先日発売された雑誌「BRUTUS」にて、いま話題の映画「KILL BILL」の監督であるタランティーノが特集されております。

私めも、ただの特集なら「ふ〜ん…」だけで読まずに終わってたのですが、その中に「タランティーノ邸訪問」とゆー、実に興味深い企画があると知りまして、「あのオタクの自宅には、いったいどんなコレクションが!?そしてそれらは整頓されているのか?」と気になってしまい、今日イソイソとその「BRUTUS」を購入してきました。

で、さきほどからその特集ページを見てるんですけど…いっや〜…スゴイですわ!…あるわあるわ!すんごい数のビデオが!!…そしてそのビデオの中に、「The Street Fighter(邦題:「激突!殺人拳」)があるのを発見し、思わず「やっぱり〜〜!!」と叫んでしまいました(しかもお茶の間で)。

でもなにより驚いたのは、彼の家がひっじょーに素敵だったこと。センスいいじゃ〜〜ん!!…でもって、ひっじょーに整頓されてたのにもビックリ。やるじゃん!…そしてプライベート映画館!(写真ではスクリーンに「パルプフィクション」が映ってる)…うっわ〜〜!いいな〜あの部屋!!最高じゃ〜ん!…タランティーノ邸に下宿(←レトロ?)させてもらえないかしら〜??


私は彼より下の世代なので、彼が好む映画とは微妙にズレているのですが(私はやっぱ80’sなんだよニャ)、彼の取り上げてるモトネタ映画は、どうやら私もけっこう観てたりするんだと今回判明したし、彼のいわんとすることにもひっじょーに共感しました(キャサリン・ビグローを褒めてくれてアリガト!)。

「マトリックス リローデッド」の感想も、ほぼ同じ。私も「マトリックス」は好きだけど、「リローデッド」では「マジでこれがザイオンなの〜!?」と思ったし(だから「野暮ったい」と感じたんだ!>私)、アクションにもガッカリした。でも3作目の「レボリューションズ」が大感激させてくれると信じてるし、それによって「リローデッド」が正しかったって証明してもらいたいとも思ってる。…いや〜…なんで「リローデッド」が個人的にダメだったか、ようやく納得しました!…目からウロコがポロリ(アリガト!>監督)。


しかし…もし私がタランティーノみたいな監督ならば、80年代の俳優をフィーチャリングするだろうな〜。アンドリュー・マッカーシーやラルフ・マッチオ、ジャド・ネルソン、モリー・リングウォルド、C・トーマス・ハウエル、レイフ・ギャレットあたりに出演してもらって、ひとりで悦に入ってそうだ〜(わ…笑えない…)。


ヤバイ…私も相当なオタクかも…。ぐぐぐぐぐぐ…。


では、また♪
前置きはありませ〜ん!の「すちゃらか映画レビュー!」どす!

お題は「2003年秋公開の映画」。
今回も、以前トレイラー紹介した作品を取り上げてみました。


!注意!
以下の文章は、それなりにネタバレしております。ネタバレしていてもダイジョブな作品だとは思うのですが、これからこの作品をご鑑賞予定の方で、ちょっとしたネタバレでもヤダ!という方はお読みにならないほうがいいかもしれません。


「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」The League of Extraordinary Gentlemen(2003・米/独)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0311429/
日本公式サイト→http://www.foxjapan.com/movies/league/
製作総指揮:マーク・ゴードン、ショーン・コネリー
監督:ステファン・ノリントン
脚本:ジェイムズ・デイル・ロビンソン
出演:ショーン・コネリー、スチュワート・タウンゼント、ペータ・ウィルソン、シェーン・ウェスト、トニー・カラン、ジェイソン・フレミング、ナサーラディン・シャー、他

ストーリー:
1899年、ヴィクトリア時代の英国。謎の人物ファントムによって英国銀行が襲われた。危機を感じた英国政府は、冒険家クォーターメイン(S・コネリー)に、チームを作ってファントムの野望を打ち砕くよう依頼。彼のもとに、ネモ船長(S・シャー)、透明人間のスキナー(T・カラン)、ヴァンパイアのミナ・ハーカー(P・ウィルソン)、スパイのトム・ソーヤー(S・ウェスト)、不死身の男ドリアン・グレイ(S・タウンゼント)、ジキル博士(J・フレミング)が集まった。そして――


ぎゃははははははははははははははははははは!!

なんつーかその…むか〜しTVでやってた「子供向けの特撮戦隊ヒーローもの」(しかもたまにやってた「歴代ヒーロー大集合」系)に、よく似てるんだよニャ〜♪

当時の私(小学生)は、それこそ真剣に見てたんだけどニャ〜…。セリフですべてがわかるような展開、「なんで?」と思っても「これはこーゆーもんなの!」と有無を云わせないゴーインさ、ジェットコースターなストーリー、しょーもない身内のゴタゴタ、でっかい野望のわりには小者な敵ボス、いかにもな敵アジトの雰囲気(科学者囚われで実験ゴボゴボ…など)、一生懸命だけど頭悪いヒーローたち(←バカにしてるのではありません)。…いやはや。この手の映画を、子供向けじゃなく大真面目に作って、しかも主演して不自然じゃない人なんて…もうハリウッドではショーン・コネリーだけじゃないの?…彼は昔っから浮世離れした役をよく演じてた人なので、私には「ま、ショーン・コネリーだしな…」と思えちゃうんだよニャ〜。ここまでくると、免罪符的存在かも。

今作もアメコミが原作なんだそう。ふ〜ん。アメコミ映画で超人的能力を持つヒーロー大集合映画というと、今年「X-MEN 2」という作品がありましたけど…なんとまあ出来の差の大きなことよ!…やっぱブライアン・シンガー(「X-MEN」シリーズの脚本・監督)って、スゴかったんだ〜。

ヒーローたちをそれぞれキャラ立ちさせ、アクションの緩急をつけ、いくつものエピソードをストーリーに適度に盛り込み、ファンが喜ぶツボはキッチリ押さえ、観てる側を引っ張っていく――「まずキャラありき」な映画は、それらをクリアしてないと、観てる側も乗り切れないし、ガッカリもする。今作はそれらができてないから(すべてダメとは云わないけれど)、ヌルくて大味に感じるんだろうな〜。いくらS・コネリーが出てても、その免罪符だけでは相殺しきれないナリよ…。

それにしても。「これは****のせいだ!」「***しましょう!」「それは***だから****だったのだ!」…などなど、ぜ〜んぶセリフでストーリーを展開していくとは。大人相手にいくらなんでもそりゃナイざんす。そして敵の正体に拍子抜け。もうちょっとなんとかならなかったものか。あれじゃあスケールのでっかい内輪モメだよニャ〜。

で。この手の映画ではやはり「どのキャラが好き?」という話題になると思うのですが、秋林姉妹(いもりんと観に行ったのです)のお気に入りは、ネモ船長!!…強い!強い!まるでタイガー・ジェットシン!(←単に剣を持ってるから)…カッコよかったニャ〜♪

ちなみにショックだったのは――ドリアン・グレイを演じたS・タウンゼント(最初「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルン役は彼だった)。別に彼が嫌いなわけではナイんです。ただ…その……あの絶世の退廃系美男こと、ヘルムート・バーガー様(←私が様付するなんて、滅多にナイです)もですね、若かりし頃、ドリアン・グレイを演じましてですね――その映画自体は大して面白くなかったのですが――それはそれはそれはもう信じられないくらい美しかったのですよ〜…。それを知ってる人間にとって、S・タウンゼントのドリアン・グレイはガッカリしちゃうんだよニャ〜…。…彼に非はナイんだけど…。

そしてミナ・ハーカー。なんだかモテモテな役だったのですが、たしかに演じるペータ・ウィルソンは美人だけど、男がそれほどまで欲しがるタイプかニャ〜?と思ってたら、この役、最初はモニカ・ベルッチだったんだそう(スケジュールが合わなくて降板したらしい)。もしそのまま彼女が演じてたら、すんごく納得させられたかも。

ジキル博士とハイド氏は――ジキル博士とハルク氏の間違いでは??…なんだかハイドが一番イメージからかけ離れていたよニャ〜。

透明人間のスキナーは――これまたしょーもない男だったな〜…。まあ戦隊モノにキレンジャー的存在は必要かもしれないけど、せっかく面白い特性なんだから、もっと笑わせてくれたってよかったのに。

トム・ソーヤは――知らなかった…彼ってスパイだったんだ…。ふ〜ん…。

そしてクォーターメイン。最初の「――M?」が個人的に大ヒット!(たぶん海の向こうでも大ウケだったのでは?)…S・コネリーだからこそ、いきてくるセリフだよニャ〜♪…ぎゃははははははは!

