベーターで帰ろうとすると人が多くてなかなか乗れず、階段で降りようとしたら、今度は階段が使えませんでした!!プンプン!

そんな私が後悔していること。

同じワイズポリシー配給なんだから、「ブロークバック・マウンテン」の日本公開がいったいいつ頃になるのか、訊けばよかった〜〜〜〜〜!!
目的が(相変わらず)本末転倒です>秋林さん

■映画の感想はこちら
http://diarynote.jp/d/25683/20051224.html
(ネタバレ上等!なので、お気をつけ下さい)
←もちろん、持ってます。ポール・ロジャーズがどんなに上手かろうが、このときのジョージによる「Somebody To Love」は、鳥肌モノです。

今日、東京から帰って来て、さきほどようやくPCを立ち上げたのですが、なんだか思ってた以上に、ジョージの来日記者会見記事が目に入ってくるので、不思議な感覚に陥ってしまいました。

日本にジョージがいたこと自体、奇跡、とゆーか…あの出不精男がねえ。

記者会見にしろ情報にしろ、ジョージの場合は海外のサイトに繋がないと収集できないし、ヤツ自身、あまりメディアに出なくなってきているし――今回のような、「日本語の看板・不愉快な思いをさせない気配りが感じられる日本人らしい質問・司会者の独特な仕切り声」に囲まれてる、いかにも「プロモーションで来日中なんです」な外タレの雰囲気は、ヘタすりゃWHAM!以来なんじゃないでしょうか。だって「FAITH」や「Cover To Cover」ツアーでは、さほどメディアに出てこなかったし。

…とゆーわけで、←でリンクさせて頂いている夜霧のネオンサインさんと一緒に、12/15(木)「舞台挨拶付!『ジョージ・マイケル 〜素顔の告白〜』ジャパン・プレミア」へ行って参りました。

東京で映画を観るなんて、今回の来日が「Cover to Cover」ツアー以来10数年ぶりだというジョージと同じくらい、私にも久々なことで、たぶん……友人Rちゃんに拉致られて観に行った「ラジオタウンで恋して」(Rちゃんなだけに、主演はやはりデュード――でも内容なんざまったく覚えてちゃいない)以来だと思われます。

でも私の今日のスケジュールが――

朝一番の新幹線(朝4:30起床) → 会社へ直行 → 就業 → 残業 → 帰宅

だった上、大雪ですったもんだもあったので、ちょっとお疲れです。

よって、試写会および映画感想はまた明日でもしたいと思います。
でも明日は休日出勤…し〜ん…。

ちなみに東京は、憎らしいほどお天気で暖かかったです。
そしてホクリークは、再び寒波に見舞われるとかなんとか………。
←何度でも(画像を)出してやる!
だって!私の中で現在大盛り上がりなのは、ゴリラよりカウボーイなんだもん!

…というわけで、まだ家にいます。
もうカンベンしてナリよ…<雪

で、またしてもBBM系の話なんですが。

12/11の日記「Climb The Mountain」で、コメントを下さったnanaさん(就職活動、応援してます!)によりますと…(以下、引用)
ヒースとジェイクのドリームがなかったかわりにシャーベット、じゃなくて「ジャーヘッド」の撮影中、ピーター・サースガードが「マギーに会えないから弟でいっか〜」的なノリでジェイクと共同生活をしていたというのを見まして、fu女子が喜びそうな発言だぁ〜と思ってしまいました。

…ホント、そうですね♪きゃ♪

私の場合、ギレンホール家では、弟ジェイクより姉マギーのほうが好きなんですけども、若手男優というカテゴリだと、ジェイクはかなり上のほうにランクされます。ヒースより好きかもしれません(「なんで!?ヒースのほうがルックス上じゃない!」と云われそうだ〜)。彼の出演作って、私好みのものが多いんですよ。能面演技俳優(ヘタという意味はまったくありません)だということ、そしてマギーお姉ちゃんと似てるところも気に入ってるんだろうなあ。

↓BBMプレミアでのギレンホール姉・弟・ピーター(IMDb)
http://us.imdb.com/gallery/granitz/3910/MaggieGyll_Cohen_6622396_400.jpg
(「弟でもいっか〜」が、本気で「弟いっか〜♪」になったらどうしよ?)

日本ではあまり知られてないギレン弟ですが、米国ではたいへんな人気がある若手俳優です。今、かなり引っ張りだこ状態なんじゃないでしょうか?…彼はリベラルな発言をさりげなくする(から、とても自然で好印象に思われる)人で、「ゲイを否定しないよ」みたいなことを云ってるため、そのスジの人からもたいへん人気があるし…上手いことやってるなあという印象です。

で、ピーター・サースガードのほうも、脇役としてですが、しょっちゅー見かけるので、これまた引く手あまたな模様。とーぜん、私もチェックしてます。

現在マギーお姉ちゃんと付き合ってる彼は、視線と仕草に独特の色気がある人。今年日本で公開された「キンゼイ」では、私だけでなく、一緒に観に行った友人E(ストレート)とF(ゲイ)までもが、リーアム・ニーソン演じるキンゼイ教授のアシスタント役の彼を見て、「俺なら確実に落ちるな」(F談)、「そういう趣味はないけれど、魔が差しそうだ」(E談)、「こりゃ奥さん、嫉妬しそうだ〜」(私談)と鑑賞後、彼の持つ雰囲気と色気に唸ってしまったくらいです。

……。
どうやら私は、おじさん俳優より若手俳優のチェックのほうに勤しんでしまうタイプみたい…。

↓BBMについて
http://akirine.jugem.jp/?eid=33
(ちょっと古い話ですが、当時は「まずは一報」だったので)

↓続報:「Brokeback Mountain」「LAST DAYS」
http://diarynote.jp/d/25683/20051128.html
(海の向こうの掲示板は、さらに回る回る回るの絶賛高速回転中!)