S・コネリーはボンドを演じて以来、「なにかやったあとに短いジョークを云う」というスタイルを確立してるだけに、やはり絵になります。味があるしキマってる(ご本人は、よくよくわかってるでしょうね〜)。そのせいか、トム・ソーヤとの関係をストーリーの中で描いても、結局クォーターメインが引立っちゃう。

ま、全体的にみれば…「おいしいところはすべてS・コネリーが持っていっちゃった感のある、大味で、頭わる〜い(←バカにしてるわけではありません)愛すべき映画」って感じかニャ?

それにしても、ビッグネーム俳優がS・コネリーひとりだけってのは、正直ツライな〜…。

♯こんな人にオススメ
「ヒーロー大集合系はとりあえず押さえておこう」

ようやく…

2003年10月17日
「セクレタリー」の「すちゃらか!」を書き上げました。
でも感じたことの半分も書けてないです。

――ぐふ!!


さて。
寝るとするか。
充電しなきゃ。

しかし…ここ数日の日記…「お疲れ録」って感じですよね〜…いかんな〜…。


では、また♪

頓挫日記

2003年10月16日
10/11付の「すちゃらか映画レビュー!」で、「セクレタリー」を取り上げたのですが、感想等の更新が頓挫してます。

時間がなくて、続きを書くことがなかなかできましぇん…。

今日もできるだけ書いてから寝よう…。
うるるるるるるる…。


では、また♪

いつになったら…

2003年10月15日
今日、仕事中に携帯メールの受信音をハデに鳴らしてしまい、「こんな時間に誰よ!?まったく!」と思いながら、送信元を確認してみたところ…社員旅行から帰ってきて家にいる、いもりん(妹)からでした。

「おねーちゃん!『クリスティーナの好きなコト』のDVD、とうとう借りたよ〜!」

………。
そうなんです、秋林姉妹はそろってキャメロン・ディアスの「クリスティーナの好きなコト」を劇場で見逃したので、ずっとレンタルビデオ屋でDVDが並ぶのを待っていたのです。

がしかし。

よほど高回転なのか、いっつも貸出中。販促品の「クリスティーナ・ティッシュ」(裏面は「クローサー」)をもらって帰る日々が、数ヶ月(←大ゲサ?)続きました。

で、やっと本日借りれたのですが…観てる時間がナイ…。お茶の間のDVDプレイヤー(兼レコーダー)は、さだまさしのライブを映し出しているし(←ままりんがさだまさしのDVDBOXセットを購入…6万円もするやつ…)――いったいいつになれば、キャメロン・ディアスを観ることができるのでしょうか…。はあ…。

ちなみに、以前この日記でも語った「24」もすべて貸出中。これも高回転そうだ〜…。
いったいいつになれば、お久しぶり〜!なキーファー・サザーランドを観ることができるのでしょうか…。はあ…。

で、レンタルビデオ屋へ行ってきたいもりん情報によると、いつも行くそのお店では、「マトリックス リローデッド」のビデオを300本並べるそうで、しかも初日から1週間レンタルなんだとか。……ニャるほどね〜…。でも店員さんは準備がタイヘンだろうニャ〜…。


ところで。
会社から帰ってきたら、yahoo!でこんなニュースを発見してしまいました。

↓「キムタク、脱臼以外に左手指にもケガ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031015-00000035-nks-ent

私がキムタクの話題なんて珍しいことなのですが、別に彼のケガに興味があったわけではなく――記事の最後のほうにあった情報に、ちーとばかり目がいってしまったのでした。

以下、引用。

「今後の仕事に影響も少ないようで、00年4月から撮影が中断され、今月下旬からの再開が決まった香港映画「2046」(ウォン・カーウァイ監督)の撮影にも参加する予定だ。」

……頓挫し、結局は遠くのお山に飛んで行ってしまったのね〜…と思ってたあの映画――再開するんですか?…ふ〜ん…。いえ、別に撮影再開自体はけっこうなことだと思うんですが……いつになれば完成するのでしょうね〜…。


では、また♪

寝ます…。

2003年10月14日
どーも精神的にツライ…ので、寝てしまおうかと。

…こんなこと日記に書くの、珍しいよニャ…。
前置きはありませ〜ん!の「すちゃらか映画レビュー!」どす!

お題は「2003年秋公開の映画」。
今日は…以前トレイラー紹介した作品を取り上げてみました。


!注意!
以下の文章は、(できるだけ配慮したつもりですが)ネタバレしている可能性があります。そのため、これからこの作品をご鑑賞予定の方は、お読みにならないほうがいいかもしれません。


「マッチスティック・メン」Matchstick Men(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0325805/
日本公式サイト→http://www.matchstick-men.jp/
監督:リドリー・スコット
脚本:ニコラス・グリフィン、テッド・グリフィン
出演:ニコラス・ケイジ、サム・ロックウェル、アリソン・ローマン、他

ストーリー:
極度の潔癖症であるロイ(N・ケイジ)は、相棒フランク(S・ロックウェル)とともに、浄水器の詐欺をしては生活を営んでいた。そんなある日、昔別れた妻との間にできた今年14歳になる娘・アンジェラ(A・ローマン)が現れた。アンジェラの出現により、生活をすっかり狂わされたロイだったが、そのアンジェラから「詐欺のやり方を教えて」とせがまれ――


…と云うわけで、観に行って参りました!押忍!!
(8/8付日記参照→http://diary.note.ne.jp/25683/20030808

感想うんぬんを語る前にですね…ちょっと配給元のワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズ・ジャパンにモノ申したいのですが(なんか最近モノ申してばっかりなのは、やっぱ私が「インスペクター」だから〜?)。

CMでの――
「最後の思わぬどんでん返しに…うんぬん」(←思いっきりうろ覚え)

および宣伝コピー(惹句、アオリ)の――
「2003年秋絶対キレイに、だまされる」

――ええええ〜〜〜〜〜いい!
そんなこと聞かされて映画観たら…だまされるどころか、ストーリー追っかけてるうちに、ラストがどんな展開になるかなんて、だいたい想像ついちゃうじゃないのさ〜〜!!…鮮やかにキレイにだまされるって…あのさ…「スティング」って知ってる?

………。
…すみません…これは私の逆ギレだってことくらいわかってるのです。でもやっぱり…な〜んにも情報持たずして観に行ったほうがよかったナリよ……があああああああん…。

ま、先が読めたことを自慢したいわけじゃないし(自慢にもならないって)、私は読めたなら読めたなりの楽しさをその映画の中で見つければいいと思うタイプなので、「んじゃま〜、映画としてどんな仕上がりかな〜」と思いつつ観てたのですが。

それなりにけっこう面白かったです。
よく出来てます。

初めてのコメディ作品を手がけたR・スコット監督ですが、(色調を抑えつつも)相変わらず画面がシャープだし、時折「俺節カット割り」(やたら鋭角的で細かく、そして妙に凝っている)が出てくるものの、あのいつものプンプンするゴツさがない。かといって、スピルバーグほどのウェットなユーモアやそれと相反するかのような軽快さ、ガス・ヴァン・サントのようなカサつきさがあるわけでもない。

以前、ロマン・ポランスキーが「『戦場のピアニスト』はポランスキーという監督の存在が感じられない。淡々としていて、いつものあなたらしさがない」(あなたらしさ=死と隣り合わせの恐怖、濃密で絡み付くような人物描写)と云われた際、「私くらいの年齢になれば、大方のテクニックは持っている。『戦場〜』では、自分の存在を作品から極力取り除いた」みたいなことを話していて(すみません、この話のソース失念)、「ニャるほど〜」と思わず唸った私ですが、今作のR・スコットもそんな感じだったのかニャ〜…(65歳でしたっけ?>監督)。でもやっぱりなんでか「これ、リドリー・スコットが監督したでしょ?」とわかっちゃう。不思議だよニャ〜…。

やっぱコメディ作品における軽快・爽快感、ユーモアなどが、思ったよりも感じられなかったから…かニャ?…この春にスピルバーグのコメディ作「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を観ちゃったせいか、やっぱどうしても彼と比較しちゃう(しかも両作品ともシナトラ流れてたし)。

あの作品もそれほどスピルバーグ臭は感じられなかったので、監督の無臭性という面では共通点を感じるのですが、今作とどっちが好き?と訊かれれば――ごめんなさい、私やっぱり「キャッチ〜」のほうが好きなんだよニャ〜…。だって(尺はしこたま長く感じられたけど)ユーモアと楽しさ、爽快さ、せつなさが絶妙だったんだもん。「マッチ〜」にもユーモアや楽しさ、そしてせつなさもちゃーんとあったし、けっこう笑ったりウルルンとしたんだけど…思ってたほどではなかったな〜…。

主演のニコラス・ケイジは…ちょいオーバーアクトかニャ?と思うのですが、もともとそれが彼の持ち味だし(「パチンコ〜!」のCF観てると、頭が下がりまする)、また極端な(チックがでるほどの)潔癖症男を演じる以上、その演技が鼻につくこともないと思うので、やっぱこーゆー「多少のオーバーアクトが必要とされる現代劇」で主役張らせりゃ〜、この人はその実力を存分に発揮できる…ってことなんでしょうね〜。

でも「ニックってやっぱりスゴイ!」と思っても、今作はそれほどユーモア爆発!ってなわけではなかったな〜…。「ちょっといいお話」で終わっちゃったような…って云うか、そこまでのユーモアを求めすぎた私が悪くて、「この映画は『ちょっといいお話系』の映画なんです」と云われれば――たしかにその系列作品の中では、よく出来てると思います。


で、結局、この作品で私をキレイにだましてくれたのはですね。
14歳の娘・アンジェラを演じたアリソン・ローマン。

今年24歳って…いったいどーゆーことよ〜〜〜〜〜!?


♯こんな人にオススメ
「父と子の話に弱くてね…」「R・スコット監督の映画なら見逃せないっス!押忍!」


今度「マッチスティック・メン」の原作読もうと思ってます。
それにしても…「アンジェラ」って名前がピリリっと効いてるよニャ〜…。ナイスネーミングだ〜。
とーぶん前置きナシ!の「すちゃらか映画レビュー!」どす!

お題は「2003年秋公開の映画」。
今日は…嗜好が試される映画を選んでみました。


!注意!
以下の文章は、(できるだけ配慮したつもりですが)ネタバレしている可能性があります。そのため、これからこの作品をご鑑賞予定の方は、お読みにならないほうがいいかもしれません。


「セクレタリー」Secretary(2002・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0274812/
日本公式サイト→http://www.gaga.ne.jp/secretary/
監督:スティーブン・シャインバーグ
脚本:エリン・クレシダ・ウィルソン、スティーブン・シャインバーグ
出演:ジェイムズ・スペイダー、マギー・ギレンホール、ジェレミー・デイヴィス、他

ストーリー:
内気なリー(M・ギレンホール)は、自傷癖のため入院をしていたが、退院。社会復帰をしようと就職活動を始め、とある個人弁護士事務所に秘書として採用される。だが、ボスであるエドワード(J・スペイダー)は風変わりで、毎回リーのタイプミスを赤ペンでチェックしては、辛らつな言葉を彼女に浴びせる。そんなエドワードの秘書教育に、最初は戸惑っていたリーだったが、次第にその行為に快感を覚えていく。そして――


……うっわ〜…。
主演俳優(M・ギレンホールとJ・スペイダーのふたり)の演技ひとつひとつ、そしてスクリーン上で展開されるストーリーに――思いっきり引き込まれちゃったよ〜…。

J・スペイダー(実は彼狙いで観に行った)が出てるので、絶対フツーの恋愛ものじゃないなとは思っていたのですが、ちょっと切り口が個性的なだけの、実はとても純愛なドラマだったのね〜。私はどんなジャンルでも、丁寧に作られてる作品というのがとても好きなので、かなりツボに入ってしまいました。

ただ〜〜し!ちょっとばかり注意が必要です。

この映画のポスターである江口寿史の画や、公式サイトの、まるでサンドラ・ブロックやメグ・ライアンのラブコメディ映画のような、可愛い雰囲気に騙されないように!…そんな軽いドラマではナイのです(でも重いというほどでもナイ)。

この作品では…ヒロインの自傷癖や、リーとエドワードのSM(と云っても、ムチやろうそくが出てくるような類ではありませぬ)的で、屈折し倒錯した性癖なども描かれています。なので、それらがダメだという人には受け入れられないでしょう。

でも今作の最大の特長は、不器用なふたりの純愛を、エキセントリックでセクシーでファニーに描いてるという点。映画全体をヘンタイにさせない絶妙なギリギリ感がとにかく素晴らしい。

…ま、これが理解できないという人は「理解できない」と切り捨てずに、「こういう恋愛ものがあるんだ」と認識したほうがスマートかと(う〜ん…フランス人みたいな云い方ナリ)。

…といいつつ、実は私も自傷癖に関しては得意でなく、始まって15分くらいまでは「ど…どうしよう…」と思ってたのですが、M・ギレンホール演じるリーの、「社会からちょっと外れた女性」から「ひとりの恋するたくましい女性」に成長していく姿、そして作品中に漂う好みがスッパリ分かれるであろう独特な雰囲気、S系弁護士エドワードを演じるJ・スペイダーの、「見た目はフツーで、優しいところもあるけど、実はヘンタイ」な男ぶりに、すっかりひきつけられてしまいました。や…やられた…。

「妊娠中か?」「妊娠の予定は?」…採用面接でいきなりこんなことを訊く、ちょっと鉄仮面なエドワード。クハラとしか思えない質問でも、事務的で能面なためイヤらしさは皆無。そんなエドワードの雰囲気と、初めて就職活動をするためなのか、セクハラな質問だとわかっていないリー。…う〜む…このシーンだけで、ふたりの相性の良さを観てる側に予感させる(女は敏感なのよん♪)。

セリフもそれほど多くはない。だけど、M・ギレンホールとJ・スペイダーの実に雄弁な目と視線、しぐさのひとつひとつ――それらは物語を静かに…そして時には劇的に展開させていく。

たとえ他人から見ればヘンタイな行為でも、それを求めてる人がいて、なおかつそこに愛があるのならば。これほどカンペキなパートナーはいないんでない?…うらやましい。SMとかいう手段を使っているけれど、云わんとすることは実にシンプルな映画だってことか。

個人的に唸ったのは、エドワードの自宅兼事務所の雰囲気。シビラを濃厚にした感じの家具や小物類が、えっちな雰囲気を助長してくれて…ナイス〜。美術さん、いい仕事してますね♪

主演のM・ギレンホールは、美人じゃないところがGood!…ちーとばかりおばさん顔な雰囲気がしないでもないけど、リーの役柄にはピッタリ。おどおどした目をしてたかと思えば、次のシーンではその目が据わってる。う〜む!素晴らしい!…思わず私も凝視しちゃった。

そして私がこの映画で一番心惹かれたのは――やはりジェイムズ・スペイダー。

彼は80年代から活躍している俳優さんで、私も彼の出演している映画はよく観ました。「プリティ・イン・ピンク」(往年のジョージ・マイケルそっくりな髪型だったよニャ〜)、「レス・ザン・ゼロ」「マネキン」「セックスと嘘とビデオテープ」「僕の美しい人だから」…そして「クラッシュ」。出演作はまだほかにもあるけど、なんつーかその…彼の得意な役どころってのは(オファーされる役がそんなのばっかりなのかもしれない)、「外見はフツーだけど、中身はどこかヘン(ときどきヘンタイ)」。だからエドワード役に、彼以上のキャスティングなんて絶対考えられましぇん!

がしかし。今作ではちょっと困ったことが発生。

それはなにかと云うと――

スクリーンに映ってる彼はジェイムズ・スペイダーであると頭でわかっていても、時折なんでかヒュー・グラントに見えてしまうのよ〜〜〜〜〜!!

――なんでなんでなんで〜〜〜!?(>私)
どう見たって、ヒューよりも顔は小さいし、シワは少ないし、声音も素敵だと思うし(ヒューは、スカした声での英国訛りがチャームポイントだけど)…なんてったって目がタレてない!!…ぜんぜん違うはず!

なんでヒューに見えちゃったんだろう〜?…ヒューとスペイダーの映画はそれぞれ昔からけっこう観てるけど、似てると思ったのは初めてナリよ〜…。髪型のせいなのかニャ〜?

↓「セクレタリー」でのJ・スペイダー(uk公式サイト)
http://www.secretarythemovie.co.uk/html/gallery06.html

↓「トゥー・ウィークス・ノーティス」でのH・グラント(日本公式サイト)
http://www.warnerbros.co.jp/twoweeksnotice/cast.html

――どう思います?
やっぱそんなこと思ったのは私だけなのでしょうか〜?

ところで。
この映画が始まる際、配給会社や字幕翻訳者の名前が出てきたのですが、そのクレジットがヘンだったので目が釘付けになってしまいました。「配給:ギャガ・コミュニケーションズGシネマグループ」はわかるのですが――「宣伝:ギャガシネマ風」ってな〜に?…なんで「風」がつくの?…「風組」ってこと?「雪組」とかもあるの?(←宝塚「風」)

♯こんな人にオススメ
「ちょっとクセのある恋愛映画を観てみたい」「大人の女性」
やっぱり前置きナシ!の「すちゃらか映画レビュー!」どす!