↓公式サイト
http://www.brokebackmountain.com/splash.html
(すでに秋林家のお茶の間PCの壁紙は、ここからDLしたBBM仕様となっております)

↓日本配給元の公式サイト(ワイズポリシー)
http://www.wisepolicy.com/films/index.html
(まだ作品自体の公式サイトはありません。↑にアクセスすると、BBMの情報がちょろっと読めます)
この時期にしては珍しくホクリークでも大雪となり、通勤電車(JR)がほぼ運休状態です。

…フテくされて自宅に帰ってきちゃった。

こんなフシギな時間に書き込んでるのは、そのためです。

あ〜もうやんなっちゃう…。
←現在、全米大絶賛公開中!
日本での公開、繰り上げてもらえないものでしょうか?
アカデミー賞狙いで遅くなるなら、それは勘弁してちょーだい!

この映画について、書きたいネタ(および情報)は山ほどあるのですが、まだ書けない…実はロジャー・エバートの評が彼のサイトにUPされるまで待ってるんです…早くしてよう!

最近、映画感想をぜんぜん書いてないことに気付きました。

けっこう書いたつもりでいたけれど、それは11月にリバー・フェニックス出演作を13作連続で書いたからであって、秋公開分としては「ルパン」と「がんばれ!ベアーズ」の2作品だけ。

…むむむむむ。
感想の書き方を忘れちゃった。

ちなみに今年書いた中で自分で気に入ってる感想文は、「ステップフォード・ワイフ」、「バタフライ・エフェクト」、「運命を分けたザイル」、「エターナル・サンシャイン」、「モーターサイクル・ダイアリーズ」くらい。

私にとって文章を書くことは、山に登ることと似ています。

12月はリハビリを兼ね、いろいろ書いてみようかな…。
…と云いつつ、今日さっそく「SAYURI」を見逃した!

こんな状態ですが、山にはぼちぼちと登っていく予定(は未定)です。
←でリンクしている十田 心さんから、「17歳のカルテバトン」を頂きました。

以下、回答です♪

○ 17歳の時何してた?
…ハテ?
17歳ってことは高校三年生だから、え〜っと……とにかく勉強がキツイ学校だったので、ずっとお勉強してました。

…と云っても、私は昔っからどうしようもなく私だったので、友だちと隠れて遊んだり、バカやったり、いたずらしたり、映画観に行ったり、ライブ行ったり、読書したり、男の子とデートしたりしてました。ごくごくフツーの女子高生だったんじゃないでしょうか。

ただ受験生だったとゆーのに、夏休み中に勉強が嫌になってしまい、課題を一切やらないまま新学期を迎えたら、その後1週間、学校居残りで課題をやらされ、地獄の残業を味わいました…。

あとはそうだな…昼休みの学校放送で、「FAITH」というアルバムの中から9曲目の「Kissing A Fool」を選んで流すつもりだったのに、ミキサーの後輩が間違って3曲目の「I want Your Sex」を流してしまい、教頭先生から大目玉を食らった覚えが。そして反省文を書かされた…。

○ 17歳のとき何を考えてた?
いかにして楽しい大学時代を過ごすか。これだけ勉強してるんだから、絶対遊んでやるっ!と思ってたような。でも結局大学でも学業は大変でした。

高校生の頃から、ずっと「週刊朝日」や「NEWS WEEK」を読んでたせいか(もちろんマンガ雑誌も読んでましたよん)、世の中を知ってるつもりでいました。10代の小娘だったくせに!

○ 17歳でやり残したことは?
理数系クラスだった高橋くんからデートに(2回も)誘われたのに、断ったことがたいへん悔やまれます。学年で一番カッコよく、しかもトップの成績の男の子だったのに!う〜ん…17歳でも女心は秋の空ってことか。

○ 17歳に戻っていただく方
う〜んと…Dさんに渡してみます。

以上、「17歳のカルテバトン」でした♪

姉さん、来日中

2005年12月8日 音楽
マドンナ姉さんが来日中(もう帰っちゃった?)。

ずいぶん前ですが、ドキュメンタリー映画「イン・ベッド・ウィズ・マドンナ」の中で、当時飛ぶ鳥落とす勢いだったケビン・コスナーを、けっちょんけっちょんに貶(けな)すマドンナに、「ねーさん!ねーさんっ!なんてこと云うのよ!?おそろしい!ひええええええ〜〜っ!」とビックリしたもんですが、今思えば、姉さんの云ってたことはたいへん正しかったな、と。

さらに、「私は『嫌い』と云われるよりも、『関心がない』と云われるほうがイヤ」という発言にも、納得。

姉さんには、いつまでも「マドンナ」でいて欲しいなあ。

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