お題は「2003年秋公開の映画」。
今日は、中1ならタダで観れちゃうという映画を取り上げてみました。…いくら私が童顔でも、中1には化けれないナリよ…。


!注意!
以下の文章は、(できるだけ配慮したつもりですが)ネタバレしている可能性があります。そのため、これからこの作品をご鑑賞予定の方は、お読みにならないほうがいいかもしれません。


「S.W.A.T.」S.W.A.T.(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0257076/
日本公式サイト→http://www.swat-movie.jp/index.html
監督:クラーク・ジョンソン
脚本:デビッド・エアー、デビッド・マッケンナ
出演:サミュエル・L・ジャクソン、コリン・ファレル、ミシェル・ロドリゲス、LLクールJ、ジェレミー・レナー、他

ストーリー:
ある事件で上官の命令を無視した上、相棒のギャンブル(J・レナー)が勝手な判断をしたために、S.W.A.T.から外されたストリート(C・ファレル)は、復帰のチャンスをうかがいながら、保管庫業務についていた。そんなある日、腕利き巡査部長ホンド(S・L・ジャクソン)がS.W.A.T.に復帰、新チームを組むことになった。そのメンバーに選ばれたストリートは、仲間とともに、国際指名手配者のアレックスの護送任務につくが――。


なんつーかその……この映画のように、特別出来がいいわけでもまた悪いわけでもない――可もなく不可もなく系アクション映画ほど、感想やレビューが書きにくいもんはないよニャ〜…。

人気俳優は出演してるし、そこそこ楽しめるウェルメイドなハリウッド映画という感じ。お腹いっぱいになるのはいいけど、胸焼けさせてシンドイ思いをするような映画や、しつこいどんでん返しばかりでウンザリしてしまう映画、個性的過ぎて観る側を選んじゃうような映画…そんなのばっかり観てると、逆に今作が小気味よく感じるかも。ただし、印象に残るかどうかは別として。

私はちーとばかり尺が長いように感じちゃった。本編は111分だから、そう特別長い作品ではないのにな〜。なんでダラダラと感じちゃったのか。アレックス護送までの展開が長かった?…むむむむむむ…。

こーゆーフツーの映画の場合、ストーリーを追っかけることより、俳優たちや小道具、シチュエーションなどを観察するのが楽しかったりします。もし銃に詳しかったら、それもまた楽しみのひとつになってただろうな〜。ああ!悔しいっ!!

ちなみに、私がこの映画を観に行った理由はただひとつ。
「コリン・ファレルを観ること」
(9/25付日記参照→http://diary.note.ne.jp/25683/20030925

もう♪コリンってばなんてカワイイの〜〜〜〜〜♪
おねーさん、スクリーンにアナタが映るたびに瞳孔が開きっぱなし♪いや〜〜ん♪

以前から目はつけてましたが、久しぶりに小躍りしちゃうほどのバッドボーイ系ハンキーが現れ、嬉しくて嬉しくてたまりましぇ〜〜ん!!(←バカ)

ちなみにどう観てもコリン・ファレルが主演なのに、クレジットトップがサミュエル・L・ジャクソンなのは、やはりランク的な理由からでしょう(「ドリームキャッチャー」でモーガン・フリーマンがトップだったように)。

で、そのやり手上司役を演じるサミュエル・L・ジャクソンですが。なんつーか…このまま行くと第二のジーン・ハックマンになりそうだよニャ〜(つまり、オファーされる役どころが固まりそうで、しかも断ることを知らない)。

以前話したブライアン・コックスやショーン・ビーンのように、彼もまた「ギャラが予算内に収まり、演技力があって名前も知られてる」という、非常に使える俳優のひとりだってことなのでしょうね。個人的にはとても好きな俳優さんだし、作品ごとに髪型が変わる(今作は地毛…つまり彼はハゲなのです)ところも気に入っています♪

女性隊員サンチェスにミシェル・ロドリゲス。あれれ?最近彼女を観たぞ…と思ったら、「ブルークラッシュ」で主人公に喝を入れてた、あのお友達の子か!…どっちにしろ男前なキャラだよニャ〜…。う〜む。

メンバーもよくある構成(ちょっと青いけど魅力的な主人公、おしゃべりな隊員、無口な隊員、過去を持つ隊員、アフリカ系の隊員などなど)でしたが、女性隊員がいることで、恋愛がらみな展開になるかと思ってたら(しかも主演はコリンだし)、それはナシ。う〜む…たしかにこれなら中1が観てもダイジョブ。けっこうありがちなストーリーだけど、その面をスッパリ削ったことが逆に潔い雰囲気を醸し出している…かも。欲張っていろいろ盛り込み過ぎて中途半端に終わらせたり、ヘタにリアル感を出して爽快感をなくしたりするよりはマシでしょう。だってこれ…娯楽エンタテイメント作品なんだもん。

街のチンピラが、あれほどの銃器類をいったいどうやって調達したんだろう〜?という疑問は残りますが、可もなく不可もなく作品にダメ出しするのは(個人的に)ヤボに感じちゃうので――ま、いっか〜。

ところで。本編が終わり、ボケーっとエンドクレジットで流れる曲を聴いてたら、最後に「サミュエル・ジャクソ〜ン!」と聴こえてきて、「ハテ?幻聴?」と思ったのですが、そのままクレジットで確認したら…「Samuel Jackson」という曲でありました。♪さみゅえるじゃくそ〜〜ん♪

ま、それぞれの俳優がハマリ役を演じ、ストーリーもごく平凡でそれなりに面白いというレベルの映画なら、その中でなにか個人的に「びびび!」とくるもの発見したり、昔のTVシリーズを知ってる人はそれと比較してみたり、ひたすら俳優を観ることを念頭においたりするのも、その映画に対する楽しみ方のひとつでしょう。

しっかし…コリンはまたもや定番の役だったよニャ〜…。

♯こんな人にオススメ
「デートでなにを観たらいいんだろう?彼女/彼の映画の好みって、まだわかんないし…」「ガンマニアなんです」「昔放送されたTVシリーズが好きだったんだよ〜」
前置き(←ムダ話とも云う)ナシ!の「すちゃらか映画レビュー!」どす!

今回のお題は「2003年秋公開の映画」。
…観た映画の中からいくつか選んで、いろいろ書きたいと思います。


!注意!
以下の文章は、(できるだけ配慮したつもりですが)ネタバレしている可能性があります。そのため、これからこの作品をご鑑賞予定の方は、お読みにならないほうがいいかもしれません。


「トゥームレイダー 2」Lara Croft Tomb Raider: The Cradle of Life(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0325703/
日本公式サイト→http://tombraider.eigafan.com/index.html
監督:ヤン・デ・ボン
脚本:ディーン・ジョーガリス
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジェラルド・バトラー、クリス・バリー、他

ストーリー:
ギリシャ・サントリーニ島付近で地震が発生、「月の神殿」が海底から現れた。ララ(A・ジョリー)は神殿へと向かい、像に埋め込まれていた珠とメダリオンを手に入れる。だが、つけて来た何者かに奪われ、ララはそれらを取り戻すべく追跡を開始。そして――


第1作目の「トゥームレイダー」の原題は「Lara Croft: Tomb Raider」。そしてこの「トゥームレイダー 2」は、上にもあるように「Lara Croft Tomb Raider: The Cradle of Life」。

両作品ともタイトルの最初に、必ず「ララ・クロフト」と主人公の名前がついている――つまり、このシリーズは、ヒロイン「ララ・クロフト」の活躍する姿を描いており、それが最大の見せ所であり、かつウリであるということ。観客はみな、ララが友情や恋に悩みつつも、知恵と勇気、そしてそのずば抜けた身体能力とでさまざまな危機を乗り越え、ハラハラさせつつも最後には(多少ほろ苦さはあっても)必ず勝利する――そんな魅力的な姿とその冒険を期待してるはず。

ああ…それなのに。

1.こんな人間味のまったくない女の、いったいどこが魅力的だとゆーのだ〜〜!?

あのね。
アンジー以上のキャスティングは望めないのよ?
これほどララにピッタリなアンジー(とその演技)に、わたしゃ一切文句を云うつもりはない!(←そう思ってるのは私だけでないはず)

なにが悪いって――こーゆーヒロインアクションものを全く理解してない脚本、演出など――つまり製作側。

なんであんなにヒロインが魅力的でないのさ?

問答無用とばかりに人をバンバン殺し(少なくとも前作はそんなんじゃなかったよ?)、恋に悩むと云っても、あんな魅力のない男が相手じゃ説得力ないし(まあ前作の男も「なんでララがこんな男に!?」とは思ったけどさ)、ラストである人物を殺すときも、その葛藤が(多少はあるけど)ほとんど感じられない。宝がすべてなわけ?…そうじゃないでしょうが〜〜!!

こんな女のまわりにいるのが、結局「執事とオタクのメカニック(?)だけ」ってのも頷ける(そしてそのふたりも、前作ほどにキャラが立ってない)。友達は少なかろう…。

人をバンバン殺しても、ジェイムズ・ボンドはとても魅力的だ。諜報員という職業柄や彼特有の美学やジョーク(←ときにパロディになるけど)、その様式がサマになってるから。ショーン・コネリーのボンドなんてものすごーく非情な男でもあるのに、みな惹かれるのは――やはりそのせいでしょ?

そしてララと同じようにトレジャー・ハンター(「トゥームレイダー」は正確に云うと「墓荒らし」なんだけど)、インディ・ジョーンズ。彼もとても魅力的だ。危機を間一髪で切り抜けるくせに、ドジ踏んだり、ときには騙されたりもする――ああ、なんと人間味溢れる男なことよ!

非情でクールなヒロインを意識したとしても、ジェイムズ・ボンドな魅力があるわけでもないし、「かっこいい、そして人間味のあるトレジャーハンター」を意識したとしても、インディ・ジョーンズのような魅力すらララにはない(ララにドジを踏めと云ってるわけではありませぬ)。もうガッカリ!ものすご〜〜く期待してただけに、そのショックは大きいナリよ…。どーしてくれるのニャ!?>製作一同

せめて…ララの定番スタイルである「黒のタンクトップ+ショートパンツ+サングラス」は見せて欲しかったよ…。ボンドなら「銃とタキシード」、インディなら「ムチと帽子」(←あの帽子、なんて云うの?)…って姿は、劇中必ず出てくるじゃんか〜…。


2.陳腐なストーリー展開と、見せ場であるアクションのキレのなさ

だれか…監督のヤン・デ・ボンに、まともな脚本を渡してやって下さい…。

あのですね。

さすがにヤン・デ・ボンなだけあって、アクションシーンの及第点は軽くクリアしてるんですよ。

でもね。
印象的なアクションの寄せ集めだけではダメなの!
シークエンスが感じられないじゃないの!
ハラハラドキドキ感がなければ、つまんないじゃないの!!

ペンギンみたいなボテっとしたスーツで飛ぶにしても、ただ飛んでるだけ。あのダイブって、かなりの見所だったんじゃないの?…でも、飛ぶに至るまでのシーンにそれほど緊迫感はないし、空中で格闘するシーンもなし。

海中でララが血を流し、サメが寄って来て大ピンチ!な場面。でもあの「ララパン〜チ!」は、いかがなものか?

後半、クライマックスで出てくる不気味な生物。でも…なんか存在が唐突。007みたいな映画と思わせといて、そこだけいきなりインディ・ジョーンズ。知恵を絞って**しても…なんだか「結局、あの生物はなんだったの?」ってな印象。あれれれれ〜??

そして、「パンドラの箱」はいったいどーゆーもので、なぜ存在し、そして悪いやつ(これがまたしょーもないヤツらどもで、なんで狙ってのかよくわからない)の手に渡るとどうなっちゃうのか。箱には悪しきものだけじゃなく、(神話によれば)底のほうに「希望」も入ってるんじゃないの?…そういった説明や展開が…ほとんどなかった…。

面白い素材はてんこもりのはずなのに、そのひとつひとつに「なんでこんなものがあるのか?」「どうしてこんな展開になるのか」「なんでこんなアクションにいたるのか?」などといった説得力が、結局最後までなかった。だからもうただ観てるだけ〜…。

監督がヤン・デ・ボンなので、「このアングルの切り替えは、彼独特のマルチカメラによるものなんだろうな〜」とか、「最終的に今回は何台カメラを壊したんだろう〜?」とか、「撮影監督出身でキューブリックを尊敬してるだけに、彼へのオマージュはどこかにあるんだろうな〜」とか、そーゆーストーリーとほとんど関係ないことばかり考えながら、観ていたのでした。

それにしても…今作はおもいっきり「インディ・ジョーンズ」(とくに3作目の「最後の聖戦」)を意識した作りになってたニャ〜…。出来は雲泥の差なんだけど…。


♯こんな人にオススメ
「とにかく私はアンジェリーナ・ジョリーが見れるだけでいいの!」

勝手にしやがれ

2003年10月8日
…いやはや。
ドラマ観ていて、ビックリしたんですけどね…。

↓フジドラマで「勝手にしやがれ」歌うのはやっぱり彼(yahoo!)
http://www.ryozzy.net/bz/tips/news/news.cgi?182

問い合わせるまでもなく、「んなもん、ギターリフと歌声聴けば、B’zだと(即)わかるやんけ!」。個人的には、主題歌の「アラクレ」よりこっちのほうが「びびびびび!」ときました。

実は松本さん、ひっじょーに歌謡曲の好きなお方でして(稲葉さんはそれほどでもない…はず)、最近のライブではやってくれないけど、昔はちょこちょこと演奏してくれてました。


■私が聴いたことのある歌謡曲リスト

1.「いちご白書をもう一度」
これ…ユーミンの曲だったっけ?…聴いたのはデビュー後1年以内だったから、もうかなり昔です。ちなみにボーカルは稲葉さんでした。

2.「ファンキー・モンキー・ベイビー」
キャロルの曲。松本さんがギター弾きながら歌ってくれました。…松っちゃん、なにげに永ちゃん好きだもんニャ〜…(彼のカラオケ十八番は永ちゃんの「時間よ止まれ」)。

3.「哀愁でいと」
田原俊彦の歌。実はこれも「歌:松本孝弘」でした。真っ赤な衣装を着て歌ってたような〜?

4.「別れても好きな人」
これはTVで歌ってました。ギターは松本さんで、稲葉&山田邦子ペアで。稲葉さん、歌詞を遠目で見ながら歌ってたよニャ〜…。


…とまあ、こんな感じ。


で。「勝手にしやがれ」ですが。私は、かろうじて沢田研二(以下ジュリー)が歌う姿を覚えている世代。なので、この選曲はちょっと嬉しいですね♪…今度のツアーでもやってくれないかニャ〜?…その際は、ぜひ稲葉さんには帽子を被ってもらい、イントロでそれを客席に向けて投げ飛ばしてもらいたいものです♪

ただ…こーして聴いてみると、歌謡曲を歌う稲葉さんってのは、軽々・楽々歌ってるように聴こえちゃうんだよニャ〜…。なまじB’zの曲がいつも難しいだけに、歌謡曲はどーにもアッサリしちゃう(歌謡曲を悪くいうつもりは毛頭ナイです)。ギターもそう。なので、やっぱりジュリーが歌ってるほうが好み。ただ「時の過ぎゆくままに」や「ストリッパー」「トキオ」ではなく、「勝手にしやがれ」を選曲したあたりは、さすが松ちゃん!…稲葉さんのことをよくよくよくわかってるよニャ〜!(←当たり前だっつーの!)…稲葉さんがジュリーを歌うなら、「勝手に〜」が一番イメージにあってるもの。そして今度出すというカバーアルバムに、この曲をいれるあたりもよくよくわかってるよニャ〜…稲葉さんが歌う曲が、入ってるか入ってないかでセールスはかなり違ってくるもの。

しかし…このB’z版「勝手にしやがれ」…pingumiさんはどうお思いになるのでしょうか…。

欲を云えば、西城秀樹の歌も歌って欲しかったニャ〜…。以前、ライブでヒデキのマネをした稲葉さんを見たことがあるのですが、これがけっこう似てたのです。もっかいやってくれないかニャ〜…。


ところで。
「白い巨塔」が再ドラマ化されたのですね(←放送見て、やっと知った私)。財前助教授が唐沢寿明、里見医師が江口洋介か〜…。これ――数年前ならキャスティングは逆だったかもニャ〜…。

田宮二郎版のドラマは、小学生の頃、再放送で見てました(冒頭、「財前教授の回診です」みたいな掛け声で始まってなかったっけ?)。子供心に「大人になったら、お医者さんとは友達になれそうもないな〜」なんて思ったものです。でも大学時代の友人の何人かは、医者になったけど(ははは♪)。ちなみに、彼らの間でも「白い巨塔」はよく話題になるそうです。

でも「白い巨塔」って…たしか数年前にも前後編(だったっけ?)でドラマ化されてたはず(だって観たもん!)。あのときは村上弘明が財前五郎で、鵜飼教授が丹波哲郎だったけど…里見先生は誰だったっけ〜?(あれ〜?)


…以上、今秋の新ドラマは、なかなか面白い話題があるもんだニャ〜…というお話でした(ゴーインなオチ)。


では、また♪


追記:
B’zの曲はあまりドラマ向きでないと云われており、私自身もそう思ってるクチです。

それはなぜか。

歌詞とボーカルが、ドラマの世界を超越して頭に入り込んでくるからです。する〜っと流せないんですよ。曲が主張しちゃう。それくらい、ギターとボーカルが個性を放ってるってことでしょう。

以前「ビューティフルライフ」というドラマがありました。その主題歌は、脚本家が指名してきたため、B’zが担当となりました。B’z側は最初、「RING」という曲を持っていったのですが、脚本家(だっかニャ?)がダメ出し。次に持っていった「今夜月の見える丘に」が採用されました。…「RING」でなく「今夜〜」が選ばれたのは、やはり「RING」だと重すぎるし、曲も歌声も叙情すぎたからでしょう。

あのギターと声は…時と場合によってはドラマのストーリーを殺しかねないよニャ…。曲が流れても、「あ、あのドラマの主題歌だ」というより「あ、B’zの曲だ」…という感じ。そんな中、ドラマ主題歌として(ドラマをちゃんと助けてるという意味で)一番成功したのは、「calling」(「ガラスの仮面」)ではないでしょうか?…「不夜城」の主題歌も合ってたけど、あれは映画だったし…ま、どっちにしろ、浮世離れしたストーリーのほうが合ってるってことなのかも…。

ヘタレ日記予告

2003年10月7日
昨日の日記を今日書いてます…。

…最近お疲れ気味なのです…。

で。
いきなりですが今週の日記の予告をば。

え〜っと、今秋公開の映画をすでにいろいろと観ているのですが、その中の数本を取り上げてレビュー(と云うか、感想程度)を書こうと思っています(「すちゃらか!」形式で)。全部は取り上げましぇん。体力的にムリだからです。今年の5月ごろ、観た映画のすべてのレビューをしようとして、結局全部書けなかったしニャ…。これからの3ヶ月は、体力だけでなく、時間のやりくりもしないとヤバイのです…。

…なので、もしかしたら映画のタイトルやストーリーだけが書いてあって、本文は後回し状態…なんて日記(とゆーか、レビューとゆーか、感想とゆーか…)があるかもしれません。…そんなときは、生暖かい気持ちで見守ってやって下さい…。


では、また♪


しっかし…いつになったらまともな「すちゃらか!」に戻れるのか。ネタは山ほどあるんだけど…。「出来の悪いSF映画の楽しみ方」とか「キアヌ・リーブスを褒めてみよう」とか「YAスター映画特集」とか「えっちな学園もの」とか「米国コメディアンはかくありき」とか「****にモノ申す!」とか…。う〜む…企画倒れ…。

懺悔

2003年10月6日
土曜日の日記であんなこと書きましたが――C社の990iや560iのスピードに、心底たまげてしまいました…。E社より遅いことは絶対なかろうと思ってたけど、これほどまでに差を感じるなんて。「悪くないプリンタ」ではなく「良いプリンタ」です。4800dpiで全弾2plは素晴らしいです(E社は1.5plでも、MSDTだし)。…ご…ごめんなさひ…>C社開発のみまさま

見た目がきのこに似ているので、新機種を「きのこプリンタ」と(勝手に)命名したら、お客さまに大ウケしてしまいました…が、好き嫌いがスッパリとわかれるデザインなだけに、今後の売れ行きは未知数だよニャ…。むむむむむ…。

↓きのこに似てるでしょ?(製品ラインアップ…canon.jp)
http://cweb.canon.jp/bj/lineup/index.html

ちなみに新機種の中で、こりゃ面白い試みをしてきたな〜と思ったのは、860i。動かしていて気付いたのですが、排紙トレイをたたむと、なぜか隙間ができるのです。

↓ちょっと暗いのでわかりにくいかも(860i)
http://cweb.canon.jp/bj/lineup/860i/index.html

…なんで隙間があるのか。

たとえば、排紙トレイを出すのを忘れて印刷ボタンを押してしまったら。紙が排紙ローラー付近でぐちゃぐちゃになり、中に入り込んでしまうというトラブルが発生するかもしれません。がしかし。この隙間があれば、(1〜2枚程度なら)印刷された紙が止まることなく、出てくるのです。

さらにもうひとつ。中にある補助トレイを伸ばしたまま、排紙トレイを本体に収納してもダイジョブなのです!(つまりトレイを噛まない)…補助トレイを伸ばしたままで、うっかり本体に向かって排紙トレイをたたんでも、トレイや本体にキズはつかないし、壊れない…。むむむむむ…ニャるほど…。

去年は、給紙トレイがたためるという点に感動したのですが(好評なため、E社も今回取り入れてきた)、今回も(多少トリビア的ですが)ユーザーのことを考えつつ、面白い試みをしてくるな〜と、思わず唸ってしまったのでした。

C社らしい着目点だよニャ〜…。ま、一般ユーザーのすべてがこれに気付くかどうかはわかんニャいですし、逆に「スッキリしまらんやんか!」と不満をもつユーザーが出てきそうです。…なので、今回は860iにだけ試してみて、好評ならば、次の主力機種すべてに採用しようとC社は考えてるんじゃないかニャ〜?

PC周辺機器のなかで、プリンタほど面白いものはありません。ほとんど2強対決(E社vsC社)なので、そのガチンコメラメラ勝負!は、毎回熾烈(しれつ)。あの手この手で進化していくさまには、思わず唸りが漏れてしまいます。う〜む!!

ちなみに年末商戦プリンタはみな出たばかりなので、価格はまだちょいお高め。…プリンタをご購入のご予定で、「今すぐ使いたいの!」という方以外は、もうちょっとお待ちになったほうがよいです。まだ価格は下がります。


以上、懺悔日記でした。


では、また♪

敗北

2003年10月5日
いきなり副業が始まってしまいました…。

年末商戦は、通常11月の半ばから駆り出されるのですが、今年は異例の10月出動です。なんでだろう〜?と思いつつ、現場へ行ってみたら――その答えは簡単でした。E社に強力な新製品が出たからです。


今日、両社の新機種を見て・触って・動かしてきました。プロ(なんだってば!)の私から云わせてもらうと…今シーズンはE社の勝ち。素晴らしいプリンタだからです。もちろん、「こりゃちょっとな〜」と思う点もあります。ですが、この夏まで「E社は一体なにやってんの?シェアの上にあぐらかいてるわけ?」とガッカリするようなプリンタばかり出してただけに、そのイマイチな点がかなりかすんで見えてしまうのです。開発は相当な努力をしたのでしょう。…ピエゾ方式でよくぞあそこまで速度を出し、コンパクトにまとめてきたものだと、つくづく感心しました。…かなりC社を意識した仕上がりになってたけどね(まねっこしたな〜)。

逆にC社。なにをやろうとしているのか…というより、どこへ行こうとしているのか。決して悪いプリンタじゃない。でも今回の新機種は、昨年モデルの850iや950iほどの感動がない!…開発スピリットが感じられない!…私が惚れたC社は、いったいどこにいったとゆーのだ!?クォ・バディ〜〜〜〜ス!?

…と書くと、まるでC社製品がダメかように思われてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。私はただ、C社以上にE社の仕事に感動しただけ。それに、まだ新機種プリンタを完全に把握しているわけではないので、もう少しあとになって目からウロコを落すかもしれません。

でも…今シーズンは、とても仕事がやりにくいものになるでしょうね…。ま、そういう逆風吹き荒れる状況こそ、私の真の実力が試される絶好の機会。…あ〜…あの悲惨だった3年前が思い出されるわ……むむむむ…よ〜し!燃えてきた!…私が入る以上、絶対に互角にまで持ち込んでやる!!…けっして出来の悪いプリンタじゃないんだから!


というわけで、以前お約束した「年末プリンタガチンコ!レビュー」は、11月初旬〜中旬頃に書く予定。…その頃になれば、両社の性能を把握できているでしょう。


では、また♪
←でリンクしている蛍風さんが、ジャッキーについて語っておられたので、私もいきなり彼の映画を観たくなり、いもりん(妹)と一緒にレンタルビデオ屋さんに行ってきました。

で。「酔拳」(1978)のDVDを借りようとしたところ、DVD版は残念ながら置いてありませんでした。仕方なくビデオを手にとってみたら…あれれれれれ?…なんでタイトルが「ドランクモンキー酔拳」ではなく、「ジャッキー・チェンの酔拳」なのニャ?

以前ちょろっと語ったように、その昔ジャッキー・チェンは、社会現象になるほどの大人気で、当時の私も彼の大ファンでした。映画のチラシや映画雑誌を集め、ファンクラブに入り、下敷きにはジャッキーの切り抜き写真を入れたものです。

ジャッキーが日本でアルバムを出したときも、即購入。歌詞は英語や広東語だけでなく日本語もあって、私はいまだに何曲か歌えます。そのうちの1曲「ムービースター」は、当時ジャッキーが「夜のヒットスタジオ」に出演し、歌ったことも覚えております。

中学1年くらいのころに『愛してポーポー』(中表紙の題字は、ジャッキーによる手書きの日本語だったような)という自伝が発売されたときも、予約して購入。その自伝には、つらい幼少時代の話や売れない俳優時代の話など、彼の明るくコミカルなイメージとはかけ離れてた内容が書かれてあり、幼心にショックを受けたもんです。

(注:本を紛失したので、内容はうろ覚えです)
家がとても貧しく、お母さんはお湯を入れたバケツを持って電車に乗り、演劇学校にいるジャッキーのところまで運んだとか。

彼の映画はTVで何度も放送され、そのたびにTVに釘付けになりました。当時はビデオデッキなんて持ってませんでしたから、ラジカセで一生懸命録音したものです。がしかし、その頃の小学生がカンペキな録音法など知るわけがありません。実に原始的な方法による録音でした(TVの横にラジカセを置いて「REC」ボタンを押下!)。そんな録音法でしたので、失敗は数多く――たとえばじっと静かに(真剣に)録音してたのに、ジャッキーのコミカルな演技でままりん(母)が爆笑、「ちょっと!笑わないでよ!録音してるんだから!」などと本気で怒ったものです。でもよくよく考えてみれば、録音したジャッキーの声は本人のものではなく、彼の声をアテていた石丸博也氏のものでした。…そーです。当時の私にとって…とゆーか、当時の小中学生にとって、「ジャッキー=石丸博也」だったのです!!

で。そんな思い出(他にもあるけど割愛)が、走馬灯のように頭の中を巡っている中、ビデオ屋さんで「酔拳」を手に取ったのですが――なんでタイトルが、当時の公開タイトルだった「ドランクモンキー酔拳」じゃないの〜〜??

あの頃のジャッキー映画には、タイトルに「**モンキー」と付けられることが多く、「酔拳」以外にも「スネーキーモンキー蛇拳」、「クレイジーモンキー笑拳」(ジャッキー初監督作)、「カンニングモンキー天中拳」などがありました。う〜む…削られたのは大人の事情によるものなのか…。ちょっと淋しい。

で。「酔拳」なのですが、「プロジェクトA」以前のジャッキー作品では、私はこれが一番好きです♪…今回10年ぶりに観たけれど、ジャッキーのバカ息子ぶりは最高です♪しかもカワイイ♪…小学生の頃の私は、ジャッキーの顔がとてもハンサムに見えたのですが、今こうして見てもジャッキーはやはりハンサムです!…でもホンネを云うと、昔の映画であればあるほど、石丸博也の吹替版で観たかったです。こーゆーとき、DVDっていいよニャ…。

♯「酔拳」にまつわるトリビア
ジャッキーの自伝によると(そして私の記憶がたしかならば)、あの「酔拳」でジャッキーをシゴいたお師匠さんは、ホントーにジャッキーのお師匠さんだったそうで、演劇学校時代にかなりシゴかれたため、ジャッキーは彼に対してあまりいい思い出がナイそうです。

ジャッキー映画の最大の魅力は――ジャッキー自身。
ジャッキーにしかできない映画を、彼はいつも全力で作ってくれ、そして私たちに見せてくれる。

ハリウッド映画ではその路線は少し薄くなるけど、何年経っても何作撮っても――ジャッキーの笑顔、ちょっと困った顔、個性的な走り方(ガニ股走法)、すっぽんぽん、ベタなギャグ、人情、イスなどの小道具を使ったアクション…は、とても魅力的なんだよニャ〜…。

ちなみに私のジャッキー映画ベスト3は――

1.「ポリス・ストーリー 香港国際警察」
2.「酔拳」
3.「プロジェクトA」

…あ〜…私…ジャッキーに関してなら、いっくらでも語れそうだ〜。

では、また♪

>蛍風さん
おおおおお!「少林寺木人拳」!!覚えてます!覚えてます!…けっこう真面目路線のストーリーで、ジャッキーがクライマックスまで喋らないのには、理由があったんですよね〜!うっひょ〜♪懐かしい〜♪

ちなみに当時の私が「木人拳」でシビれたのは、劇中に出てくる中華まん。なんて美味しそうなんだ、いつか本場の中華まんを絶対食べてやる!…と心に誓ったものです(←バカ)。でもあの映画でのジャッキー…中華まんの皮をむいて食べてたような〜??(うろ覚え〜)

そしてですね…私も蛍風さんのようにジャッキーの作品をかなり観たくせに、その映画すべてを正確には思い出せませ〜〜ん!!…なのでもしかしたら「後半ジャッキーが出てきてボコボコ」は、「ドラゴン特攻隊」だったかも…。
9/2の日記でトレイラー紹介した、ビル・マーレイ主演の低予算ラブコメディ「Lost in Translation」ですが、ホントーに大評判のようです。

↓「Lost in Translation」(IMDb)
http://www.imdb.com/title/tt0335266/

↓IMDb Interviews Sofia Coppola and Scarlett Johannson
http://www.imdb.com/NewsFeatures/lostintrans.html

ちょっと前のことですが、本屋さんで「プレミアUS版」を立ち読みしたところ(映画雑誌読んでるじゃん!>私)、低予算であまり注目されていなかったこの「Lost in Translation」が大絶賛されていまして、いきなりビル・マーレイのロングインタビューまで掲載されていました。う〜む!これは日本公開が楽しみだ〜♪

…では、本日の本題へ〜。

年末大本命映画のトレイラーが、とうとう公開になりました。残念ながら、日本では来年公開なんですけど、トレイラだけでも待ってた方は多いのではないでしょうか〜?…ま、私的(←「してき」と読んで下さい)大本命映画「Master and Commander」も、どーせ来年だしね…。…ふ〜〜〜んだ!!

「Lord of the Rings: Return of The King」
IMDb→http://www.imdb.com/title/tt0167260/
トレイラー→http://www.apple.com/trailers/newline/returnoftheking/
日本公式サイト→http://www.lotr.jp/

今回こそは!アラゴルン萌えしそうです♪…1作目は(思いがけず)ガンダルフ萌え、2作目は(よもやの)エント萌えしたので、今作こそ大本命のアラゴルンに〜!おおおおおおおおおおお!!

ところで。アラゴルンを演じているヴィゴ・モーテンセン。「二つの塔」で、彼とリブ・タイラーとのキスシーンが出てくるたびに、私…サンドラ・ブロックの「いままでいろんな俳優とキスシーンを演じてきたけど、ヴィゴが一番上手かったわ!」という言葉を思い出し、「そっか〜…これがラブコメ女王のサンドラが絶賛するキスなのね〜」と、ついつい観察しながら観てしまったのでした。…私たる所以な見方だよニャ…。

ま、この映画は私が解説しなくてもよく知られている作品なので、よもやま話はここまでとしておきます〜。

では、また♪

岡村ちゃん、復活!

2003年10月1日
今ごろ知った事実なのですが。

80年代にその強烈な個性で私を魅了した、ファンク系ポップシンガーで「ニッポンのプリンス!岡村ちゃん♪」こと、岡村靖幸。ここ10年近く、すっかり表舞台に出てこなくなってしまい、なにやってんのかニャ〜?と思ってたら……え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!岡村ちゃん、とうとう復活したのニャァァ!?

↓岡村靖幸、9・10月に単独公演“フレッシュボーイTOUR”が決定!(VIBE)
http://music.yahoo.co.jp/jpop/music_news/vibe/20030805/vibent001.html

し…知らなかった……。

慌ててライブチケット状況をネットで調べてみれば、すべて売り切れ!(当たり前だっつーの!)

10年ぶりの岡村ちゃん…観たかったのに……。
もっと早くに知っていれば……。

あ〜あ…。

魅惑の出逢い

2003年9月30日
ここしばらく、あるものにハマっています。

出会ったのはつい最近。…でももう完全にメロメロで、私…恥ずかしながら「恋しちゃったのよん♪」状態なのです!(ぐは!)

いったいなににハマったのかと云うと…


↓ポッキーデコレ(江崎グリコ)
http://www.glico.co.jp/pocky/decorer/index.htm


こんな美味しいポッキー、初めてなのニャァァァァァァァァァァ〜〜!!
ギャアアアアアアアアアアアアア!!

みなさま…これ、ものすご〜く美味しいと思いません!?

ちなみに「モンブランショコラ」と「ストロベリーガトー」の2種発売されていて、私、その両方にもう夢中でございまするるるるるるるる…。

「プレッツェルをやさしく包むチョコレートに、マロンチョコのデコレーション。まるでモンブランケーキのような、華やかなポッキー」

「プレッツェルをやさしく包むストロベリーのチョコレートに、クリーミーなチョコのデコレーション。まるでストロベリーケーキのような、華やかなポッキー」

嗚呼!なんと麗しき出逢い哉!!

ここ最近、毎日のように食べているのですが、ちっとも飽きましぇん。


シカゴのみいりんさ〜〜〜〜ん!!
英国のrayさん&fairyさ〜〜〜ん!!
B国のfifiさ〜〜〜ん!!
チェコのひーこさ〜〜〜ん!!


こんな美味しいポッキーが、日本で発売されましたああああああ!!(ただし期間限定)


ギャアアアアアアアアアアアアアアア!


では、また♪(いきなり終わる…)
…はあ……。

7/14の日記でも書いたのですが、映画雑誌(「プレミア」「FLix」「ロードショー」「スクリーン」「キネマ旬報」「この映画がすごい!」…いま出版されてるのって、これくらい?)を、ここ数年読まなくなったので、情報はほとんどネットから収集しています(海外のサイトがメインかな?)。

いわゆる個人のレビューサイトなるものも、近寄らない(とゆーか、よく知らない)ので、←でリンクしてる方の日記を、参考にさせて頂くくらい。

で。いくら情報収集しても、どんなに観たい映画があったとしても…そのすべてが私が住む田舎で公開されるとは限りませ〜〜〜ん。

…というわけで、前回に続き「観たいけど観れない(または観れなかった)、思わずためいきがもれてしまう映画」のリストば、as follows!……はあ〜…。


<7月のためいき映画>

1.「ムーミン パペットアニメーション」
日本公式サイト→http://www.moomin-cinema.com/

前回「ためいき予定リスト」に入れた作品。やっぱり観れませんでした。平日の早朝(しかも東京)から観れるか!…と思ってたら、どうやら12月にDVDセットが出るらしく、いそいそとその値段を調べてみれば…「い〜でじ!映画館」で15200円也(定価は19000円也)。……。買えるか〜〜〜っっ!!

せめて…レンタルビデオ屋さんで並ばないかニャ〜…。
……はあ……。


2.「パンチドランク・ラブ」
日本公式サイト→http://pdl.eigafan.com/

秋林スキスキ〜♪アダム・サンドラーが主演で、映画評論家スキスキ〜♪ポール・トーマス・アンダーソン(以下、PTA)監督の映画。やっぱり田舎では公開されませんでした。ふ〜〜〜〜んだっ!!

監督のPTAについては――「ブギーナイツ」と「マグノリア」しかまだ観てないのですが、「才能あるのは(こんな私でも)よ〜くわかるんだけど、体の調子がイマイチのときに彼の作品を観るのは…正直しんどい」という印象。

がしか〜し!

「僕はアダム・サンドラーの大ファンなんだ」

…というPTA発言を聞き、私の中で彼への好感度は赤丸急上昇〜!!…こ…これはイケるかも!?

PTAのおかげで、トムトムはオスカー助演男優ノミニーになったし(「マグノリア」)、マーク・ウォールバーグは息を吹き返したし(「ブギーナイツ」)…その才能が素晴らしいってことは、よくわかりますですよ。…でも主演はサンドラーなんだよニャ〜…。

サンドラーを「最悪」だの「低俗」だのと、今までさんざんコキ下ろしていた、海の向こうの評論家のみなさん。そんな彼らがこぞって大絶賛するPTA。いったいPTAはサンドラーをどう演出し、そして評論家のみなさんは、どう評価したのニャ?

…と思って、いろいろ調べてみたところ…

「サンドラーとアンダーソンのコラボレーションは素晴らしい。棘はあるが、ちょっぴりスウィートな奇妙さと傷つけられた純粋さを描くこの映画は、お互いの作品の中でナンバーワンだ」(Peter Keough Boston Phoenix)

「サンドラーの演技はトリックでも編集上のミラクルでもない;溢れ出す感情をひたむきに注ぎ込んで、怖いくらいにリアルで素晴らしい。彼の演技は今年一番だ」(Norm Wilner Toronto Metro)

「ちょっと不思議な雰囲気だけど、結局やっぱりいつもの『サンドラーもの』」(私のサンドラー仲間代表:友人E 米国人)

………ニャるほど。
とりあえず、DVDで鑑賞するときの参考にさせて頂きます。

でも「いつものサンドラーもの」だったら、エミリー・ワトソンが相手役になることなんて絶対ナイ!と思うんだけど…。彼女を配役してるあたり、「痛痛痛痛痛痛〜っ!」(←漢字なのが最大のポイント)。まさにPTA節炸裂な配役だよニャ…。

ただ、「サンドラーもの」らしく、本編が95分ってのは嬉しい。3時間なんて観てられないもん…。

……はあ……。


<8月のためいき映画>

1.「スウェプト・アウェイ」
日本公式サイト→http://www.spe.co.jp/movie/worldcinema/sweptaway/

マドンナ主演の2002年度ラジー大賞受賞作。
…筋肉モリモリな有閑マダム役のマドンナが観たかったのに…。

♯ラジー(ゴールデンラズベリー)賞とは?
その年最低の映画に対して贈られる賞。オスカー受賞式の(だいたい)前日あたりに、ひっそりと発表される。

……はあ……。

2.「デス・フロント」
日本公式サイト→(どうやら)ない模様

観に行こうと思って映画館へ行ったら、公開が終わってました。2週間で終わってしまった…ギャガ(配給会社)100本斬りの1本だったってことか…。

ちなみに「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベル主演の戦場ホラーもの…だったらしい。この手の映画が田舎で公開されるなんて珍しいから、観に行こうと思ったのに…。


3.「ビタースウィート」
日本公式サイト→http://www.spe.co.jp/movie/worldcinema/bittersweet/index.html

17歳の女の子が恋愛・友情・家庭で悩む、キュートでちょっとせつない青春映画(たぶん)。まりゅうさ〜ん!これドイツ映画っすよ〜。

ガールズ・ムービーとかチェリーボーイ・ムービーとか…そーゆー青春ものは、昔っから大得意なの!!(80年代にそーゆー映画が量産されたからだ〜!)…おう!!まかせとけ〜〜っっ!!

↓そーゆー映画一覧(ごく一部)
「青い体験」「プライベート・スクール」「初体験リッジモンド・ハイ」「ポーキーズ」「グローイングアップ」から、「アウトサイダー」「卒業白書」「エンドレス・ラブ」「青い珊瑚礁」「パラダイス」、「ラ・ブーム」「リトル・ダーリング」、「恋しくて」「プリティ・イン・ピンク」「フェリスはある朝、突然に」(ジョン・ヒューズの青春ムービー)。

あげりゃもっと出てくる…でも、こんな話題が楽しいのは私だけか〜…。これが本当の「ひとり上手」だニャ…。

……はあ……。


<10月ためいき予定映画>

1.ルールズ・オブ・アトラクション
日本公式サイト→http://www.rules-jp.com/

毎月必ずチェックしている、ソニー・マガジンズの文庫レーベル「village Books」。今月発売された中に、私が注目している作家ブレット・イーストン・エリス(「アメリカン・サイコ」「レス・ザン・ゼロ」など)の本があって、それを映画化したのが、この「ルールズ・オブ・アトラクション」。

↓「ルールズ・オブ・アトラクション」(villagebooks)
http://www.villagebooks.jp/fiction/index.html#4

けっこう問題作なので、日本でやってくれるかどうかわかんなかったけど、どうやら公開してくれるみたいです。でも…田舎じゃ(以下略)。

……はあ…。


いまのところこれくらい…かニャ?


では、また♪
今秋、「インディ・ジョーンズ」3部作のDVDがセットになって発売されます。

↓「アドベンチャーズ・オブ・インディ・ジョーンズコンプリートDVD」(パラマウント)
http://www.uipjapan.com/phej/indianajones/index.htm

ちょっとお高めなので、購入するかどうかずっと悩んでいたところに、こんなニュースが飛び込んできました。

↓リバー・フェニックスの未公開映像、11・7日本初公開(Yahoo!JAPAN)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030927-00000003-sks-ent

………。
記事を読了後、そのまま「い〜でじ!映画館」で「インディ3部作DVD」の予約をしてしまいました。

このときの若き日のインディ役が大評判となり、90年代に「ヤング・インディ」なるTVシリーズが製作されたっけニャ…(でもリバーは、TV版インディのオファーを断ったけど)。

ああ…リバーの映像を見たら泣いちゃうかもしれない…。

私(の世代)にとって、彼は非常に特別な存在だったのです。

↓リバー・フェニックスのファンサイト
http://www.river-phoenix.org/
(生前のリバーの写真が数多くUPされています)

上記サイトのTOPには、彼の妹であるサマー・フェニックスの「兄のことを思ってくれていてありがとう」といった一文があります。

彼の美しさと演技力は、本当に素晴らしいものでした。

でも弟(ホアキン)や妹(サマーたち)とは、顔立ちだけでなく雰囲気までもが違ってたよニャ…。

↓ホアキン・フェニックス(msn.com)
http://entertainment.msn.com/celebs/celeb.aspx?c=297883

…似てないでしょ?
妹のサマー(「ディナーラッシュ」で、画家志望のウェイトレス演じてた)も似てません。

↓サマー・フェニックス(IMDb)
http://www.imdb.com/name/nm0001619/

彼にはほかにも妹がいるのですが、やっぱり似てません。
母親の写真を見ても……似てない…。

う〜む…フェニックス家のDNAの神秘を感じてしまうナリね…。

来月でリバーが亡くなって10年経ちます。

「マイ・プライベート・アイダホ」(1991)で来日したとき、雑誌(「potatoes」だったかニャ?)に岡本健一との対談記事が載っていました。ふたりとも音楽好きだったためか意気投合し、「いつかセッションしよう」という約束まで交わしていました(その後、リバーが亡くなったとき、岡健もそうとうショックを受けたと、なにかの雑誌で読みました)。

彼の親友だったキアヌ・リーブスも、「ああ、あのリバーと友達の俳優ね」という云われ方なんて、もうされません。

…時の流れをつくづく感じます。

亡くなったことで、彼を神格化するつもりはありません。
それでも彼は特別な人でした。

彼の同世代俳優が活躍していると、ときどきなんとなくせつなくなるのは――私の中でいまだにリバーの存在が大きいからでしょうね…。

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